2009年04月17日
ハイブリッドカーのエコとエコ
先月プリウスの価格についての、こんなブログを書いて、その続きを書くのをさぼっているうちに、新型プリウスの価格が引き下げられるということがあった。
新型プリウスはまだ発売されていないが、数日前、すでに予約が4万台入っていると報じられた。4万台といわれても、それがどの程度の意味を持つのかピンとこない人のほうが多いかもしれない。月間販売台数の目安は
1万台 よく売れている
5千台 売れている
3千台 少し売れている
もちろんコンパクトカーとスポーツカーを一緒に較べることは無理があるし、自動車メーカーによる規模の違いも無視できないが、普通のクルマ(定義が難しけれど)なら、これくらいが基準。詳しく知りたければ、こっちで。
だから発売前に4万台の予約が入っているというのは、すごいことなのである。たぶんギネス級の記録のはず。プリウスの値下げに出鼻をくじかれたとはいえホンダのインサイトもよく売れている。発売直後に1万8千台を受注したと聞く。
というわけでハイブリッドカーに対する消費者の関心は高い。それはもちろんエコ=燃費がいい(エコノミー)であり、それはエコ=地球に優しい(エコロジー)と思われているからである。
本当にそうか?
まずエコノミー。
前のブログに書いたように、ホンダは技術で、トヨタは販売戦略でと違いはあるが、とにかくハイブリッドと同クラスの普通のガソリン車との価格差は現在50万円となった。メーカーが国交省に届け出ている燃費は
新型プリウス:38キロ/リッター
カローラ: 18キロ/リッター
つまりプリウスはほぼ同じ大きさのカローラより
50万円高いが、燃費は2倍いい。
年間1万キロ走るとする。(自家用車の平均がこれくらいといわれている)
新型プリウス:1万キロ÷38キロ=263リッターのガソリンが必要
カローラ :1万キロ÷18キロ=556リッターのガソリンが必要
だからカローラは556ー263=333リッター余分にガソリンが必要。
ガソリン価格をリッター120円とすると
120円×333リッター =3万9960円
そして50万円の元を取るには
50万円÷3万9960円=12年と半年!!
ちなみに去年の今頃は、ガソリン価格が200円になるのではないかという勢いだった。その200円で計算しても、50万円の元を取るには7年半かかる。プリウスより小さいトヨタのヴィッツなら価格は130万円で燃費は20キロ/リッターである。ヴィッツではなくプリウスを買って元を取るのに何年かかるかは自分で計算してみて。もし暇なら、実用燃費で比較するとか、エコカー減税の費用も計算するとかも。それでも、どう計算したって元は取れないから。
結論:ハイブリッドカーは、別にエコノミーなクルマではないのである。
5年で考えるならば、3万9960円×5年=約20万円。これくらいの価格差になればガソリン代で元が取れる。下取りはハイブリッドカーのほうが高いからその差額がエコになる。エコ重視の人はご参考に。
次にエコロジー。
燃費がいいということは、ガソリンの消費が少ないわけだから、ガソリンを燃やして出る排気ガスも少ない。排気ガスには、今や地球温暖化の代名詞となったCO2(二酸化炭素)も含まれている。
「CO2削減」という言葉を聞かない日はない。たぶんほとんどの人はCO2を削減できれば地球温暖化を防げると考えているはず。世の中、そんな論調である。
ところで、地球にはどれだけのCO2があるのか。
温暖化キャンペーンではちっとも話題にならないが、空気のほとんどは約8割の窒素と、約2割の酸素で組成されていて、CO2は濃度にして0.037%しかない。1万分の3.7である。人間の生産活動によってCO2が増加したといわれるが、産業革命以前、つまり工業化社会でなかった時代のCO2濃度は0.028%だとされている。産業革命は1760年代から。工業化が増やしたCO2濃度は250年間で0.009%でしかない。
地球温暖化の原因がCO2なのか、そもそも本当に地球は温暖化の方向に進んでいるのかについては諸説ある。なかには「トンデモ・マユツバ」な理論もあるけれど、信頼できそうな人の「CO2が原因で地球が温暖化している」あるいは「CO2は原因ではない」または「地球は温暖化していない」という理論を読んでも、こっちの知識が追いつかないから、どっちが本当なのかはさっぱりわからない。いえることは、マスコミが騒ぎ立てていることは鵜呑みにするなということくらいである。
1760年代といえば江戸時代の中頃。その頃から較べて世界がどれだけ近代化、工業化したか。それだけの生産活動をしてCO2濃度の上昇は0.009%である。つまりCO2は、もともととても少ないし、人間が発生させるCO2は誤差レベルの分量でしかない。(ほとんどのCO2は自然界で発生する)
だからハイブリッドカーなら地球に優しいと思うのは、単なる自己満足、またはメーカーのマーケティングにノセられているだけと考えたほうがいいかもしれない。ノセるのが仕事の私がいうのも気が引けるけれど。
新型プリウスはまだ発売されていないが、数日前、すでに予約が4万台入っていると報じられた。4万台といわれても、それがどの程度の意味を持つのかピンとこない人のほうが多いかもしれない。月間販売台数の目安は
1万台 よく売れている
5千台 売れている
3千台 少し売れている
もちろんコンパクトカーとスポーツカーを一緒に較べることは無理があるし、自動車メーカーによる規模の違いも無視できないが、普通のクルマ(定義が難しけれど)なら、これくらいが基準。詳しく知りたければ、こっちで。
だから発売前に4万台の予約が入っているというのは、すごいことなのである。たぶんギネス級の記録のはず。プリウスの値下げに出鼻をくじかれたとはいえホンダのインサイトもよく売れている。発売直後に1万8千台を受注したと聞く。
というわけでハイブリッドカーに対する消費者の関心は高い。それはもちろんエコ=燃費がいい(エコノミー)であり、それはエコ=地球に優しい(エコロジー)と思われているからである。
本当にそうか?
まずエコノミー。
前のブログに書いたように、ホンダは技術で、トヨタは販売戦略でと違いはあるが、とにかくハイブリッドと同クラスの普通のガソリン車との価格差は現在50万円となった。メーカーが国交省に届け出ている燃費は
新型プリウス:38キロ/リッター
カローラ: 18キロ/リッター
つまりプリウスはほぼ同じ大きさのカローラより
50万円高いが、燃費は2倍いい。
年間1万キロ走るとする。(自家用車の平均がこれくらいといわれている)
新型プリウス:1万キロ÷38キロ=263リッターのガソリンが必要
カローラ :1万キロ÷18キロ=556リッターのガソリンが必要
だからカローラは556ー263=333リッター余分にガソリンが必要。
ガソリン価格をリッター120円とすると
120円×333リッター =3万9960円
そして50万円の元を取るには
50万円÷3万9960円=12年と半年!!
ちなみに去年の今頃は、ガソリン価格が200円になるのではないかという勢いだった。その200円で計算しても、50万円の元を取るには7年半かかる。プリウスより小さいトヨタのヴィッツなら価格は130万円で燃費は20キロ/リッターである。ヴィッツではなくプリウスを買って元を取るのに何年かかるかは自分で計算してみて。もし暇なら、実用燃費で比較するとか、エコカー減税の費用も計算するとかも。それでも、どう計算したって元は取れないから。
結論:ハイブリッドカーは、別にエコノミーなクルマではないのである。
5年で考えるならば、3万9960円×5年=約20万円。これくらいの価格差になればガソリン代で元が取れる。下取りはハイブリッドカーのほうが高いからその差額がエコになる。エコ重視の人はご参考に。
次にエコロジー。
燃費がいいということは、ガソリンの消費が少ないわけだから、ガソリンを燃やして出る排気ガスも少ない。排気ガスには、今や地球温暖化の代名詞となったCO2(二酸化炭素)も含まれている。
「CO2削減」という言葉を聞かない日はない。たぶんほとんどの人はCO2を削減できれば地球温暖化を防げると考えているはず。世の中、そんな論調である。
ところで、地球にはどれだけのCO2があるのか。
温暖化キャンペーンではちっとも話題にならないが、空気のほとんどは約8割の窒素と、約2割の酸素で組成されていて、CO2は濃度にして0.037%しかない。1万分の3.7である。人間の生産活動によってCO2が増加したといわれるが、産業革命以前、つまり工業化社会でなかった時代のCO2濃度は0.028%だとされている。産業革命は1760年代から。工業化が増やしたCO2濃度は250年間で0.009%でしかない。
地球温暖化の原因がCO2なのか、そもそも本当に地球は温暖化の方向に進んでいるのかについては諸説ある。なかには「トンデモ・マユツバ」な理論もあるけれど、信頼できそうな人の「CO2が原因で地球が温暖化している」あるいは「CO2は原因ではない」または「地球は温暖化していない」という理論を読んでも、こっちの知識が追いつかないから、どっちが本当なのかはさっぱりわからない。いえることは、マスコミが騒ぎ立てていることは鵜呑みにするなということくらいである。
1760年代といえば江戸時代の中頃。その頃から較べて世界がどれだけ近代化、工業化したか。それだけの生産活動をしてCO2濃度の上昇は0.009%である。つまりCO2は、もともととても少ないし、人間が発生させるCO2は誤差レベルの分量でしかない。(ほとんどのCO2は自然界で発生する)
だからハイブリッドカーなら地球に優しいと思うのは、単なる自己満足、またはメーカーのマーケティングにノセられているだけと考えたほうがいいかもしれない。ノセるのが仕事の私がいうのも気が引けるけれど。