2009年04月24日

契約書についてのアレコレ

昨日とは打って変わり、
薄いコートが欲しいくらいの肌寒い天気である。
草君も、今日に飲みに行けば、
脱ごうという気分にはならなかったかも(^^ゞ


彼の出演していた番組やCMを中止し、新たに別のタレントを起用して作り替えるーーートップアイドルで本数も多いから億単位のカネが必要になる。CMを中止している間は、その商品の売り上げも落ちる。あれやこれやを考えると、今回の事件の経済損失は約50億円という試算もある。


生身の人間をキャラクターに使う限り、その人物が不祥事やスキャンダルを起こす可能性は常にある。その場合の損害賠償の取り決めは契約に盛り込まれているのかな?




一般論だけれど、日本の契約書と、外国の契約書はちょっと内容というか考え方が違う。日本の契約書には「こういう約束をする」という内容が書いてある。外国の契約書は、それに加えて「その約束が守れなかったときは、こういう償いをする」という内容が、場合によっては約束よりたくさん書かれている。

注)ここでいう外国とは、主に欧米という意味であるが、アジアの国でも国際取引は欧米風(グローバルスタンダード?)な場合が多い。


考えてみれば、契約書を引っ張り出さなければならないのは、何かトラブルがあったときだから、約束が守れなかったときの取り決めをしておくのは合理的である。しかし日本人のメンタリティとしては契約というコトの初めに、うまくいかなかったときのことを想定するのは抵抗感がある。何かあったときも、ナアナア、穏便に解決するという国民性もある。だから償いの取り決めをしておくほうが合理的だとしても、国内の取引なら日本風の契約書でも、トータルで考えればヨシとすべきなのかも知れない。

ちなみに、どれくらいの人が実践しているかは知らないが、アメリカの金持ちは、婚約の時に、離婚した場合の財産分与の取り決めをするらしい。しかも、双方の弁護士を交えて。


さて
日本はナアナアだけれど、欧米は契約社会だから、契約書の取り決めは重いーーーと、たぶん多くの人は思っている。

私もそう思っていたのだが、多少海外との仕事をしてわかったのは、


   契約書の取り決めは絶対である。
   でもビジネスだから、途中で事情がイロイロと変わる。
   その場合、契約書の内容変更を頻繁に求められる。

ということである。


  私「契約と違うじゃないか(怒)」
  客「だから、契約を変更しようと言ってるじゃないか(怒)」


もちろん既に締結してある契約が優先するから、私が譲らず裁判にでもなれば私が勝つ。でも、毎回そんなことをしていればビジネスは成り立たない。契約書があるから安心というわけではなくビジネスは常に戦いでもある。



話は戻って草君。
稲垣君の謹慎は4ヶ月だったらしいから、彼も秋ぐらいには復帰?
トヨタは彼のCMを打ち切ったけれど、
ハウス食品さん、「ウコンの力」のキャラクターにどう?

wassho at 19:14│Comments(0) マーケティング、ビジネス 

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