2010年02月16日
国母選手と河野太郎

それにたぶん、あの記者会見で「くだんねえこと質問するなよ、くそマスコミがぁ」という無言のメッセージで馬鹿にされた仕返し心理も多分に働いている。図星だったから、余計にむかついている(^^ゞ
いくつかのスポーツはファッションと密接に結びついている。サーファーファッションが有名だけれど、ほかにもラガーマンなら紺のエンブレムが縫い付けられたブレザーが似合うというように。そしてスノーボーダーなんだから彼のファッションに違和感はない。ちょっとサングラスが大きすぎる気はするが。
あの格好で天皇陛下に会いに行ったわけでもあるまいし、移動中に自分の好きなような着こなしをして、なぜ謝罪をさせられなければいけないのか理解に苦しむ。理解に苦しむというより、開会式を欠席させたJOCや、出場取り消しに動いたスキー連盟や、応援会を中止した彼が在籍する大学と私は価値観が合わない。JOCなどには抗議の電話が1000件近くあったらしい。自分が優位に立てるなら文句をつけずにはいられないクレーマー体質の人間がそれだけいるということか。
おそらくこんな風に考える私は少数派だと自覚しているので、窮屈でうっとおしい社会だと感じる。正確に言うならば私と同じように感じる人は少数ではないとしても、世間が国母バッシングをしているときに、好きこのんで反対意見を述べる人間はやはり少数派だ。
河野太郎は自民党の国会議員である。
先の総裁選挙にも出た。
彼のブログに、この問題についてのまっとうな意見が載っていたので紹介しておく。
手抜きかな?
http://www.taro.org/2010/02/post-716.php
前半はすばらしい内容である。こういう人間がいるなら自民党も捨てたものじゃない。もっとも総裁選では玉砕してたけれど。中盤は論理がちょっと迷走している。まあブログだから、そんなに時間をかけて書くわけではないからよしとしよう。私のブログもそういう風に読んでもらいたい(^^ゞ
後半の橋本団長がお通夜に黒いスーツを着るというのは、何度も読み返してみたが(人のブログには厳しい!)意味がわからない。眼鏡の話は、ずっと彼のブログを読んでいたらわかる内容なのかな?
昔メールマガジンというものが誕生したときには、あれこれ登録して読んでいた。河野太郎も書いていて、当時、国会議員のメールマガジンというのは珍しかったので登録してみた。今はブログになってRSSリーダーでおもしろそうな見出しを見つけたときだけ読んでいる。別に支持者ではないし選挙区も違う。
何だったか忘れたが(本当は覚えているが大人の事情で言葉を濁す)河野太郎が、ある新しい政策問題についてメールマガジンで意見を述べていた。全く偶然なんだけれど、とある企業の役員と話をしているとき、その政策の話になった。
「若手(当時)の国会議員なら河野太郎あたりが、それについてよく勉強しているみたいですね」と雑談のつもりで話した。しばらくして何かの書類が届いたときに「河野先生の件は大変参考になりました」と添えられていた。他の担当者とのやりとりから、どうやらこの役員は私が河野太郎の知り合いだと勘違いしているということがわかった。
パソコンやITに疎いジイサンの役員に、当時の最先端であるメールマガジンといってもわからないから、彼の意見はメールマガジンで読んだとは伝えていなかった。そんなことはすっかり忘れた半年ほどたったころ、その役員から河野太郎とのアポを取り次いで欲しいと連絡があった。
困った。
話を聞くと、裏工作というほどのことではないが、とある問題について議員・官僚を取り込みたいという意図が見えたので「私はマーケティングのお手伝いはするが、そういう類の仕事はしない」と断った。その方はもう亡くなったが「wassho先生は気骨のあるコンサルタントだ」と誉めてくれていたそうである。メールマガジンだとばれずに助かった(^^ゞ
さて国母選手。オリンピックでいい成績を残しても残さなくても、閉会するときはまた一悶着あるだろう。帰国するときの服装もマスコミが事細かに報道するはずだ。でも君を応援する少数派はいっぱいいるから(表現がおかしいけれど)がんばって!
一緒に腰パンつきあいたくても腹がででいて似合わないもんで。
wassho at 20:31│Comments(0)│
│社会、政治、経済