2010年04月26日
革シートの話3
今日は革シートとは何の関係もない話であるが、革の匂いのことを前回書いたついでに。
新車には新車独特の匂いがある。
新車らしい新しい感じがして好きという人もいれば、あの匂いを嗅ぐと酔うとか頭が痛くなるという人もいる。
あの匂いの主役は内装に使われている接着剤の匂い。また車内のシートやダッシュボードその他のプラスティックあるいはビニール類からでている匂いである。化学的には揮発性有機化合物といわれるホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、トルエンなどで、まあ簡単にいえば有害物質の匂いである。だから、あの匂いを嗅ぐと酔うとか頭が痛くなるという人の方が正しい。
建材の揮発性有機化合物が原因のシックハウスというのが問題になっているが、新車車内の揮発性有機化合物濃度は住宅より高いという話も聞く。また揮発性の物質だから、炎天下に駐車して車内の温度が高温になると濃度は一層高くなる。もっともクルマの場合は住宅と違って、走っているときに少し窓を開ければ充分に換気されるから、それを心がけていれば大きな問題になることは少ない。
ところで、クルマを製造するときにどんな接着剤を使うかの技術は日本が一番進んでいる(と思う)。接着剤が変われば同じ揮発性有機化合物でも多少は匂いが変わる。それで外車の新車に乗ると、ちょっと懐かしい新車の匂いがする(ような気がする)。古いタイプの接着剤を使っているんだと密かに思っているけれど、あまり確信はない。
ちなみに新車の香りがする香料スプレーというものはカー用品店に行けば売られている。業務用の商品もあって、それを使っているのは中古車屋。目隠しテストをして、あの匂いを嗅がせればいい匂いだという人はあまりいないはずだが、新車という記憶と結びついているから、いい匂いに感じるのだろう。人間の感覚は不思議である。
新車には新車独特の匂いがある。
新車らしい新しい感じがして好きという人もいれば、あの匂いを嗅ぐと酔うとか頭が痛くなるという人もいる。
あの匂いの主役は内装に使われている接着剤の匂い。また車内のシートやダッシュボードその他のプラスティックあるいはビニール類からでている匂いである。化学的には揮発性有機化合物といわれるホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、トルエンなどで、まあ簡単にいえば有害物質の匂いである。だから、あの匂いを嗅ぐと酔うとか頭が痛くなるという人の方が正しい。
建材の揮発性有機化合物が原因のシックハウスというのが問題になっているが、新車車内の揮発性有機化合物濃度は住宅より高いという話も聞く。また揮発性の物質だから、炎天下に駐車して車内の温度が高温になると濃度は一層高くなる。もっともクルマの場合は住宅と違って、走っているときに少し窓を開ければ充分に換気されるから、それを心がけていれば大きな問題になることは少ない。
ところで、クルマを製造するときにどんな接着剤を使うかの技術は日本が一番進んでいる(と思う)。接着剤が変われば同じ揮発性有機化合物でも多少は匂いが変わる。それで外車の新車に乗ると、ちょっと懐かしい新車の匂いがする(ような気がする)。古いタイプの接着剤を使っているんだと密かに思っているけれど、あまり確信はない。
ちなみに新車の香りがする香料スプレーというものはカー用品店に行けば売られている。業務用の商品もあって、それを使っているのは中古車屋。目隠しテストをして、あの匂いを嗅がせればいい匂いだという人はあまりいないはずだが、新車という記憶と結びついているから、いい匂いに感じるのだろう。人間の感覚は不思議である。
wassho at 21:26│Comments(0)│
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