2010年06月27日
よかったね(歓)ついでにワールドカップと高校野球の考察
対デンマーク戦。
引き分けで1次リーグ突破できるのだから、キーパー以外の10人も全員でゴール前に並んでずっと守ってもいいのに(^^ゞと、試合前は思っていたけれど、ふたを開けてみると
完勝だった
いっちゃ悪いが楽勝
次のパラグアイにも勝つゾ!!!
キックオフは金曜の午前3時半だったから、予定では見るつもりはなかった。サッカーをネタにブログを書いても、私はその程度のサッカーファンである。しかし幸か不幸か先週はやたら忙しく、終電に間に合って帰れたのは1日だけ。その日も家に帰ってきたのは午前3時頃だったので、そのままワールドカップ観戦。
前半のしばらくはデンマークペースだったように思う。ピッチを大きく使うというかサイドに広く展開する布陣が印象的。しかし日本もそうだが、サイドからパスを入れて攻撃するというのは合理的かも知れないが、私は何となくつまらなく感じてしまう。やっぱり中央をドリブルや連係プレーで突破していく華麗なサッカーが好き。実はコーナーキックというルールなんて廃止してしまえと、コソッと思っていたりする。あれは選手の技術というより偶然の要素が大きすぎる。でもドキドキ・ワクワクするから楽しいけれど。
得点はできなかったものの、松井と長谷部(この大会が始まるまで知らなかった2人もしっかり覚えた)が、ちょっと私好みなプレーをする。「わっ、外国の選手みたい」と喜ぶ。その後、本田と遠藤がそれぞれの「びっくりフリーキック」を2本決めて前半終了。
ところが解説者は2ー0で先制するのは、あまりよくないパターンだというようなことをいう。試合後のインタビューで岡田監督も同じことを言っていた。なんで? サッカーで2点をひっくり返すのはとても大変なはず。ワールドカップ限定のにわかサッカーファンなので意味するところがよくわからない。
後半のデンマークは焦っていたのか、なんかバラバラな感じ。日本は危なげなく戦いを進める。途中オランダとカメルーンの試合経過が入ってきて、このままだと日本は2位通過で次の対戦はどの国だとか、もしオランダが負ければ日本は1位通過だとか解説者にも楽勝ムードが漂う。ペナルティキックで1点取られたが、ダメ押しの1点も決めて結果は3ー1で、めでたく1次リーグ突破。
ところで
前々回6月20日のエントリーに、サッカーが人々を魅了するのは「手を使ってはいけないという人間の能力を制限するルールによって、試合の得点差が少なく、ひいきのチームが勝てる可能性があると感じられるから」と書いた。サッカーが隠れ持つ特質である。ところで同じようなことがワールドカップにもいえる。
サッカーのワールドカップは、やや変わった方法で運営されている。地域予選(大陸別)にも特色があるが長くなるから省略。とにかく世界32チームが参加する。その先をざっとおさらいすると、
●32チームを4チームずつ8つのグループに分ける。
●各グループの中で総当たりのリーグ戦を行う(各国は3試合を戦う)
●リーグ戦2位までが決勝トーナメントに進める。
つまりリーグ戦と、勝ち残り戦のトーナメントのミックスである。ミソはもちろん前半のリーグ戦にある。自国のチームがワールドカップに出場しても、それがすべてトーナメント形式なら、1回戦で負ければ、そこでジ・エンド。ほとんどの人はワールドカップに興味を失う。見続けるのは一部の本当のサッカー好きだけだ。
しかしワールドカップのリーグ戦は、その条件の説明は省略するが、2連敗しても、他国の勝敗の状況によっては、3戦目に勝利すれば決勝トーナメントに出場できる可能性が残る。つまり、すべてをトーナメントでおこなうより、人々の興味をワールドカップに長く引きつけておくことができる。付け加えるならば、リーグ2位まで決勝に出場できるというのがキモである。
と、あれやこれやで我々は自国チームの試合ごとの成績に一喜一憂することになる。手を使ってはいけないというルールは、もともと自然発生的に生まれたものだろうが、ワールドカップの2位まで決勝トーナメントに出場できるというリーグ戦との組み合わせ運営は、そのマーケティング効果を最大限に高めるために決められたものに違いない。まあ、いいか。同じアホなら踊らなやソンソン(^^ゞ
ところで高校野球。
昔は50%近い視聴率があったのに、最近はヤットコサ30%という状況。もちろん高校野球は完全なトーナメント形式である。そろそろ知恵を絞ってもいい時期かも。
現在の都道府県別になっている出場校を絞り込む必要があるが、まあ道州制の予行演習になるかも。(最近、道州制の議論はまったく聞かなくなったな)決勝トーナメントはもちろん甲子園でやるとして、1次リーグはワールドカップと同じように日本各地で開催すれば地域おこしのきっかけにもなる。生まれ故郷以外の地域と触れ合うことは、出場する高校生にもいい経験になるだろう。
サッカーと違って野球はピッチャー以外は毎日プレーできるから、日程的にもそんなに今と違わないはず。常に全力で戦うトーナメント戦と違って、リーグ戦には戦略も必要だから教育効果も高い? 甲子園とその他と遠征する場所が1つ増えるので、出場校の経済的負担も増えることになる。しかし視聴率が上がれば放映権料も増えるから、その分を補助に回せばいい。
石頭揃いの高野連に私は提案する気はないが、
高校野球ファンの、どなたか是非。
引き分けで1次リーグ突破できるのだから、キーパー以外の10人も全員でゴール前に並んでずっと守ってもいいのに(^^ゞと、試合前は思っていたけれど、ふたを開けてみると
完勝だった
いっちゃ悪いが楽勝
次のパラグアイにも勝つゾ!!!
キックオフは金曜の午前3時半だったから、予定では見るつもりはなかった。サッカーをネタにブログを書いても、私はその程度のサッカーファンである。しかし幸か不幸か先週はやたら忙しく、終電に間に合って帰れたのは1日だけ。その日も家に帰ってきたのは午前3時頃だったので、そのままワールドカップ観戦。
前半のしばらくはデンマークペースだったように思う。ピッチを大きく使うというかサイドに広く展開する布陣が印象的。しかし日本もそうだが、サイドからパスを入れて攻撃するというのは合理的かも知れないが、私は何となくつまらなく感じてしまう。やっぱり中央をドリブルや連係プレーで突破していく華麗なサッカーが好き。実はコーナーキックというルールなんて廃止してしまえと、コソッと思っていたりする。あれは選手の技術というより偶然の要素が大きすぎる。でもドキドキ・ワクワクするから楽しいけれど。
得点はできなかったものの、松井と長谷部(この大会が始まるまで知らなかった2人もしっかり覚えた)が、ちょっと私好みなプレーをする。「わっ、外国の選手みたい」と喜ぶ。その後、本田と遠藤がそれぞれの「びっくりフリーキック」を2本決めて前半終了。
ところが解説者は2ー0で先制するのは、あまりよくないパターンだというようなことをいう。試合後のインタビューで岡田監督も同じことを言っていた。なんで? サッカーで2点をひっくり返すのはとても大変なはず。ワールドカップ限定のにわかサッカーファンなので意味するところがよくわからない。
後半のデンマークは焦っていたのか、なんかバラバラな感じ。日本は危なげなく戦いを進める。途中オランダとカメルーンの試合経過が入ってきて、このままだと日本は2位通過で次の対戦はどの国だとか、もしオランダが負ければ日本は1位通過だとか解説者にも楽勝ムードが漂う。ペナルティキックで1点取られたが、ダメ押しの1点も決めて結果は3ー1で、めでたく1次リーグ突破。
ところで
前々回6月20日のエントリーに、サッカーが人々を魅了するのは「手を使ってはいけないという人間の能力を制限するルールによって、試合の得点差が少なく、ひいきのチームが勝てる可能性があると感じられるから」と書いた。サッカーが隠れ持つ特質である。ところで同じようなことがワールドカップにもいえる。
サッカーのワールドカップは、やや変わった方法で運営されている。地域予選(大陸別)にも特色があるが長くなるから省略。とにかく世界32チームが参加する。その先をざっとおさらいすると、
●32チームを4チームずつ8つのグループに分ける。
●各グループの中で総当たりのリーグ戦を行う(各国は3試合を戦う)
●リーグ戦2位までが決勝トーナメントに進める。
つまりリーグ戦と、勝ち残り戦のトーナメントのミックスである。ミソはもちろん前半のリーグ戦にある。自国のチームがワールドカップに出場しても、それがすべてトーナメント形式なら、1回戦で負ければ、そこでジ・エンド。ほとんどの人はワールドカップに興味を失う。見続けるのは一部の本当のサッカー好きだけだ。
しかしワールドカップのリーグ戦は、その条件の説明は省略するが、2連敗しても、他国の勝敗の状況によっては、3戦目に勝利すれば決勝トーナメントに出場できる可能性が残る。つまり、すべてをトーナメントでおこなうより、人々の興味をワールドカップに長く引きつけておくことができる。付け加えるならば、リーグ2位まで決勝に出場できるというのがキモである。
と、あれやこれやで我々は自国チームの試合ごとの成績に一喜一憂することになる。手を使ってはいけないというルールは、もともと自然発生的に生まれたものだろうが、ワールドカップの2位まで決勝トーナメントに出場できるというリーグ戦との組み合わせ運営は、そのマーケティング効果を最大限に高めるために決められたものに違いない。まあ、いいか。同じアホなら踊らなやソンソン(^^ゞ
ところで高校野球。
昔は50%近い視聴率があったのに、最近はヤットコサ30%という状況。もちろん高校野球は完全なトーナメント形式である。そろそろ知恵を絞ってもいい時期かも。
現在の都道府県別になっている出場校を絞り込む必要があるが、まあ道州制の予行演習になるかも。(最近、道州制の議論はまったく聞かなくなったな)決勝トーナメントはもちろん甲子園でやるとして、1次リーグはワールドカップと同じように日本各地で開催すれば地域おこしのきっかけにもなる。生まれ故郷以外の地域と触れ合うことは、出場する高校生にもいい経験になるだろう。
サッカーと違って野球はピッチャー以外は毎日プレーできるから、日程的にもそんなに今と違わないはず。常に全力で戦うトーナメント戦と違って、リーグ戦には戦略も必要だから教育効果も高い? 甲子園とその他と遠征する場所が1つ増えるので、出場校の経済的負担も増えることになる。しかし視聴率が上がれば放映権料も増えるから、その分を補助に回せばいい。
石頭揃いの高野連に私は提案する気はないが、
高校野球ファンの、どなたか是非。
wassho at 22:07│Comments(0)│
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