2010年09月22日

主任検事を証拠隠滅容疑で逮捕

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以下は朝日新聞より引用
  2010年9月21日21時51分

  最高検、主任検事を証拠隠滅容疑で逮捕

  郵便割引制度を悪用した偽の証明書発行事件をめぐり、押収品の
  フロッピーディスク(FD)のデータを改ざんしたとして、最高検は21
  日夜、大阪地検特捜部でこの事件の主任を務めた前田恒彦検事(43)
  を、証拠隠滅の容疑で逮捕した。


びっくりしたなあ〜検事が裁判に使う証拠をねつ造するなんてーーーも、まあそうなんだけれど、何がびっくりしたって、いまどきフロッピーってアンタ!


フロッピーディスクはパソコンの記憶媒体として主流だった時期もあったが、15年ほど前にその座を去った。昔はフロッピーを読み込む装置がパソコンには内蔵されていたが(今のCDやDVDドライブみたいな位置づけ)、今じゃオプションのリストにもない。20代の人とか、この10年くらいにパソコンを始めた人ならフロッピーを見たこともないんじゃないか? 


データを改ざんされたフロッピーは郵便割引制度悪用事件の関連資料が入っていたもので、事件に関連する役人(容疑者)の自宅から押収したとあるから、厚生労働省全体で今もフロッピーが使われているのか、その役人が個人的に使っていたのかははっきりしない。それでも役所・役人って笑えるくらい遅れているなあという思わざるを得ない。


ちなみにずっと以前にフロッピーはよく使っていたけれど、メディアとしての信頼性には欠けていた。データが突然読み取れなくなることが多かった。磁気に弱いとされていて、それに気をつけていても、私の記憶だと数台のパソコンで100枚のフロッピーを運用すると3ヶ月に1枚はダメになるフロッピーが出た。役所が今でもフロッピーを使っているなら、そっちのほうが心配である。



検察官が証拠をねつ造したことについては、あってはならないと思っているが、たぶん世間一般の人より私はそんなに驚いていない。長く生きてきて、あれやこれやに首を突っ込んでいると、警察や検察が絵に描いたような正義の味方でないことはわかってくる。


昔、東京地検特捜部の取り調べを受けた人がいた。いわゆる政界汚職事件である。その取り調べ自体に無理があった。それが証拠にその本人は起訴されていない。ただ、その人物はある程度状況を知る立場にいたことは事実である。

それで取り調べの際に「え〜竹下先生とは」「金丸先生には」と話すと、「竹下や金丸なんて大物はどうせ逮捕できないんだから聞くだけ無駄。もっと小物の政治家の話を聞かせてくれ」と検察官にいわれたらしい。その人の供述がどれだけ影響したかはわからないが、結果的には大臣を数回だけ務めた小物代議士が逮捕され、捜査は終了した。


事件関係者の何名かを偶然に知っていただけで、私とこの事件とは全く無関係。それでも多少のトバッチリは受けた。それは今となってはとっても大笑いできるネタであるが、関係者存命の内は公表する気はない。

みんなピンピンしているから私の方が先にくたばるかも(^^ゞ

wassho at 10:47│Comments(2) 社会、政治、経済 

この記事へのコメント

1. Posted by yantooo   2010年09月22日 12:34
尖閣諸島問題で中国漁船の方が巡視船に
ぶつかって来た証拠のビデオが
あるらしいけど、今一生懸命検察が
CG技術駆使して「改竄」してるらしいです。

・・・って笑えないジョークですな。

この事件は「いつもの様に」、
闇に葬るべきやったんでしょう。

代償はあまりにもデカ過ぎます。
2. Posted by 晴れ時々マーケティング   2010年09月22日 16:06
ヤント様


検察がビデオをCGで細工しているーーー。

ウマイ! 座布団1枚!
中国で投稿したら北京ダック1匹もらえるかも。

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