2010年10月11日

シャガール展(続き)

3232a3cd.jpg上野は気分転換したいとき、遠足気分を味わいたいときにはもってこいの場所である。駅の周りには昭和の中頃を思わせるレトロな建物がいくつか残っている。そして上野公園。上野公園に遠足にきたことはないのに、なぜかこの公園の入り口に立つと遠足にきたような錯覚におそわれる。


上野公園には上野動物園や国立の美術館や博物館、公園の隣になるが寛永寺などが広い敷地の中に点在している。いわゆる広場だけの公園ではなく、何となく文化的ムード漂うエリアである。ブラブラ散歩するだけでちょっと知的になった気分にひたれる。


都心で働いているなら30分から1時間で上野まで来られるはず。それで1時間ほど散歩する。美術館や博物館にフラッと入ってもいい。そして帰る。まあ仕事は2〜3時間サボることになるけれど、こういう場所をいくつか知っているとストレスに押しつぶされることはない。もちろん休日に来たっていい。


さてシャガール。
前回に書いたように、今はそれほど好きな画家でもないが、ちょっと懐かしくなって出かけてみた。


初期の作品や、舞台セットやその衣装のデザイン画なども展示されていた。いわゆるシャガールらしい幻想的な絵は7〜8点くらい。堪能できたかというと、もうちょっと数がほしかったというのが正直な気持ち。まあでも腹八分目位なのがいいのかもしれない。


しかしまあ、見れば見るほどヘンチクリンな絵である。昨日のブログに貼り付けたのは今回のポスターにもなっている「日曜日」という作品。私の好きなシャガールの「ホワ〜っと」感はあるけれど、何の絵なのかはさっぱりわからない。そういう理屈はこねずに、画風に浸るというのがシャガールの正しい楽しみ方のような気がする。

なおシャガールの幻想的ヘタウマ絵シリーズ(勝手にネーミングした)には、幸せ感を感じるものと、やや不気味なものの2種類ある。今回は、不気味系(グロテスクではまったくないが)の作品のほうが多かった。


シャガール以外の画家の作品も多数展示されていた、しかし仕事をさぼって見に来ていたので、チラ見した程度で、そそくさとオフィスに戻った。


おしまい

wassho at 21:11│Comments(0) 美術展 

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