2010年10月25日

銀座パワーの源

銀座のオフィスの近くを歩いていたら、外人(白人男性)がタバコの自動販売機を前にボタンを何度も押したり、自販機を軽くたたいたりして悪戦苦闘していた。お存知のようにタバコの自販機はしばらく前からタスポというカードがなければ買えない。自販機にはその注意書きが書いてあるはずだけれど、彼は日本語が読めないのだろう。そのあたりの事情は瞬時に察知できたが、英語でお節介を焼くのも面倒なので素通りした(^^ゞ


さて
日本はこれから観光に力を入れていくそうである。先日も尖閣諸島問題で中国からの旅行が大量のキャンセルを食らったとかがニュースになっていた。どんな観光産業を目指すのか、政府や霞ヶ関にそんな力量があるのか、ただでさえ物価が高い国だし、円はたぶん安くならないしーーーー疑問はいろいろあるとしても、まあ1つの方向性としてはありかなとは思う。


ところで
銀座では中国人の観光客は多くても、欧米人の観光客はそれほどではない。六本木や原宿のほうがたぶん欧米人観光客比率は高い。

それはたぶん
銀座は高級ショッピング街で世界の一流店が揃っているが、よく考えれば(よく考えなくても)、そのほとんどは欧米のブランドだから、欧米人がわざわざ買い物に来る必然性がない。低価格のカジュアルファッションの店も増えているが、ユニクロを除けばそれらもすべて欧米ブランドである。


銀座は一等地で、銀座に出店することはステイタスである。しかしその銀座パワーの源が「欧米の舶来品」なことは何となく情けないような、これじゃいけないような。

wassho at 16:44│Comments(0) 社会、政治、経済 

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