2010年11月17日

法務大臣のコメント

   個別の事案についてはお答えを差し控えます
   法と証拠に基づいて適切にやっております

「法務大臣は楽だ、国会答弁では上の2つを覚えておけばいいんだから」といったのは柳田法務大臣。う〜ん正直者(^^ゞ


朝のニュースで、怒り狂って質問している自民党の議員が映っているニュースをチラッと見たけれど、歴代の、つまりはついこの間までの自民党の法務大臣もこういって国会を切り抜けてきたのも事実。

それはともかく
「法と証拠に基づいて適切にやっております」というのは当たり前の状況説明なので、こういう答弁で逃げられるというのは、質問者が具体的な追求をしなかった、つまり質問者に力量が足らなかった結果といえるかもしれない。


「個別の事案についてはお答えを差し控えます」というのはちょっと不思議。コレで国会あるいは世間が何となく収まるのだが、個別の事案ならなぜ差し控えるのかの根拠あるいは論理ははっきりしない。誰かそこを突いてくれる頭脳明晰な議員はいないかな?


国会じゃないけれど、昔から疑問に思っているコメント。

何かで、誰か、あるいはどこかの会社が訴えられたとする。
マスコミが取材に押しかける。
そこで出るお約束のコメントは

  「まだ訴状が届いていないのでコメントできない」

訴状が届いた頃に、もういちど取材に出かけてコメントを取ったニュースを、未だかつて私は見たことがない。


訴状が届いていないといわれるのがわかりきっているのに、訴状がいつ届くかはマスコミなら容易に把握できるのに、毎度、大勢で押しかけてこんな無意味なコメントをニュースにするマスコミって不思議である。

wassho at 20:08│Comments(0) 社会、政治、経済 

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