2010年12月15日
東京メトロはアホ会社
最近、私は1日2回不機嫌になる。
しばらく前から地下鉄の銀座駅で、いつも利用する上りのエスカレーターが閉鎖されているからだ。1つ隣の通路にある下りのエスカレーターが代わりに上りになっている。でもそこは、私がいつも下りとして利用しているエスカレーターである。来年2月くらいまでらしい。別に工事することに文句はない。点検したり改修したりは当然である。毎日、階段で上り下りしているが、健康のためにいいかと感謝しているくらいである。
じゃ、なぜ不機嫌になるのか。
(その1)
停まっているエスカレーターは全体に覆いというか壁が作られ、いかにも工事中の雰囲気である。何か大きな工事なんだろうから当然の措置かと思う。納得いかんのは、今や壁が作られて通りようもないエレベーターの乗り口と降り口の2カ所にずっとガードマンが張り付いていることである。
彼ら(女性の時もあるが)の仕事は、そこに突っ立ていることだけである。時には一カ所に二人いる。彼らがいなくても乗客の安全や混乱にはまったく影響がない。しかもエスカレーターの降り口(プラットホームから1階上がったところ)には、駅員が常時詰めているコーナーがあって、そのコーナーとガードマンの距離は3メーターほどしか離れてない。
時給1000円として駅は20時間ほど開いているから
1000円 × 20時間 × 2名 × 4ヶ月 = 480万円
である。無駄遣い以外のなにものでもない。
(その2)
工期は約4ヶ月である。
いちから穴を掘るわけでもあるまいし、どんな工事をしたらそんなに時間がかかるのか理解不能である。しかも私は1日2回、このエスカレーターのところを通るが、常に工事をしている気配はない。何のためにエレベーターを閉鎖しているのか意味がわからない。東京メトロには、乗客ができるだけ不便な思いをしないよう突貫工事で一刻も早く仕上げようという気持ちはさらさらないらしい。
東京メトロには前科がある。
青山にオフィスがあった頃の話。青山一丁目駅は当時、地上への出入り口が3カ所あった。そのうちの一カ所が拡張工事をするということで閉鎖になった。またもや私がいつも使っていた出入り口である。
その工事期間はなんと約2年。2年間の間、私は雨の日も風の日もわざわざ信号待ちをして交差点を渡り、道路の向こう側の出入り口を利用しなければならなかった。その交差点近くの青山通り沿いのビルでは、出入り口の拡張工事が始まってから「後」に取り壊しが始まり、出入り口の拡張が工事が終わるより「前」に、新しい大きなビルに建て替わった! ビルが建つより出入り口の拡張工事は長かったのである。
しかも拡張された出入り口は、よく見れば階段の途中の踊り場が1メーターほど広くなったかどうかという程度。その工事自体に意味があると思えないし、江戸時代の穴掘り職人がノミと金槌で工事をしても1週間はかからなかった程度の拡張であった。
東京以外の方に説明すると、東京には少し前まで営団地下鉄と呼ばれていた「東京メトロ」と「都営地下鉄」の2つの系統がある。東京メトロのほうが路線も多いし、どちらかといえばメジャーなエリアを走っている。東京メトロは国と東京都がほぼ半分ずつ出資している会社。都営地下鉄は読んで字のごとく東京都が運営している。
つまり東京メトロは株式会社の体裁を取ってはいるが、役所のようなものであり、いわゆる効率ゼロやる気ゼロの役所仕事が私の不機嫌の原因である。東京メトロの初乗り運賃は160円であるが、まともな経営をすれば30円くらいになるだろう。なんたって上海まで5000円で飛行機に乗れる時代なんだから。
日本航空も役所体質が抜けきれずに役所仕事を続けて倒産した。倒産したのはいいきっかけだと思うけれど、東京メトロは競争相手がいなくて倒産しないのでタチが悪い。
もうすぐ忘年会シーズンになると、酔っぱらいが駅員に絡んでいるのをよく目撃する。いつも気の毒だなあと思ってみているが、今年は私も酔っぱらっていたら、酔っぱらいを応援しそうなので気をつけなくては。
しばらく前から地下鉄の銀座駅で、いつも利用する上りのエスカレーターが閉鎖されているからだ。1つ隣の通路にある下りのエスカレーターが代わりに上りになっている。でもそこは、私がいつも下りとして利用しているエスカレーターである。来年2月くらいまでらしい。別に工事することに文句はない。点検したり改修したりは当然である。毎日、階段で上り下りしているが、健康のためにいいかと感謝しているくらいである。
じゃ、なぜ不機嫌になるのか。
(その1)
停まっているエスカレーターは全体に覆いというか壁が作られ、いかにも工事中の雰囲気である。何か大きな工事なんだろうから当然の措置かと思う。納得いかんのは、今や壁が作られて通りようもないエレベーターの乗り口と降り口の2カ所にずっとガードマンが張り付いていることである。
彼ら(女性の時もあるが)の仕事は、そこに突っ立ていることだけである。時には一カ所に二人いる。彼らがいなくても乗客の安全や混乱にはまったく影響がない。しかもエスカレーターの降り口(プラットホームから1階上がったところ)には、駅員が常時詰めているコーナーがあって、そのコーナーとガードマンの距離は3メーターほどしか離れてない。
時給1000円として駅は20時間ほど開いているから
1000円 × 20時間 × 2名 × 4ヶ月 = 480万円
である。無駄遣い以外のなにものでもない。
(その2)
工期は約4ヶ月である。
いちから穴を掘るわけでもあるまいし、どんな工事をしたらそんなに時間がかかるのか理解不能である。しかも私は1日2回、このエスカレーターのところを通るが、常に工事をしている気配はない。何のためにエレベーターを閉鎖しているのか意味がわからない。東京メトロには、乗客ができるだけ不便な思いをしないよう突貫工事で一刻も早く仕上げようという気持ちはさらさらないらしい。
東京メトロには前科がある。
青山にオフィスがあった頃の話。青山一丁目駅は当時、地上への出入り口が3カ所あった。そのうちの一カ所が拡張工事をするということで閉鎖になった。またもや私がいつも使っていた出入り口である。
その工事期間はなんと約2年。2年間の間、私は雨の日も風の日もわざわざ信号待ちをして交差点を渡り、道路の向こう側の出入り口を利用しなければならなかった。その交差点近くの青山通り沿いのビルでは、出入り口の拡張工事が始まってから「後」に取り壊しが始まり、出入り口の拡張が工事が終わるより「前」に、新しい大きなビルに建て替わった! ビルが建つより出入り口の拡張工事は長かったのである。
しかも拡張された出入り口は、よく見れば階段の途中の踊り場が1メーターほど広くなったかどうかという程度。その工事自体に意味があると思えないし、江戸時代の穴掘り職人がノミと金槌で工事をしても1週間はかからなかった程度の拡張であった。
東京以外の方に説明すると、東京には少し前まで営団地下鉄と呼ばれていた「東京メトロ」と「都営地下鉄」の2つの系統がある。東京メトロのほうが路線も多いし、どちらかといえばメジャーなエリアを走っている。東京メトロは国と東京都がほぼ半分ずつ出資している会社。都営地下鉄は読んで字のごとく東京都が運営している。
つまり東京メトロは株式会社の体裁を取ってはいるが、役所のようなものであり、いわゆる効率ゼロやる気ゼロの役所仕事が私の不機嫌の原因である。東京メトロの初乗り運賃は160円であるが、まともな経営をすれば30円くらいになるだろう。なんたって上海まで5000円で飛行機に乗れる時代なんだから。
日本航空も役所体質が抜けきれずに役所仕事を続けて倒産した。倒産したのはいいきっかけだと思うけれど、東京メトロは競争相手がいなくて倒産しないのでタチが悪い。
もうすぐ忘年会シーズンになると、酔っぱらいが駅員に絡んでいるのをよく目撃する。いつも気の毒だなあと思ってみているが、今年は私も酔っぱらっていたら、酔っぱらいを応援しそうなので気をつけなくては。
wassho at 16:23│Comments(0)│
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