2011年01月06日

最近は神社のほうが好き

   おくればせながら
   明けましておめでとうございます。
   今年もよい1年でありますように。



正月は箱根駅伝をテレビでよくみている。
念のために解説しておくと、駅伝とはマラソンのリレーのようなもので日本独特の競技。箱根駅伝は東京の大手町から、箱根の芦ノ湖までの100キロあまりを5区間に分け、その往復を2日間(1月2日と3日)に分けて競う。関東の大学しか出場できないいわば地方レースであるが、人気や知名度はたぶん数ある駅伝の中で一番高い。

今年は第87回大会で、始まったのは1920年(大正9年)だから歴史もある。ちなみに高校野球(夏の甲子園)は1915年から。ただし高校野球と違ってテレビ中継されるようになったのは1987年からと比較的最近である。


ここ数年の箱根駅伝は特におもしろい。それは往路の最終区間である小田原から箱根芦ノ湖までの山登りコースで、ごぼう抜きの大逆転がよく起きるから。

3年連続で5区の新記録を更新した順天堂大学の今井選手は、2年生の時に11人抜きを演じて「山の神」と称えられた。(ちなみに走っているのは20名である)。今井選手が卒業して2年後には東洋大学の柏原選手が、1年生で8人抜きかつ今井選手の記録も破って現在は「新・山の神」と呼ばれている。柏原選手は来年が最後のレースになる。彼の卒業後に5区の山登り区間に強い選手が現れたらなんて呼ばれるのかな?

「続・山の神」じゃありがたみがないよね(^^ゞ


テレビでは勾配を余り感じないが、あのあたりは場所によっては歩く時も前のめりになるくらいの急な坂道である。私なら1キロ走れるかどうかだと思うけれど、そこでごぼう抜きのレースを展開するあの二人はまさに山の神と呼ぶにふさわしい。


ーーーと思いつつ、日本は何でも神様に祭り上げる国だったなあと改めて思い出した。例年元旦には真っ昼間から高校同級生の新年会があり、2次会に行く途中で酔い覚ましに初詣をする。その神社にはメインの神様のほかに、5カ所くらい拝むところがあり、人だったり岩だったり亀だったりが奉られている。まさに八百万(やおよろず)の神々の日本である。


日本の宗教の中心は仏教と神道。多くの人は、葬式ではお経を上げ、初詣では神社で拝むというようなハイブリッドな接し方をしているかと思う。それでほとんどの人がそうだと思うけれど、仏教はおぼろげに理解できても、神道というのは意味がよくわからない。神道には忌み嫌うとか祟りとかの話も多いので、なんとなく迷信の集大成のようなイメージで、実は昔からあまり好きじゃなかった。

でも最近気がついたのはキリスト教でもイスラム教でも仏教でも、いろいろと戒律があるのに対して神道にはそれがないこと(たぶん)。つまりほかの宗教は神様や仏様の言いつけを守ったり実践しなければ助けてくれないのに、神道はとりあえず拝んでいればいいだけ。おお何と心の広い神である事よ! 当然こっちのほうが私には向いているようで(^^ゞ

wassho at 20:16│Comments(0) 生活、日常 

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