2011年02月04日
アナログ放送は終わらない

電車に乗っていたら会社の上司と部下とおぼしき二人の会話が聞こえてきた。
上司「うちはまだ地デジが見られるテレビを買っていないんだよ」
部下「課長のところはケーブルテレビだから、アナログ放送が当面は継続
されるはずですよ」
上司「エーッ、ホント!」
私も心の中で「エーッ、ホント!」と叫んだ(^^ゞ
そういえば正月に帰省した時、弟がそんなようなことを言っていたのを思い出した。弟の話は「しばらくの間」というニュアンスだったので、ケーブルテレビ局が機材を切り替える間のわずかな期間だと思い込んでいたが、電車の部下は「当面」と自信ありげだった。
早速調べた。
結論から言うと、2015年3月31までアナログ放送が見られる。
今年7月24日のアナログ放送終了から、なんと3年半もの期間である!
どうも総務省がデジアナ変換という音頭を取ったらしい。
こっちは私のマンションが引いていいるケーブルテレビ局の発表。
ちなみに地デジを推進する社団法人デジタル放送推進協会のホームページに、そんな情報はどこにもない。ズルイゾ
こちらのページによるとデジアナ変換の恩恵を受けられるのは1420万世帯。日本の世帯数は約5000万世帯だから、何と3割近くの世帯でアナログ放送は終わらないことになる。総務省のこの資料によると、そのために投入される予算は18.8億円。
毎日見せられるアナログ放送終了のCMや、画面の下に流れる嫌がらせのテロップはなんなんだろうという気もするし、18.8億円も使って(たぶん何にでも反対する連中への懐柔策として)中途半端な先送りをする価値があるのかとも思うが、まあとりあえずそういうことらしい。
7月25日になったら「本当に何も映らなくなるのか、この目で確認したい」と以前に書いたが、どうやら慌ててテレビを買い換えなくても済みそうである。もっとも正月に実家の大画面テレビで箱根駅伝を見てから、少し気が変わっているんだけれどーーー。見る価値のある番組がもっと増えれば、さっさと買い換えているのにね。
何はともあれ自宅がケーブルテレビで、まだテレビを買い換えたくない人は、契約しているケーブルテレビ局がデジアナ変換を提供するかどうかをここでチェックしましょう。
wassho at 16:04│Comments(0)│
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