2011年03月06日

バイクの革ジャンの話

この週末はいい天気だったけれど、
何かと溜まった仕事があるのでバイクには乗れずで残念。

というわけで土曜日曜は、自宅にこもりきって仕事をしていた。
ところでこの2日間、暖房はほとんどつけていない。
えっ? バイク買ったら電気代払えなくなったのかって?
う〜ん、今のところ大丈夫(^^ゞ


なぜかというとバイク用の革ジャンを買って、それを家の中でも着ていたから。 
そんなにうれしいのかって? うれしいけれど、初めて野球のユニフォームを買ってもらった子供じゃないから、別にうれしくてうれしくて革ジャンを家の中で着ていたわけじゃない。正解は革ジャンを体に馴染ませるため。


革ジャンの中には、とっても固い革を使っているものがあって、体に馴染むまで3年かかるとか、新品のうちは脱いで床に置いたら革ジャンがそのまま立つ!ーーーというようなものがある。固い革=安物ではなくて、一部の革ジャンマニアが好む高級ブランドにそういうハードな製品がある。私が買ったのはそういうタイプではまったくなくて、ソフトな仕上げ。それでもやっぱり最初はどことなく窮屈。

自宅では、ずっとデスクワークをしていたから身体はあまり動かしていない。それでも2日間着ていたらずいぶん身体に馴染んだ感じがしてきた。実は来週もバイクに乗れそうにないのだが、早くこれを着て乗ってみたい。気温的には来々週あたりのほうが革ジャン向きかもしれない。

ちなみに革ジャンは風を通さないから寒い季節向きのように思われがち。しかし気温がとても低いと、革もとても冷たくなって、その冷たさが身体を冷やすので、あまり真冬には向かない。それにバイク用の革ジャンはタイトフィットだから、革ジャンの下にあまり着込めない。



35年ぶりのリターンライダーにとって、昔と一番違うのはバイクそのものより、バイクウエアに対する安全性の考え方である。35年前にはレースの世界をのぞけば、そんな考えはなかった。私が一番好んで着ていたバイクファッションはアロハシャツに半ズボンである(^^ゞ ヘルメットも暑いので夏はほとんど被っていなかった(まだ法律で義務化されていなかった時代である)。

いつの頃からか、街で走っているバイクを見て「夏でも長袖を着ているなあ〜、手袋までしているなあ〜」と思っていた。そして今の(いつからそうなったかは知らないが)バイクウエアはいろんなプロテクターが仕込んであって、転倒などしたときに多少は身体を守るようになっている。肩と肘が一番ポピュラー。その次が背中。胸用がついているものはまだ少ないようである。


ところで問題は、バイク用のウエアメーカーはいっぱいあるのだけれど、カジュアルでおしゃれな感じのウエアを作っているメーカーは、この種のプロテクター装着に熱心ではなく、プロテクターが充実しているメーカーは、元々レース用のウエアなどを作っていたメーカーで、ファッション性に欠けるウエアが多いことである。

もちろんバイク用でないウエアにプロテクターをつけるには、大改造が必要なので現実的でない。ウエアによる安全性なんて考えがなかった35年前は気にもしていなかったことだが、そういう考え・製品を知ってしまった今は、もうアロハに半ズボンでバイクに乗る勇気はなくなってしまった。


というわけで、プロテクターを装着できて、そこそこファッション的に気に入った革ジャンを選ぶのはなかなか難しかった。黒一色なのはパス。やたら派手に胸や背中にロゴの入っているものもパス。バイクウエアのほとんどがそうだけれど、できそこないのスキーウエアのように無意味に部分的にカラー使いをしているものももちろんパス。



革ジャン レブイット
ネットでいろいろ調べて第一候補だったのがこれ。レブイットというオランダのメーカー。胸のプロテクターはつかないものの、肩・肘・背中は標準装備。胸のあたりに穴が開いているの気になったが、真冬には着ないからと妥協。何となくクラシックにレーシングなデザインが私好み。なぜかポール・ニューマンを思い出した。

ところが店頭で見てみると袖が「切りっぱなし」。普通、袖の部分は内側に折り返して縫ってあるはずなのに、革の断面がそのまま。ということで却下。レブイットはどちらかといえば高級ブランドなのに、同じブランドのほかの革ジャンは切りっぱなしじゃないのに不可解。



革ジャン ベロシティ
次に候補になったのがこれ。アルパインスターというイタリアのメーカー。ここはレーシングスーツも作っているので、プロテクターは胸・肩・肘・背中とバッチリ。これもクラシックに少しレーシングな雰囲気。パソコンじゃわかりにくいかもしれないが革は紺色である。



革ジャン ドリフト
同じく候補がこれ。これもアルパインスター。ちょっとレトロにスポーティーな感じ。胸にメーカーロゴが入っているものの控えめな配色。写真じゃギリギリしか見えないが、胸のボーダーの配色は腕の裏側までつながっていて、実物は全体的にもうちょっと明るい感じがする。



どっちにするか迷ったけれど、結局茶色のほうにした。
これの色違い(黒に白のボーダー)は店頭で見たことがあって、何となくイメージがつかめたのに対し、紺色のほうは現物を見たことがなかったので、ストライプやワッペンの賑やかさ加減がわからず、安全策をとったというかーーー。それに紺の革ジャンのジッパー、ちょっと短くねえ?


この革ジャン定価は7万円ほどである。
ところがネットでメーカー直営のショップで買うと500ドル。1ドル85円と高めに計算しても4万2500円。送料44.75ドル(3800円)と関税1200円を取られたけれど、それでも合計4万7500円。日本で買うより2万2500円も安い。もちろんネットで買った。いわゆる個人輸入というやつ。ネットのページは英語だが、基本的に商品をクリックして名前と住所をローマ字で書くだけだから難しいことはない。注文から到着まで10日ほどだった。もちろんサイズは店頭で試着しているので問題なし(^^ゞ


というわけでバイクに乗り始めたら、買い物も賢くなったというお話でした。

wassho at 23:50│Comments(0)   *バイク関連 

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