2011年08月07日

ヒートアイランド

先週の週末は雨で房総半島へのツーリングに行けなかったので、今週は箱根にでも行こうかと考えていた。でも今ひとつ天候がはっきりしなかったので、どうしようかと考えているうちに金曜日は飲みに行ってしまい、土曜日のツーリング計画はあっさり中止。


土曜日は「曇り、たまに晴れ間がのぞき、時々とっても濃い灰色の曇り」といった感じで、そのうち雨が降りそうな予感。でも降るにしても夕方だろうと思い、昼過ぎにバイクでふらふらと徘徊。

お盆休みだから都心はすいているはずだけれど、東京のど真ん中をバイクで走ってもそれほど楽しいとは思えず、何となく多摩ニュータウンへ。ニュータウンの中は都会とは別世界的に緑が豊で、クネクネではないが適度にカーブのある道路も多く、交通量も少なくて意外と楽しめた。


ところで
ガレージを出たときバイクの温度計は35.5度だった。バイクは日差しに当たっているし、地面から低いところで計っているから、いわゆる気象庁計測方式の正確な気温ではない。でも百葉箱の中で計られたものより、体感気温としてはこちらのほうが近いだろう。バイクのどこに温度計のセンサーが着いているか知らないが、停まっていても走り出しても温度は変わらないから、エンジンの熱気が影響していることはなさそうである。


さて35.5度だった気温は、多摩ニュータウンの中では30.5度でしかなかった。ヒートアイランド現象って5度も違うんだ!

多摩ニュータウン



多摩ニュータウンはグーグル写真で、だいたいピンクで囲んだエリア。写真でわかるように南北を緑豊かな広い丘陵で囲まれている。ニュータウン内部も緑をたっぷりと残した設計である。途中で一回ヘルメットを脱いで休憩したら、温度が低いことを別としても、暑さの質が都心とは明らかに違う。

これは以前に房総半島からアクアラインで帰ってきたときに感じたのと同じ。木更津(千葉側)と羽田(東京側)では気温の感じ方が違うのである。気温の差以上に東京は不快な暑さ。ヒートアイランド現象って湿度も違うのかな?


ヒートアイランド現象は、舗装されたり建物が建ったりで「土の地面」が失われたことが原因だったように思う。その対策として屋上緑化などのニュースを読んだことがある。正直言って「ケッ!なんじゃそれ」と今まで思っていた。でも5度も違うのだったら、もっと真剣に考えてもいい、というか政府・行政はもっと真剣に取り組むべきという気がする。暑さ、気温の質が違うと感じるのは、ひょっとして都心部は緑が少ないから酸素が薄いのかなあとも思えてくる。


ところでバイクメーカーにお願い。
私のBMW F800Rは800ccと微妙な排気量だけれど、世の中には1000cc,1200ccといったバイクも多い。ハーレーなんて1600ccである。つまりエアコンを回せる余力は充分にある。エアコンで作った冷たい(あるいは暖かい)空気をホースでバイクウエア内部に導いてーーーというような仕組みが可能なはずである。できたら来年の夏までに発売して欲しい(^^ゞ

wassho at 23:05│Comments(0) 社会、政治、経済 |   *ツーリング

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