2011年10月07日

さよならジョブズ (つづき)

今日、ランチのついでにアップルストアの前を通ってみた。
携帯電話で撮った写真。
ジョブズ献花1

ジョブズ献花2

花束にリンゴがたくさん。
少しかじったリンゴが供えられているのは、アップル社のロゴマークがかじられたデザインだから。


写真で雰囲気までは伝わらないと思うが、なんか祭壇の前にいるようで、少しシンミリしてしまった。改めて彼のカリスマ性を感じ、そしてユーザーに愛されていた存在だったんだなと思う。

ふと日本の社長で、こんなことが起きる人間はいるのかと考える。自動車メーカー、家電メーカー、食品メーカー……ウ〜ン。あり得るとしたらソフトバンクの孫正義くらいか。そういえばドコモやAUの社長なんてすぐに思い出せない。

世界的に考えても、花束が集まる経営者は数えるほどだろう。ブランドを構成する要素はいろいろあるものの、経営者のカリスマ性は他の企業にまねされる心配がないから、意外と最強かもしれない。あなたが突然亡くなって、どれくらいの花束がーーーなんて経営者向けセミナーでいったらひんしゅくを買うかな(^^ゞ


ところで
噂には聞いていたが実物は聴く機会がなかった、ジョブズが2005年にスタンフォード大学の卒業式でおこなったスピーチが、日本語の字幕付きで見られるのを昨日見つけた。


http://www.youtube.com/watch?v=87dqMx-_BBo&feature=player_embedded
※もし日本語字幕が出なければ、YouTube画面のccのところをクリック。

日本語訳のテキストもいくつかあるようで、気になるところがあれば、こちらを参照に読み較べてみるのもいいかもしれない。


さすがに歴史に残る伝説のスピーチと評価されるだけはある。卒業式という大学生であることをもっとも自覚するシチュエーションで、自分の生い立ちと大学を絡めながらスピーチを始めるなんてテクニックとして脱帽である。内容的にももちろん素晴らしい。私も大学の卒業式で彼のスピーチを聴いていれば、もっと違う人生を歩めたかも(^^ゞ


   『「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、
     今日やろうとしていることを私は本当にやりたいだろうか?」と。
     その答えが「ノー」である日が続くと、そろそろ何かを変える必要
     があるとわかります。』


思わず唸ってしまった。
「ノー」である日が続いているからではない。
イエスかノーか、わからないことのほうが多いからだ。

というか、そういう問いかけはずいぶんと昔に封印してしまった気がする。ジョブズと自分を較べても仕方ないとしても、なにか生き方としてのレベルの違いを思い知らされたようでショックですらある。


これからもっと真剣に生きようと思う。

Stay Foolish(愚か者であれ)はイイ線いってるんだけれど。

wassho at 23:12│Comments(0) 社会、政治、経済 

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