2011年11月17日

通販の内外価格差その3 オルトリーブ

そのもう少し大きなサイズのバッグも、バイクに積みやすい同じ長筒タイプのものが欲しかった。しかし「防水バッグ」であれこれ検索しても、そのタイプはどのメーカーも白やシルバーの色がなかった。黒は前回書いた理由でパス。黄色や赤は、目立って安全かなとも考えたが、バイクの色や私のバイクウエアに合わない気がしてパス。というわけで長筒タイプは断念。



それで購入したのが写真のバッグ。
これはリュックである。
リュックである必要はなかったが、防水で、色やデザインがよくて、バイクに積みやすい形で選んでいくと、これになった。
バッグ


作っているのは、オルトリーブというドイツのメーカーで、バイクメッセンジャー用のバッグで有名。プロが書類を運ぶのに使うのはもう少し大きなサイズのもので、これはサイズダウンして普通の人が防水バッグとして使いやすい大きさにしたもの。ベロシティというのが商品名。

念のために書いておくと、バイクメッセンジャーのバイクはオートバイのバイクではなくて、バイスクルのバイク。つまり自転車便のこと。東京では自転車便はいっぱい走っているけれど、他の都市でもあるのかな?


脱線ついでに書くと、今は自転車便のニイチャンたち(たまにネエチャンもいる)が使うカバンは、こういうリュックタイプがほとんどになっているが、自転車便が始まった頃はショルダーバッグのたすき掛けだった。


自転車便はニューヨークで生まれた業態。マンハッタンは狭いエリアだし、アップダウンはないし、クルマは常に渋滞しているし、配達を依頼する会社は山ほどあるしーーー。20年ほど前だが、たまたま自転車便というものが誕生して間もない頃に私はニューヨークに行った。当時使われていたショルダーバッグは丈夫な帆布製。それでいて生成りとかじゃなくてカラフルな色使いがポップでカッコ良かった。

それが無性に欲しくなった私は、メッセンジャーのニイチャンを通りでつかまえ、売っている場所を聞き出して買いに行った。たぶんチャイナタウン近くの治安の悪そうなところだったと思う(当時のニューヨークは今よりかなり危険な街だった)。教えられたのは、とあるボロいビルの地下。行ってみると、そこはお店というより、そのショルダーバッグを作っている工場そのもの! あっさり売ってくれたが、なんで日本人がここにやってくる?みたいな目で見られたことを覚えている。

その後、仕事でマンハッタンのあちこちに行ってわかったのは、マンハッタンは全部ビルだが、ダウンタウン(南の方)のビルは中が工場になっているところが多いということ。アパレルとかアクセサリーとか食品とか、いわゆる軽工業の工場。


ようやく前回も含めた長〜い前書きが終わって、いよいよ本題。
さて、このオルトリーブのベロシティというバッグの価格はというと。

先ほどリンクした先は、たぶん日本の代理店だと思うのだが、1万5540円。これが希望小売価格。でも、ここは小売りはしていないみたい。それでネットでいろいろ検索したところだいたい1万3000〜4000円くらいで売られていた。送料は525円のところが多かったと思う。

まあ、そんなものかと思いクリックしかけたけど、もう少し安いところはないかと思い検索ページの下の方をたどっていくと衝撃のプライスが。

    7875円!

販売しているのはwiggleというイギリスのお店。
(スポーツとしての)自転車、ランニングやスイミング関連などの商品を扱っている。自転車をやっている人には割と有名らしい。ホームページは日本語だが、商品解説は英語のままのところもある。当たり前だけれど、外人の書いたユーザーレビューも外国語。

定価の約半額の7875円もビックリしたが、さらにイギリスから送ってくるのに送料無料の太っ腹!もちろんwiggleで買ったことはいうまでもない。

  日本のお店なら(13500円+送料525円)ーwiggleの7875円で
  6150円のお買い得。率でいうならビックリの56%

在庫がないから商品が入荷次第発送という表示が出ていたものの、注文して10日ほどで届いた。これだけ安ければ、いつまでも待つつもりだった(^^ゞ

まあ安く買えたのはうれしいが、この内外価格差については、いろいろと思うところもある。それは次回。

ーーー続く(続かないこともよくあります)

wassho at 11:21│Comments(0) ノンジャンル |   *バイク関連

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