2011年12月06日

東京モーターショー2011

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久しぶりに行ってきた。
平日の午前中だというのに、かなりの混雑。
あまりパッとしない自動車業界にとってはご同慶の至り。
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なんだけど、
人が多く賑わってはいても内容的には淋しい印象を受けたのも事実。


☆展示車両が少なく感じた。
これは、会場が幕張メッセから東京ビッグサイトに移って狭くなったせいか?


☆コンセプトカーの類があまり出展されていない。
ほとんどが市販車ばかりで巨大なショールームのようなモーターショー。モーターショーでしか見られないようなヘンチクリンなクルマが減って華やかさがない。


☆ブースにも派手さがなく、いかにも経費削減しましたの苦労がにじみ出てしまっている。とくにトヨタのブースが殺風景なのにはちょっと驚いた。またダンスやイベントなどのショーアップもあまり見られず、お祭り気分が足りない。



金がかかっていないからショボイのか。
それは事実だとして、それだけでもないはず。

クルマに夢見る時代はとっくに過ぎたが、自動車メーカーやタッグを組む広告代理店など出店側の熱意も下がってきたのかも。お金がなくてもサプライズな仕掛けはできるはずだし、以前はもっとおもしろい展示も多かったように思う。展示全般に「お約束感」が漂っているのは否めない。もっともほとんどのことはやり尽くしたから、知恵を貸せと言われても即答はできないが。



ところで私が入場したときには既に受け付けが終了だったが、東京モーターショーでは試乗会もやっているようである。そんなこと今までやっていたっけ? どんなクルマに乗れるのかにもよるが、おもしろい試みだと思う。お祭りは見学するだけより、やっぱり自分で御輿を担いだ方が楽しいに決まっている。

ついでに言えば、お祭り企画もブースで開発者も交えたミニトークショーをするとか、このクルマ離れの時代にモーターショーに来る人の特性をもう少し考えるべきだとも思う。2年後に備えて、司会を務める家電芸人ならぬクルマ芸人の育成も急務かも。


逆の観点からは、もっと新しい入場者層を開拓しないとますますスケールダウンが進む。せっかくお台場という多く人が集まるエリアに移ったのに、そこに買い物や遊びに来ている人をかき集めようという工夫も見られない。

アニメ、オタク、痛車?とか、そういう集客力のある要素を取り組むことも必要。本物のオタクが来なくても、そういう世界をのぞいてみたいという気持ちは多かれ少なかれ多くの人にある。コンパニオンのコスチュームもメイドやAKBみたいなのが見たかった(^^ゞ 



何となく否定的なことばかり書いたが、それでも世界最高水準にある日本の自動車産業のモーターショーである。周辺メーカーの展示も含めて情報・体験としては充実している。じっくり時間があるなら1日1500円の入場料の元は十二分に取れる。クルマに関心がなくても社会勉強として楽しめると思う。もっとも全部回ったらクタクタになるけど。


個人的に関心を持っていたクルマの感想

レンジローバー・イヴォーク

 シビれた!
 誰かクリスマスにプレゼントして!
 残念ながら、順番待ちだったので室内には乗り込めず。


新型ポルシェ911

 だいたい予想通り。
 子供の頃のあこがれだったカレラ6顔に近づいたのがうれしい。
              ↑
    マニアックすぎるので解説は控えます(^^ゞ


職業的に関心を持っていたクルマの感想

トヨタ86

 人がいっぱいでよく見られなかった。
 兄弟車種のスバルのクルマのことはすっかり忘れてた(^^ゞ

 さて、これで40年前に若者だった人たちに受けるのか?
 こんなチャレンジができるのはさすがトヨタ


★そのほかは企業秘密m(_ _)m




もちろんバイクも見た。
バイクはクルマ以上に若者離れ。しかし展示車にまたがっているのは意外と20代の若者が多かった。まあ、オッサンが多く来る時間帯ではなかったが。なお外国バイクメーカーはKTM(オランダのバイクメーカー)以外は出展していなかったみたい。


これはヤマハのコンセプト・モデル。
自転車みたいだけれどバイク。
やっぱりクルマもバイクもこういう意欲作がバンバン展示されていないと淋しい。
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ところで、もし私がこのバイクを買うなら、このバイクに似合う服装は自分で何とかするけど、このバイクに似合うヘルメットはヤマハが一緒に発売してくれないと、何をかぶればいいのか思い浮かばない。


追伸
写真はiPhoneで撮った。
ブログに載せる程度なら充分キレイだと思う。


東京モーターショーをネタにした過去のエントリーはこちらからどうそ。

2007年10月26日
2009年10月22日
2009年11月10日

wassho at 23:24│Comments(0) イベント、旅行 

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