2011年12月20日

建築に関する2つの疑問

オフィスの近くで巨大なビルが建設中。2つのブロック(土地の区画)の間に道路があったが、それを閉じて1つのブロックに敷地を変更して開発している。そんなことができるとは知らなかった。その道路の土地も買い上げたのだろうか。


ところで、昔から疑問に思っていることを2つ。
別にどうでもいいことなんだけど。


ビルは鉄骨で柱というか枠組みを組み立てていく。
それで建設途中のビルを見ると、その鉄骨が錆びていることがほとんど。
だいたい鉄骨は鉄の地肌丸出しで、ペンキを塗ったりメッキをしたりといったさび止め加工はされていない。ビルの鉄骨って錆びていてもいいの? 鉄が錆びるといつかはボロボロになるはずなんだけれど。サビサビになって穴の空いたブリキ缶とか見たことない?

錆びてボロボロになってビルに必要な強度を失う前に、ビル自体の寿命がつきるのか? あるいは、いずれコンクリートで周りを固められて、その時点で空気に触れなくなって錆びの進行が止まるのか? 何となく疑問。


さて、そのコンクリート。
コッチのほうが不思議。

セメントを砂と水で混ぜたものがモルタル。砂だけじゃなく砂利(じゃり・石コロ)も加えて混ぜたのがコンクリートである。砂利を混ぜるのは砂だけよりも強度が高くなるからだろう。意外と知られていないが、コンクリートの中でセメントが占める割合は2割ほどで、ほとんどが砂や砂利が占めている。コンクリートの中に砂や砂利が入っているというより、砂や砂利をセメントで固めたものがコンクリートと表現するほうがたぶん正しい。

さてコンクリートは木などで作った型に流し込んで作る。混ぜるときに使った水が乾燥して固まったら、木枠を取り外して完成となる。細かな工程はいろいろあるかも知れないが、おおざっぱには間違っていないと思う。


そこで疑問。
自宅はデザイナーズマンション風なので壁の半分くらいがコンクリートの打ちっ放しである。要はペンキを塗ったり壁材を張ったりしていないむき出しのコンクリート。

その壁のどこを見ても、コンクリートを作るときに使った砂や砂利の痕跡がない。空気が抜けたような小さな穴は空いているが、表面はツルッとしたセメントだけ。
コンクリートはコンクリートミキサーでグルグル混ぜられて、木枠にドボドボっと流し込まれるから、砂・砂利・セメントは木枠の中で均一に分布しているはず。木枠に沿って固まるから表面がでこぼこにならないとしても、どこかに石コロの先っぽの痕跡ぐらいが見えてもいいはずなのに。砂なら一番外側にあってもおかしくない。ナゾ

そのうち安藤忠雄にでも尋ねてみよう(^^ゞ
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打ちっ放しコンクリートの建築を広めた建築家。

写真は代表作のひとつの「住吉の長屋」と名前がついている住宅。
ケッタイナな家である。
住吉の長屋


wassho at 22:09│Comments(0) ノンジャンル 

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