2012年03月11日
ジェットボイル
本日は3月11日。
あの大地震と津波から1年。
行方不明者を含めると推定死者数は2万人弱。
現在もまだ避難生活を送っている人が34万人。
東北太平洋側4県の人口は700万人だから、
改めてその甚大さに圧倒される。
沖縄は例外のようだが、日本に住む限り大地震にいつか遭うと考えておくべきなのはわかっている。しかし「いつか」というのが曲者で、それは今日これからかも知れないし、ひょっとしたら私の葬式が済んでからかも知れない。
というわけでミネラルウオーター2リッター×24本を自宅に備蓄してある以外は特に「備え」もなかった。しかし首都圏大地震の確率が高まったらしいし、東日本大震災1周年を前にしてこの一ヶ月で震度2や3の揺れが増えてきたり、久々に緊急地震速報が鳴ったりしたので(震度1で発令された誤報だったが)、やや不安になってようやく重い腰を上げることにした。
「天災は忘れた頃にやってくる」という諺があるが、あれから1年と忘れないうちにということである。例え大地震に見舞われても生き延びる準備をしておくことが、亡くなられた方々に対する鎮魂になるとも信じている。
とはいうものの、どう備えればいいのかというのは考えてみると難しいというが、被害の想定しだいではキリがない。常にサバイバル装備一式を携えて出かけるわけにもいかない。とりあえずは「小さなことからコツコツと」始めることにした。
ミネラルウオーター備蓄に続く震災対策第2弾は食料の備蓄である。具体的にはカップヌードルとかカップ焼きそばとか、あるいはレトルトや缶詰の食品。それでレトルトは無理をすればそのままでも食べられるが、カップヌードルとかはお湯が必要。というわけで購入したのがアウトドアで使うガスコンロ。
購入したのはモンベルというメーカーのジェットボイルというバーナーと鍋が一体になったような商品。
高校生以来キャンプとかには行っていないので、この手の商品には疎い。ざっと調べたところジェットボイルはバーナーの火力は弱いが、バーナーと鍋が一体化する構造で、とにかくお湯が早く沸くように設計された商品らしい。ちなみにジェットボイルの火力は1134キロカロリー。他メーカーのバーナーは3600キロカロリーとか4200キロカロリーとかである。
あまりに火力が違うので心配になったが、ネットでも本当にお湯が沸くのが早いとの評判が多かったので、どうせお湯を沸かすことくらいしかしないと思いこれを選んだ。
大きさはこんな感じ。思っていたよりコンパクト。
鍋(黒くなっている部分)の容量は1リッター。
全体構成。
4つの部品全部を鍋の中に全部入れておくことができるので便利。
別にベランダで実験しなくてもいいのだが、アウトドア気分ということで。
右下の水色のがガスボンベ。これ1本で12リッターのお湯を沸かせるとある。
その上がバーナー。
バーナーの左側がゴトク。黒い鍋はバーナーに直接セットできるが、それ以外の調理器具を使うときに利用する。
ゴトクの下のオレンジ色は、でこぼこの場所でガスボンベを安定させる道具。
ちなみに鍋はアルマイト製で、黒い部分はウエットスーツのようなゴム生地で覆われている。保温・断熱の仕組みになっていて、お湯が沸いても素手で持つことができるようになっている。
鍋の底側。
波形の部品が溶接されていて、これで表面積を増やして熱伝導効率を高めているのだと思う。こんな仕組みのヤカンって売っていないのかな?
ボンベに安定装置とバーナーをセット。
鍋をセット。
火力の調整ノズルはバーナの下の方にある。
その反対側の黒くて四角いボタンを押すと火花が飛ぶ。
電池式ではないが発火石でもない。
仕組みはまだ調べていない。
写真ピンぼけでゴメン。
ノズルを少し開いて着火ボタンを2〜3回押したら、アッサリ火がついた。
写真はノズル全開の状態。炎はあまり大きくない。
ちょっと迷ったのが鍋についているフタ。
4つ前の写真のとおりプラスチック系の素材。
これをつけたまま火にかけていいのだろうか? 匂いがつかない?溶けたりしない? 説明書には何も書いていなかったので、とりあえず本日はフタなしで実験。
水を500cc入れて沸騰するまでの時間を計る。
鍋の内側には500ccの目盛りがある。
もう少し細かく目盛りを振っておいてくれればいいのにと、やや不満。
写真のグラグラ煮立った状態になるまで3分30秒。気温は8度くらい。
しゃがみ込んで炎の写真を撮っていたりしたので意外と早く感じた。
しかし普段お湯が沸く時間なんて気にしたことがないので、3分30秒がどの程度のものかを比較するために自宅のガスコンロでも実験。ヤカンに500ccの水を入れ、ヤカンのフタをしないで同様の状態になるまで2分30秒だった。
モンベルのホームページによるとお湯が沸くまで2分30秒とあるので、それはフタをした状態なのかも知れない。ついでにホームページで例の波形になっている鍋底の構造(フラックスリング)の説明を読むと、それによって熱効率が2倍に高められたとある。 2倍? このジェットボイルの火力は他のバーナーの1/3とか1/4なので、やっぱりそっちのほうが早くお湯が沸くのかな? まあ、もう買っちゃったし、セッティングも簡単で準備を始めて10分以内にカップヌードルを食べられるからいいや。
え〜問題はカップヌードルとかをまだ買っていないこと(^^ゞ
あの大地震と津波から1年。
行方不明者を含めると推定死者数は2万人弱。
現在もまだ避難生活を送っている人が34万人。
東北太平洋側4県の人口は700万人だから、
改めてその甚大さに圧倒される。
沖縄は例外のようだが、日本に住む限り大地震にいつか遭うと考えておくべきなのはわかっている。しかし「いつか」というのが曲者で、それは今日これからかも知れないし、ひょっとしたら私の葬式が済んでからかも知れない。
というわけでミネラルウオーター2リッター×24本を自宅に備蓄してある以外は特に「備え」もなかった。しかし首都圏大地震の確率が高まったらしいし、東日本大震災1周年を前にしてこの一ヶ月で震度2や3の揺れが増えてきたり、久々に緊急地震速報が鳴ったりしたので(震度1で発令された誤報だったが)、やや不安になってようやく重い腰を上げることにした。
「天災は忘れた頃にやってくる」という諺があるが、あれから1年と忘れないうちにということである。例え大地震に見舞われても生き延びる準備をしておくことが、亡くなられた方々に対する鎮魂になるとも信じている。
とはいうものの、どう備えればいいのかというのは考えてみると難しいというが、被害の想定しだいではキリがない。常にサバイバル装備一式を携えて出かけるわけにもいかない。とりあえずは「小さなことからコツコツと」始めることにした。
ミネラルウオーター備蓄に続く震災対策第2弾は食料の備蓄である。具体的にはカップヌードルとかカップ焼きそばとか、あるいはレトルトや缶詰の食品。それでレトルトは無理をすればそのままでも食べられるが、カップヌードルとかはお湯が必要。というわけで購入したのがアウトドアで使うガスコンロ。
購入したのはモンベルというメーカーのジェットボイルというバーナーと鍋が一体になったような商品。
高校生以来キャンプとかには行っていないので、この手の商品には疎い。ざっと調べたところジェットボイルはバーナーの火力は弱いが、バーナーと鍋が一体化する構造で、とにかくお湯が早く沸くように設計された商品らしい。ちなみにジェットボイルの火力は1134キロカロリー。他メーカーのバーナーは3600キロカロリーとか4200キロカロリーとかである。
あまりに火力が違うので心配になったが、ネットでも本当にお湯が沸くのが早いとの評判が多かったので、どうせお湯を沸かすことくらいしかしないと思いこれを選んだ。
大きさはこんな感じ。思っていたよりコンパクト。
鍋(黒くなっている部分)の容量は1リッター。
全体構成。
4つの部品全部を鍋の中に全部入れておくことができるので便利。
別にベランダで実験しなくてもいいのだが、アウトドア気分ということで。
右下の水色のがガスボンベ。これ1本で12リッターのお湯を沸かせるとある。
その上がバーナー。
バーナーの左側がゴトク。黒い鍋はバーナーに直接セットできるが、それ以外の調理器具を使うときに利用する。
ゴトクの下のオレンジ色は、でこぼこの場所でガスボンベを安定させる道具。
ちなみに鍋はアルマイト製で、黒い部分はウエットスーツのようなゴム生地で覆われている。保温・断熱の仕組みになっていて、お湯が沸いても素手で持つことができるようになっている。
鍋の底側。
波形の部品が溶接されていて、これで表面積を増やして熱伝導効率を高めているのだと思う。こんな仕組みのヤカンって売っていないのかな?
ボンベに安定装置とバーナーをセット。
鍋をセット。
火力の調整ノズルはバーナの下の方にある。
その反対側の黒くて四角いボタンを押すと火花が飛ぶ。
電池式ではないが発火石でもない。
仕組みはまだ調べていない。
写真ピンぼけでゴメン。
ノズルを少し開いて着火ボタンを2〜3回押したら、アッサリ火がついた。
写真はノズル全開の状態。炎はあまり大きくない。
ちょっと迷ったのが鍋についているフタ。
4つ前の写真のとおりプラスチック系の素材。
これをつけたまま火にかけていいのだろうか? 匂いがつかない?溶けたりしない? 説明書には何も書いていなかったので、とりあえず本日はフタなしで実験。
水を500cc入れて沸騰するまでの時間を計る。
鍋の内側には500ccの目盛りがある。
もう少し細かく目盛りを振っておいてくれればいいのにと、やや不満。
写真のグラグラ煮立った状態になるまで3分30秒。気温は8度くらい。
しゃがみ込んで炎の写真を撮っていたりしたので意外と早く感じた。
しかし普段お湯が沸く時間なんて気にしたことがないので、3分30秒がどの程度のものかを比較するために自宅のガスコンロでも実験。ヤカンに500ccの水を入れ、ヤカンのフタをしないで同様の状態になるまで2分30秒だった。
モンベルのホームページによるとお湯が沸くまで2分30秒とあるので、それはフタをした状態なのかも知れない。ついでにホームページで例の波形になっている鍋底の構造(フラックスリング)の説明を読むと、それによって熱効率が2倍に高められたとある。 2倍? このジェットボイルの火力は他のバーナーの1/3とか1/4なので、やっぱりそっちのほうが早くお湯が沸くのかな? まあ、もう買っちゃったし、セッティングも簡単で準備を始めて10分以内にカップヌードルを食べられるからいいや。
え〜問題はカップヌードルとかをまだ買っていないこと(^^ゞ
wassho at 19:30│Comments(2)│
│生活、日常
この記事へのコメント
1. Posted by ug 2012年03月12日 18:45
お久しぶりです。ジェットボイル、かっこいいですよね。
バーナーで火をつけるときの火花は、圧電素子によるものです、たぶん。瞬間的に強い圧力(叩くなど)を加えると、電気が発生します。100円の電子ライターも基本は同じしくみです。
では、淹れたてのコーヒーでも飲みましょう。ゲートブリッジで。
バーナーで火をつけるときの火花は、圧電素子によるものです、たぶん。瞬間的に強い圧力(叩くなど)を加えると、電気が発生します。100円の電子ライターも基本は同じしくみです。
では、淹れたてのコーヒーでも飲みましょう。ゲートブリッジで。
2. Posted by 晴れ時々マーケティング 2012年03月13日 00:35
UG様
実は他にも秘密兵器があります。
乞うご期待!
実は他にも秘密兵器があります。
乞うご期待!