2012年03月29日

コーヒーミルの話

せっかくアウトドア用のコンロを買ったのに、地震や電力不足で停電になったら珈琲豆を挽けないじゃないかと、震災対策としてはいささかよこしまな発想で購入したポーレックスの手動式コーヒーミル。単一の乾電池を3つ積み上げた程度のコンパクトさ、値段も2205円と安いのに、それで挽いた珈琲の味はちょっと衝撃的だった。プレミアムコーヒーを買うようになってから、ほとんどの場合ヨソで飲むものより自宅で自分で淹れたもののほうが旨いと、つまり珈琲に関しては充分に満足していた。それが今まで喜んで毎日飲んでいたものは何だったんだろうという思いである。


珈琲とのつきあいは長いからミルに関する知識そのものはあった。しかしなぜか、というか理由はまったくないけれど、今までまったくミルのことを気にかけたことはなかったのである。私にとって珈琲を淹れるとは、電動回転カッター式ミルでガーッと豆を挽いた後から始まる行為だった。ちなみにポーレックスのミルも挽き味にこだわって買ったものではまったくない。非常時の道具として単にコンパクトで安いから選んだだけである。

話は変わるが私にとってのコーヒーミルのように、あまりに当たり前になっていて普段まったく気にかけていなくても、それを改善することによって幸せになったり快適なったりするものは以外とあるのかも知れない。二匹目の青い鳥は他にないものかとあれこれ思案中である。まあ去年の今頃から再び乗り始めたバイクも、35年間すっかり忘れていたんだから同じようなものといえる。


ところでナイスカットミルを選ぶときに、電動で回転カッター式でないミルにどんな種類があるのか一通り調べたので、ブログのネタとして紹介しておく。なお私が今まで使ってきたタイプのミルを、ずっと回転カッター式と書いてきたが業界的にはこのタイプをプロペラ式と呼ぶようである。


プロペラ式以外の電動ミル(家庭用)は大きく3種類ある。

Aタイプ:家電的なデザイン。値段も様々。
Bタイプ:業務用のミルのミニチュア版。Aタイプより値段は高い。
Cタイプ:エスプレッソ用の豆を挽くことに特化した、あるいはそれを
     売り物にしているもの。

豆を挽く粗さをおおざっぱに言うと

  サイフォン  :細挽き
  ドリップ   :中挽き
  フレンチプレス:粗挽き

になる。たいていのミルはこれらをカバーするが、エスプレッソマシーン(ポンプで圧力をかけるタイプ:意味がわからなかったらパスして)は極細挽きが必要。それでCタイプはその極細挽きができるミル。ただしCタイプは私の選択肢になかったのでここでは取り上げない。フレンチプレスという入れ方は、それほどポピュラーでないから知らない人も多いかも知れない。気になったら自分で調べてね。とりあえずこんな器具

具体的には次回に。

wassho at 23:09│Comments(0) 生活、日常 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔