2012年07月26日
ソニー MDR-XB60EX (イヤホン)
よけいな実験をしたために、1万円ほどもするイヤホンを買うことになった話は以前に書いた。ブログを見ると昨年12月のこと。それ以来、気に入って愛用してきたゼンハイザーというメーカーのCX870。
自宅から駅まで→音楽
電車に乗っている間→NHKの英語講座
駅からオフィス→NHKの英語講座
オフィスから自宅はずっと音楽
休みの日に買い物など行くときもずっと音楽
iPhoneに入っている音楽はクラシックと女声ジャズボーカル。どんなジャンルも選り好みせず聞く方だが、15年くらい前からお金を払って買うCDはこの2つのジャンルになった。ロック・ポップ系はCDを買っても数回しか聴かないことが多く、何となくもったいなくなって。たまにiTuneのネットラジオで普段は聴かないような音楽を聴く。6000局ほどリストアップされて、いつもと違う音楽が流れていると部屋の雰囲気まで変わって見えるからおもしろい。
さて昨年買ったゼンハイザーCX870。
低音がよく出て、かつバランスがよく全体的に柔らかい音質。批判的に書けばメリハリがなくて解像度も高い方ではないから、流行りもの系の音楽を聴くには地味かもしれない。しかし、あれこれ比較して私の聴く音楽にはよく合っていると選んだから、音質的な満足度は高かった。まあ、その前はは3000円クラスのイヤホンだったし。
部屋ではじっくり音楽を聴くことはあまりない。本や雑誌を読みながらだったり、ネットをしながらだったり、たまには音を消したテレビを見ながらだったりする。しかし歩きながらイヤホンで音楽を聴くと、じっくり聴くというかクラシックの場合は分析的な聴き方になる。ときどき「なるほど、ここはこうくるのね」などど作品の狙いがわかったような気になって意外と楽しい。iPodにしろウォークマンにしろ以前はそんな風に聴かなかったから、これはイヤホンの音質が向上した副次効果だと思う。
そのゼンハイザーCX870だが、数日前から右側の音がとぎれるようになった。プラグ回りのコードを引っ張ったり押さえたりすれば一時的には戻るが、どうもコード内部で断線しかかっているぽい。
実はこのイヤホンを買うときから、そうなるんじゃないかなという予感はあった。写真のプラグのところを見ればわかるように、この機種のプラグはL字型になっている。iPhoneの差し込み口はボディの上側にあるから、ポケットやカバンに入れれば、コードはプラグのL字の終わり部分からさらにL字型に折れ曲がって上へ伸びることになる。急角度で折れ曲がった部分にはストレスがかかるから断線しやすくなる。
仕方ないので買い換え。このイヤホンで音楽の新しい楽しみを発見できたとはいえ、たった8ヶ月しか持たなかったのは大いに不満。
とりあえず次はL字型プラグでない機種にしよう。それとゼンハイザーCX870の音は気に入っていたが、どうせ買い換えるならプラグがL字型か真っ直ぐかにかかわらず、気分転換にゼンハイザー以外のメーカにしようというのが基本方針。
ネットで検索して見つけたのはビクターのHP-FX500という製品。スピーカーの振動板(揺れて音を出すところ)は紙や化学繊維でできているものが多いが、この製品は木でできているらしい。紙でも木でも貝殻でも音がよければ何でできていようがかまわないが、イヤホンのボディ部分も木製なのがめずらしくて興味を持った。もう少し丸みをつければドングリみたいになっておもしろかったのに。価格は1万円ちょっと。
あまり検索して調べる時間もなかったので、とりあえずこのビクターのHP-FX500を試聴して、気に入ったら買うかくらいの気持ちでビックカメラに行く。
聴いた。
ゼンハイザーCX870とはまったく違う音なのに驚いた。スピーカーがウッドでできているということだが、コンクリートの間違いじゃない?といいたくなるほど固い音。好意的に書けば解像度が高く(細かな音まで、他の音に混じらずはっきり聴き取れる)、楽器の響きも豊か。でもこの音はちょっと厳しすぎる。15分くらい音楽を聴いたら耳が疲れそうである。ひょっとしたら展示品はおろしたての新品で、音がほぐれていないのかもと考えた。でも周りにあったビクターのイヤホンをいくつか聴いても基本的に同じ傾向だったので、これがビクターの特徴なのかと思う。
エイジングという言葉がある。アンチエイジングは歳をとらないようにがんばることだが、オーディオがらみでエイジングというと、少し使い込んで製品本来の性能を引き出すことをいう。たとえばスピーカーは細かく振動することによって音を出している。たいていは紙でできている振動板も最初は少し固いだろうから、新品のうちは本来の性能がでないという考え方。スピーカーに関していえばこれは事実。不思議なのは、どんどん使い込めば振動板は柔らかくなりすぎて、ヘンな音になりそうな気がするが、そうはならないみたい。しかし、中にはアンプとスピーカをつなぐケーブルもエイジングしないと最初は音が固いとか、新しいスピーカーは部屋がそのスピーカーの音になれておらず、しばらく使うと部屋のエイジングが済んでいい音になるとかいう人もいる。こうなるとオーディオ・オカルトの世界。
さてビクターのHP-FX500はエイジングが済んでも、まだ固い音だと想像されたので却下。それでハタと困ってしまう。お店にはたくさんの種類のイヤホンが展示されているが、ほとんどがL字型プラグなのである。
ソニーのイヤホンまで話がたどり着かなかった(^^ゞ
ーーーー続く。
自宅から駅まで→音楽
電車に乗っている間→NHKの英語講座
駅からオフィス→NHKの英語講座
オフィスから自宅はずっと音楽
休みの日に買い物など行くときもずっと音楽
iPhoneに入っている音楽はクラシックと女声ジャズボーカル。どんなジャンルも選り好みせず聞く方だが、15年くらい前からお金を払って買うCDはこの2つのジャンルになった。ロック・ポップ系はCDを買っても数回しか聴かないことが多く、何となくもったいなくなって。たまにiTuneのネットラジオで普段は聴かないような音楽を聴く。6000局ほどリストアップされて、いつもと違う音楽が流れていると部屋の雰囲気まで変わって見えるからおもしろい。
さて昨年買ったゼンハイザーCX870。
低音がよく出て、かつバランスがよく全体的に柔らかい音質。批判的に書けばメリハリがなくて解像度も高い方ではないから、流行りもの系の音楽を聴くには地味かもしれない。しかし、あれこれ比較して私の聴く音楽にはよく合っていると選んだから、音質的な満足度は高かった。まあ、その前はは3000円クラスのイヤホンだったし。
部屋ではじっくり音楽を聴くことはあまりない。本や雑誌を読みながらだったり、ネットをしながらだったり、たまには音を消したテレビを見ながらだったりする。しかし歩きながらイヤホンで音楽を聴くと、じっくり聴くというかクラシックの場合は分析的な聴き方になる。ときどき「なるほど、ここはこうくるのね」などど作品の狙いがわかったような気になって意外と楽しい。iPodにしろウォークマンにしろ以前はそんな風に聴かなかったから、これはイヤホンの音質が向上した副次効果だと思う。
そのゼンハイザーCX870だが、数日前から右側の音がとぎれるようになった。プラグ回りのコードを引っ張ったり押さえたりすれば一時的には戻るが、どうもコード内部で断線しかかっているぽい。
実はこのイヤホンを買うときから、そうなるんじゃないかなという予感はあった。写真のプラグのところを見ればわかるように、この機種のプラグはL字型になっている。iPhoneの差し込み口はボディの上側にあるから、ポケットやカバンに入れれば、コードはプラグのL字の終わり部分からさらにL字型に折れ曲がって上へ伸びることになる。急角度で折れ曲がった部分にはストレスがかかるから断線しやすくなる。
仕方ないので買い換え。このイヤホンで音楽の新しい楽しみを発見できたとはいえ、たった8ヶ月しか持たなかったのは大いに不満。
とりあえず次はL字型プラグでない機種にしよう。それとゼンハイザーCX870の音は気に入っていたが、どうせ買い換えるならプラグがL字型か真っ直ぐかにかかわらず、気分転換にゼンハイザー以外のメーカにしようというのが基本方針。
ネットで検索して見つけたのはビクターのHP-FX500という製品。スピーカーの振動板(揺れて音を出すところ)は紙や化学繊維でできているものが多いが、この製品は木でできているらしい。紙でも木でも貝殻でも音がよければ何でできていようがかまわないが、イヤホンのボディ部分も木製なのがめずらしくて興味を持った。もう少し丸みをつければドングリみたいになっておもしろかったのに。価格は1万円ちょっと。
あまり検索して調べる時間もなかったので、とりあえずこのビクターのHP-FX500を試聴して、気に入ったら買うかくらいの気持ちでビックカメラに行く。
聴いた。
ゼンハイザーCX870とはまったく違う音なのに驚いた。スピーカーがウッドでできているということだが、コンクリートの間違いじゃない?といいたくなるほど固い音。好意的に書けば解像度が高く(細かな音まで、他の音に混じらずはっきり聴き取れる)、楽器の響きも豊か。でもこの音はちょっと厳しすぎる。15分くらい音楽を聴いたら耳が疲れそうである。ひょっとしたら展示品はおろしたての新品で、音がほぐれていないのかもと考えた。でも周りにあったビクターのイヤホンをいくつか聴いても基本的に同じ傾向だったので、これがビクターの特徴なのかと思う。
エイジングという言葉がある。アンチエイジングは歳をとらないようにがんばることだが、オーディオがらみでエイジングというと、少し使い込んで製品本来の性能を引き出すことをいう。たとえばスピーカーは細かく振動することによって音を出している。たいていは紙でできている振動板も最初は少し固いだろうから、新品のうちは本来の性能がでないという考え方。スピーカーに関していえばこれは事実。不思議なのは、どんどん使い込めば振動板は柔らかくなりすぎて、ヘンな音になりそうな気がするが、そうはならないみたい。しかし、中にはアンプとスピーカをつなぐケーブルもエイジングしないと最初は音が固いとか、新しいスピーカーは部屋がそのスピーカーの音になれておらず、しばらく使うと部屋のエイジングが済んでいい音になるとかいう人もいる。こうなるとオーディオ・オカルトの世界。
さてビクターのHP-FX500はエイジングが済んでも、まだ固い音だと想像されたので却下。それでハタと困ってしまう。お店にはたくさんの種類のイヤホンが展示されているが、ほとんどがL字型プラグなのである。
ソニーのイヤホンまで話がたどり着かなかった(^^ゞ
ーーーー続く。
wassho at 23:35│Comments(0)│
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