2012年07月28日
ヒマワリ あけぼの山農業公園
ヒマワリを見てきた。
夏の風物詩として辺り一面ヒマワリの写真を雑誌などで見かけることがある。それを一度は自分の目で見てみたいと思っていた。本日の東京は気象庁発表の最高気温33.3度、バイクの気温計は首都高上で36.5度! ヒマワリを見るには、もってこいの真夏日(^^ゞ
場所は5月にポピーを見に行った柏市の「あけぼの山農業公園」。ここは季節ごとにいろんな花を栽培している。特にチューリップ、ポピー、ヒマワリ、コスモスが有名。今年のヒマワリは約5万本。
バイクで手軽に行ける距離にヒマワリの名所は何カ所かあるが、微妙に開花時期が違う。植える時期や品種が違うのだろうか? それとヒマワリの見頃は意外と短く1週間程度らしい。あけぼの山農業公園のホームページをチェックしていると水曜日に七分咲き、木曜日に八分咲き、金曜日に満開となっていた。というわけで開会したオリンピックそっちのけで出かけてきた。
駐車場から見えるヒマワリ。
早くもテンション上がる。
ところが誤算その1
こんな感じのヒマワリ畑になっているのだが、ヒマワリというのは背が高い。確かにヒマワリは一杯咲いていても、ポピーの時と違って咲いているヒマワリすべてを見渡せるわけではない。見渡したい人は高めの脚立(きゃたつ)持参でどうぞ。実際、脚立に乗って撮影しているカメラマンもいた。
スイングパノラマで撮影。
ドアップで。
夏の元気を感じられるかな?
ハチさん食事中。
開花前のヒマワリ。
小学生の時に育てて、夏休みの絵日記にも書いたはずなのに、こんな形だったことはすっかり忘れていた。
誤算その2
ヒマワリは太陽の方を向くから「日回り」だと思っていた。だからヒマワリの撮影で逆光の心配はないと。しかし実際には太陽を背にして咲いている。つまり逆光である。調べてみると「日回り」するのは成長途中だけで、花は基本的に東向きなんだそうである。
公園を訪れたのは午後2時頃で逆光というほどの太陽の向きではないのだが、写真に撮ると花が影になってしまう。実際の見た目のヒマワリの中心部はこんなに暗くない。人間の目には逆光補正機能がついているのか? 最近写真を撮ると逆光の文句ばかり書いているね。
NEX(最近買ったデジカメ)には逆光対策が3つ用意されている。1つは「おまかせオートモード」でカメラが逆光を関知すると補正してくれるもの。この場合は液晶画面に「逆光」という表示が出る。しかし前日の城ヶ崎ツーリングで書いたようにNEXはあまり逆光と判断しない傾向がある。まして午後2時の太陽位置である。今回は一度も逆光と判断しなかった。
2つめはiPhoneにも搭載されているHDRという機能。
カメラには写真の明るさを変える露出・絞りという機能があるが、HDRは露出の違う=明るさの違う3枚の写真を連写して合成し、いいとこ取りをするというもの。HDR=high dynamic range imaging
3つめはDROという機能。
DRO=dynamic range optimizer。オプティマイズというのは最適化のこと。この仕組み・原理はよくわからない。要は写真に明るい部分と暗い部分があれば、最適になるように調整するというもの。「おまかせオートモード」で逆光と表示されるときは、このDROが作動しているのかもしれない。
「おまかせオートモード」ではHDRは使えないし、DROをこちらの都合で作動させることもできない。そこで「プログラム・オートモード」で撮影を試す。プログラム・オートモードというネーミングはさっぱり意味がわからないが、
おまかせオートモード
露出とシャッタースピードはカメラが自動で行う。
その他の設定もカメラが自動で行う。
プログラム・オートモード
露出とシャッタースピードはカメラが自動で行う。
その他の設定は撮影者が自分で設定する。
ということらしい。以前「オート・モード」といっていたのが、プログラム・オートモードで、その後カメラにいろんな機能が備わり、それもまとめてフルオートにしたのがおまかせオートモードということなのかな。どうしてプログラムなんて意味の通じないネーミングを使うかな。露出とシャッタースピードはカメラの基本だから「ベーシック・オートモード」と「フルオート・モード」とかにすればいいのに。
HDRとDROでも撮ってみたが、あまり変化なし。
とりあえず今回のような微妙な逆光には効果がないみたいで期待はずれ。
プログラム・オートモードは露出はカメラ任せなんだけれど、ボタン1つで微調整できる仕組みもついている。それで明るくなるという方向へ回してみた。
1つ前の写真と較べると明るすぎる感じがするが、ヒマワリの中心部の見た目はこの写真の方が近い。ただし葉の部分は色が薄くなりすぎている。何も考えずにシャッターを押して、見た目通りの写真が撮れる時代が早く来て欲しい。
まだまだ未完成なカメラ・テクノロジーを哀れんで、
皆とは逆方向を向いてくれている貴重なヒマワリ。
キレイに撮りたかったら午前中に来いといってるのかもしれないが(^^ゞ
こんなヒマワリも少しだけあった。
この品種の葉っぱはおいしいらしく虫食いだらけ。
風車と一緒にヒマワリを撮りたかったのだが、
位置関係が悪くヒマワリは後ろ向きで残念。
NEXには液晶画面に映っているものをタッチすれば、
そこにピントを合わせるという機能がある。
風車にタッチ。
ヒマワリにタッチ。
ボケた写真を撮るときに構図を調整する機能と思われるが、以前に書いたように写真のボケは不要と思っているので、私にはあまり必要ない機能。
あけぼの山農業公園といえば、その風車が名物。
何のために、あるいはどういう理由で風車があるかは不明。
公園のホームページにも説明はない。
それと前回も今回も風車は回っていなかった。
ポピーを見に来た前回、風車前の池にはスイレンが咲いていたが今回はハス。
ハスとスイレンは、どっちがどっちだったか間違いやすい。漢字も蓮と睡蓮で似ているし。写真のように水面から茎が伸びているのがハス。スイレンは水面で咲く。
ハスの花。
2枚目の花の写真で何か連想しない?
そうハスの根がレンコン。漢字では蓮根と書く。
花の真ん中にあるレンコンみたいなのは雌しべなのかな?
ついでにハスを英語でいうとロータス。
ついでに、これはネギ(^^ゞ
農業公園だから、こういうものも栽培しているみたい。
レンコンも収穫するのかな?
ここは前回ポピー畑だったところ。
次は何を育てているのだろう。
風車池のそばからヒマワリ畑。
これはスイングパノラマで撮ってみた。
今回もズームレンズだけで、広角レンズやワイドコンバーターは使用せず。
面倒だったというより、暑くて気力が起きなかった。
ヒマワリの背が高くて、全体を見渡せるような場所もなかったし。
※ブログの先頭の写真は、背伸びして腕をいっぱい伸ばしてカメラを高い位置にして撮ったもの。だから、あのヒマワリが目の前に広がる風景を「この眼」では見ていないのが心残り。
見事にヒマワリは後ろ向きだけれど、せっかくだからヒマワリと風車の図。
これはヒマワリ畑の横の道路から。ヒマワリ畑は道路より少し低くなっているから、多少は見晴らしがよい。
咲き誇っているヒマワリを見ると、こちらまで元気になってくる。
でも暑くてクタクタになるのが難点。
それはともかく暑中お見舞い申し上げます。