2012年08月10日
華厳の滝 吹割の滝 その他の滝 その4
今までのおさらい。
東北自動車道の宇都宮インターで降りて基本的に西に進むツーリング行程。有料道路の日光宇都宮道路を経て国道120号線。その120号線の道沿いの名所をあれこれ観光してきた。
前回エントリーの航空写真に書かれていたが、120号線には日本ロマンチック街道という名前がついている。これは日光と軽井沢を結ぶ300キロほどの道路につけられた愛称=道路による町おこし・観光客呼び込みを狙った企画。ところどころで分岐した道路も日本ロマンチック街道に含まれるが、メインは日光〜沼田間の120号線、沼田〜軽井沢間の145号線と146号線(だと思う)。
ロマンチック街道の本家はドイツで、中世の面影を残す都市や古城などが点在する場所を結ぶ道路をそう呼んでいるらしい。ドイツでロマンチック街道という呼び方を始めたのは、第2次世界大戦後にアメリカ人観光客を狙ってとされている。しかし日本で使われ出したのがいつ頃で、どこが音頭をとって始めたのか&地図に載るくらいどうやってプロモーションしてるのかは、ざっと調べた限りでははっきりしなかった。
それで日本ロマンチック街道の東側を代表する120号線。バイクやクルマでドライブするにはとってもいい道・楽しいルート。でもどこがロマンチックなのか?と問われれば、ウ〜ンと答えるしかない。
さて湯滝から先はどんどん山を登っていく。ピークは金精峠(こんせいとうげ)で標高1800メートルを超える。ところどころヘアピンカーブが続くが、いろは坂ほど厳しくはない。
途中の路肩から湯の湖が見える。
背景にそびえ立っているのは日光のシンボル男体山(なんたいさん)。
金精峠を過ぎたら基本的に下り。
金精峠の西側に2つ並んでいる湖は菅沼、丸沼。このあたりで標高1500メートル。丸沼の向かい側の山の斜面はスキー場である。周りにはペンションなんかも多い。
その後、白根温泉を経て片品村。バイクで走っていておもしろいの片品村あたりまでかな。そこから先は普通の田舎道路。片品村は標高約1000メートル。でもかなり暑い。気温は30度に近くなる。
しばらく走って本日の最終目的地である吹割(ふきわれ)の滝。標高約700メートル。ここまで降りてくると平地と変わらない暑さ。
典型的なロードサイド観光地で、無料駐車場への呼び込みが盛ん。無料駐車所といっても、そこの食堂や土産物屋を利用したら無料というのが観光地のお約束。公営の駐車場はなさそうなので、それらのどこへ入ろうかと迷っているうちに、はずれの方まできてしまった(観光地なのは2〜300メートルほどなので、あっという間に通り過ぎてしまう)。
一番最後にあったのが、こんな看板。
NPO? NPOとっても最近は怪しいところも多い。まあいいかとバイクを駐める。
NPOはこんなお店をやっている(^^ゞ
ただし店を使ってくれといわれることはなかったし、帰りにソフトクリームを買ったら、お店の人はとても感じよかった。
ところで2つ前の写真のバイクはかなり傾いている。
写真は滝見物の後に撮ったものだけれど、バイクに近寄ってみるとサイドスタンドが日差しの熱で柔らかくなったアスファルトにめり込んでいた(>_<)
BMW F800Rのサイドスタンドの路面と接する部分の面積はかなり小さい。だからめり込む。はっきり言って欠陥設計。周りに何台かバイクが駐まっていたが、めり込んでいるのは私のバイクだけだった(怒)
吹割の滝へ降りていく道沿いには、ちょっと変わったというか怪しげというか、写真のような雰囲気の売店が並んでいる。
渓谷まで下っていく。
さらにどんどん下る。
下ったら帰りは上りなのが難点(^^ゞ
気温は30度以上でまったく涼しくない。
こんな階段を降りると
石畳というか岩畳?の滝が見えてくる。
ここより先はダメの白線。
ここは吹割の滝ではなく鱒飛の滝(ますとび?のたき)
ここが鱒が飛ぶ場所かな?
こんな流れや岩肌を眺めながら
上流に進んでいく。
この坂を上ると
これが吹割の滝。
川底が岩盤で、その一部が裂け目になっているという滝の構造。
たいていの写真は大きいサイズの方が迫力が出る。しかしこの写真はブログ内の小さなサイズの方が、人が小さくて滝の大きさが強調されるので迫力を感じる。
上流に吊り橋があったので、それを目指す。
こんな側道?を歩いて行く。
吹割の滝には滝・川に落ちないための防護柵はない。
落ちないように白線の内側に入るなというアナウンスが時々流れる。
吊り橋の近くまで来ると流れは穏やか。
徐々に坂がきつくなる。
高いところから転落するのを防ぐ柵は設けられている。
家だろうかお店だろうか?
眺めはいいだろうな。
吊り橋。
しっかりした作りで不安なし。
吊り橋の上から。
写真の真ん中にある岩は夫婦岩。
でも岩が三つ並んでいるんだけれど。
手前の小さいのは子供?
吊り橋の上流側。
この川は滝の少し下流で片品川と合流するが、吹割の滝がある川自体の名前は地図に載っていない。
滝だけじゃなく山の景色もなかなか。
吊り橋を渡ると観音堂がある。
もう一本吊り橋を渡ったところの標識。
吹割渓谷の案内板。
今まで歩いてきたのは川の左岸。(左岸、右岸は上流から下流に向かっての左右で示すのが決まり)右岸は少し高い位置から渓谷を見下ろすように遊歩道が設けられている模様。
案内板によれば右岸の遊歩道は約1キロ。左岸を引き返すのとほとんど距離は変わらないが、多少の上り下りがありそうだし、さっき間近で見た滝を改めて上から眺めたいとも思わなかったのでパス。何より暑かった。
同じ道を引き返すのだから、目新しい写真はないが。
吹割の滝は、事前にネットで調べた情報より水量が少なかった。まあ真夏だから仕方がない。それでも充分な迫力。きわめて近くで滝を見られるし、こういう構造の滝はあまりないと思うから見物の価値あり。でも「東洋のナイアガラ」という呼び名はどうかな。「群馬のナイアガラ」くらいにしておかないと誇大広告かな。
吹割の滝の後は120号線を沼田まで下って、そこから関越自動車道。真夏に高速道路をメッシュの革ジャンで走ると、熱風がジャケットをくぐり抜けて「ぬるいサウナ」に入っているような変な気分。体力も消耗する。
関越に入ってしばらくしてウインカー故障(/o\)
右ウインカーが出ない。左ウインカーは出るが止められない。これはBMW F800Rの欠陥で今回で2回目。要はウインカー周りのスイッチユニットの不良。交換以外に修理方法はない。対策済みユニットもないから、交換してもだいたい半年から1年後にはまた故障すると思われる。BMWの品質管理もたいしたレベルじゃないね。
ちなみに前回の故障の時はハザードランプも点灯しなくなった。今回ハザードは生きていたので、車線変更はウインカーの代わりにハザードを出してごまかしながら走る。止められない左ウインカーも、いったんハザードをつけて止めれば消えることを発見。高速を降りてから交差点を曲がるときは手信号。アクセルを握る右腕は使えないので、左折は腕を地面と水平に伸ばし、右折は肘を曲げて前腕を垂直に。小学校の交通安全教室で習って以来はじめての実践! 3回くらいやってみたが、けっこう恥ずかしい(^^ゞ 結局、一般道でもハザードでごまかして帰ってきた。
午後6時過ぎ帰宅。出発が午前6時過ぎだったから、約12時間のお遊び。走行距離約420キロ。バイクを買って初めての400キロ越え。それなりに疲れた。
日光というのは東照宮のイメージが強いせいか、何となく古くさいイメージしかなかった。あるいは日光江戸村とかの俗っぽいイメージ。でも実際に訪れてみれば、なかなかすてきな高原観光地。何より夏でも涼しい。東京からは軽井沢へ行くのとほぼ同じ距離。もう少し人気があってもいいように思う。
今回はメインストリートである120号線しか走ってないが、脇道にそれるのも楽しそう。まだ見ていない滝もあるし、たまたま見つけた滝も滝口しか見ていないから、またそのうち訪れようと思う。でもあちこち見て回るには日帰りじゃ、ちょっときついかな。求む、近くて涼しいツーリングコース。
おしまい。
東北自動車道の宇都宮インターで降りて基本的に西に進むツーリング行程。有料道路の日光宇都宮道路を経て国道120号線。その120号線の道沿いの名所をあれこれ観光してきた。
前回エントリーの航空写真に書かれていたが、120号線には日本ロマンチック街道という名前がついている。これは日光と軽井沢を結ぶ300キロほどの道路につけられた愛称=道路による町おこし・観光客呼び込みを狙った企画。ところどころで分岐した道路も日本ロマンチック街道に含まれるが、メインは日光〜沼田間の120号線、沼田〜軽井沢間の145号線と146号線(だと思う)。
ロマンチック街道の本家はドイツで、中世の面影を残す都市や古城などが点在する場所を結ぶ道路をそう呼んでいるらしい。ドイツでロマンチック街道という呼び方を始めたのは、第2次世界大戦後にアメリカ人観光客を狙ってとされている。しかし日本で使われ出したのがいつ頃で、どこが音頭をとって始めたのか&地図に載るくらいどうやってプロモーションしてるのかは、ざっと調べた限りでははっきりしなかった。
それで日本ロマンチック街道の東側を代表する120号線。バイクやクルマでドライブするにはとってもいい道・楽しいルート。でもどこがロマンチックなのか?と問われれば、ウ〜ンと答えるしかない。
さて湯滝から先はどんどん山を登っていく。ピークは金精峠(こんせいとうげ)で標高1800メートルを超える。ところどころヘアピンカーブが続くが、いろは坂ほど厳しくはない。
途中の路肩から湯の湖が見える。
背景にそびえ立っているのは日光のシンボル男体山(なんたいさん)。
金精峠を過ぎたら基本的に下り。
金精峠の西側に2つ並んでいる湖は菅沼、丸沼。このあたりで標高1500メートル。丸沼の向かい側の山の斜面はスキー場である。周りにはペンションなんかも多い。
その後、白根温泉を経て片品村。バイクで走っていておもしろいの片品村あたりまでかな。そこから先は普通の田舎道路。片品村は標高約1000メートル。でもかなり暑い。気温は30度に近くなる。
しばらく走って本日の最終目的地である吹割(ふきわれ)の滝。標高約700メートル。ここまで降りてくると平地と変わらない暑さ。
典型的なロードサイド観光地で、無料駐車場への呼び込みが盛ん。無料駐車所といっても、そこの食堂や土産物屋を利用したら無料というのが観光地のお約束。公営の駐車場はなさそうなので、それらのどこへ入ろうかと迷っているうちに、はずれの方まできてしまった(観光地なのは2〜300メートルほどなので、あっという間に通り過ぎてしまう)。
一番最後にあったのが、こんな看板。
NPO? NPOとっても最近は怪しいところも多い。まあいいかとバイクを駐める。
NPOはこんなお店をやっている(^^ゞ
ただし店を使ってくれといわれることはなかったし、帰りにソフトクリームを買ったら、お店の人はとても感じよかった。
ところで2つ前の写真のバイクはかなり傾いている。
写真は滝見物の後に撮ったものだけれど、バイクに近寄ってみるとサイドスタンドが日差しの熱で柔らかくなったアスファルトにめり込んでいた(>_<)
BMW F800Rのサイドスタンドの路面と接する部分の面積はかなり小さい。だからめり込む。はっきり言って欠陥設計。周りに何台かバイクが駐まっていたが、めり込んでいるのは私のバイクだけだった(怒)
吹割の滝へ降りていく道沿いには、ちょっと変わったというか怪しげというか、写真のような雰囲気の売店が並んでいる。
渓谷まで下っていく。
さらにどんどん下る。
下ったら帰りは上りなのが難点(^^ゞ
気温は30度以上でまったく涼しくない。
こんな階段を降りると
石畳というか岩畳?の滝が見えてくる。
ここより先はダメの白線。
ここは吹割の滝ではなく鱒飛の滝(ますとび?のたき)
ここが鱒が飛ぶ場所かな?
こんな流れや岩肌を眺めながら
上流に進んでいく。
この坂を上ると
これが吹割の滝。
川底が岩盤で、その一部が裂け目になっているという滝の構造。
たいていの写真は大きいサイズの方が迫力が出る。しかしこの写真はブログ内の小さなサイズの方が、人が小さくて滝の大きさが強調されるので迫力を感じる。
上流に吊り橋があったので、それを目指す。
こんな側道?を歩いて行く。
吹割の滝には滝・川に落ちないための防護柵はない。
落ちないように白線の内側に入るなというアナウンスが時々流れる。
吊り橋の近くまで来ると流れは穏やか。
徐々に坂がきつくなる。
高いところから転落するのを防ぐ柵は設けられている。
家だろうかお店だろうか?
眺めはいいだろうな。
吊り橋。
しっかりした作りで不安なし。
吊り橋の上から。
写真の真ん中にある岩は夫婦岩。
でも岩が三つ並んでいるんだけれど。
手前の小さいのは子供?
吊り橋の上流側。
この川は滝の少し下流で片品川と合流するが、吹割の滝がある川自体の名前は地図に載っていない。
滝だけじゃなく山の景色もなかなか。
吊り橋を渡ると観音堂がある。
もう一本吊り橋を渡ったところの標識。
吹割渓谷の案内板。
今まで歩いてきたのは川の左岸。(左岸、右岸は上流から下流に向かっての左右で示すのが決まり)右岸は少し高い位置から渓谷を見下ろすように遊歩道が設けられている模様。
案内板によれば右岸の遊歩道は約1キロ。左岸を引き返すのとほとんど距離は変わらないが、多少の上り下りがありそうだし、さっき間近で見た滝を改めて上から眺めたいとも思わなかったのでパス。何より暑かった。
同じ道を引き返すのだから、目新しい写真はないが。
吹割の滝は、事前にネットで調べた情報より水量が少なかった。まあ真夏だから仕方がない。それでも充分な迫力。きわめて近くで滝を見られるし、こういう構造の滝はあまりないと思うから見物の価値あり。でも「東洋のナイアガラ」という呼び名はどうかな。「群馬のナイアガラ」くらいにしておかないと誇大広告かな。
吹割の滝の後は120号線を沼田まで下って、そこから関越自動車道。真夏に高速道路をメッシュの革ジャンで走ると、熱風がジャケットをくぐり抜けて「ぬるいサウナ」に入っているような変な気分。体力も消耗する。
関越に入ってしばらくしてウインカー故障(/o\)
右ウインカーが出ない。左ウインカーは出るが止められない。これはBMW F800Rの欠陥で今回で2回目。要はウインカー周りのスイッチユニットの不良。交換以外に修理方法はない。対策済みユニットもないから、交換してもだいたい半年から1年後にはまた故障すると思われる。BMWの品質管理もたいしたレベルじゃないね。
ちなみに前回の故障の時はハザードランプも点灯しなくなった。今回ハザードは生きていたので、車線変更はウインカーの代わりにハザードを出してごまかしながら走る。止められない左ウインカーも、いったんハザードをつけて止めれば消えることを発見。高速を降りてから交差点を曲がるときは手信号。アクセルを握る右腕は使えないので、左折は腕を地面と水平に伸ばし、右折は肘を曲げて前腕を垂直に。小学校の交通安全教室で習って以来はじめての実践! 3回くらいやってみたが、けっこう恥ずかしい(^^ゞ 結局、一般道でもハザードでごまかして帰ってきた。
午後6時過ぎ帰宅。出発が午前6時過ぎだったから、約12時間のお遊び。走行距離約420キロ。バイクを買って初めての400キロ越え。それなりに疲れた。
日光というのは東照宮のイメージが強いせいか、何となく古くさいイメージしかなかった。あるいは日光江戸村とかの俗っぽいイメージ。でも実際に訪れてみれば、なかなかすてきな高原観光地。何より夏でも涼しい。東京からは軽井沢へ行くのとほぼ同じ距離。もう少し人気があってもいいように思う。
今回はメインストリートである120号線しか走ってないが、脇道にそれるのも楽しそう。まだ見ていない滝もあるし、たまたま見つけた滝も滝口しか見ていないから、またそのうち訪れようと思う。でもあちこち見て回るには日帰りじゃ、ちょっときついかな。求む、近くて涼しいツーリングコース。
おしまい。