2012年08月13日
大野山、その後スコールに遭う(/o\)
本日のツーリングは大失敗。
本来ならブログのタイトルは大野山〜丹沢湖〜〇〇〇となるはずだった。でも途中で信じられないようなスコール(強雨)が! しかも私のツーリングルートだけに降った(/o\)
前回の日光ツーリングは400キロ越えだったので、とりあえず今回は短めでプランニング。まず向かったのは大野山(おおのやま)。ここは神奈川県の乳牛育成牧場がある。狭い敷地しかない神奈川県の酪農家の代わりに、乳牛の仔牛を育てている。それでこの大野山からは丹沢湖がキレイに見える(富士山も見えるが季節的に無理)との評判。それとちょっと涼しいらしいということで、まずは最初の目的地に。

割と早起きしたのにロンドン・オリンピックのダイジェストを見てしまい、出発がどんどん遅れる。午前9時を回った頃、どうせこの時間になれば暑いのは同じと結局ガレージを出たのは午前11時前。結果的には、これがよくなかった。
東名は渋滞してるから国道246号線で進む。246号線も渋滞だが、高速道路での「高速すり抜け」は危ないし気疲れするからやりたくなかった。もちろん、やらなきゃいいんだけれど、高速で渋滞したらどうしてもやってしまう。
バイクの気温計はは35〜36度。日差しはカンカン照り。しかし本日はかなり風があったので渋滞のノロノロ運転になっても思いの外涼しかった。厚木を過ぎて伊勢原、秦野と山あいに入ってくると気温も31度くらいに下がる。このあたりは渋滞もないので、とても31度とは思えない快適さ。バイクに乗りすぎて感覚がおかしくなったのかとちょっと心配(^^ゞ
大野山はBMWのナビでは目的地設定できなかった。仕方ないので246号線から大野山に道路が分岐する場所をを目的地設定。そこからは一本道(だと思っていた)。ここで本日最初のミス。246号線から右折すると、そこは246号線も含めて三叉路になっていた。大野山へ行くには一番右側の道へ曲がる。でも真ん中の道へ曲がってしまった。その道の方が立派だったからという理由で。
すぐ「再検索中です」というナビのアナウンスが聞こえる。ナビが再検索するというのは指定した道を外れた場合である。Uターンしようかと思った時に「2キロ先を右折です」というアナウンスが聞こえた。違う道からも行けるのかと安心して、今度は指定された道を正しく右折。
ところが、これがビックリ林道。細いわ、舗装はガタガタだわ、谷側にガードレールはないわ。バイクに乗っている人にしかわからない表現だが、ところどころのヘアピンは180度ターンかつ急斜面だから、内側の足を前に投げ出さないと怖くて回れない。
それでようやくT字路にさしかかり大野山コッチの標識。正規のルートに戻る。ところがこのルートも、さきほどのビックリ林道ほどではないが、かなり険しい。比較するならヒヤヒヤ林道。フェラーリとかロールスロイスとか幅の広いクルマで大野山に行くのは避けましょう。
夏休みだから子供連れがたくさんいるかと思ったら閑散としていた。売店の横の駐車場を通り過ぎて、とりあえず一番奥でかつ標高の高いところの駐車場でバイクを駐める。
標高685メートル
気温27度。爽快なり
ここから先は一般車通行止め。
ちょうど上から作業車が降りてきたので、展望台までどれくらいかを訪ねる。
300メートルとのことなので登山決行!
意味のよくわからない置物?
牧草地の説明。
牧草って、どんな植物かずっと疑問に思っていたけれど
とりあえずは、ただの雑草にしか見えなかった。
山頂到着。
723.1メートル。
先ほどの標高はiPhoneで計ったもの。そこそこ坂はきつかったから50メーターくらいは上ってきたと思う。しかしコンマ1メートルの表示のある山頂は珍しいと思う。
富士見100景らしい。
急がないと電車に遅れるよ!
駅まで1時間20分(^^ゞ
大野山山頂から眺める丹沢湖。
たいした眺めでもなかった。
それよりも気になったのは丹沢この後ろの山にかかる雨雲。
ゴロゴロと雷の音も遠くに聞こえる。
丹沢湖は大野山の北側。前半に載せた写真は南側を写したもので、雲は多いものの晴れている。というわけで北側の丹沢湖はキャンセルして、南側に位置する謎のX地点を目指すことにする。ちなみに本日の天気予報は晴れのち曇り、降水確率20%だった。
と思っていたらパラパラと雨が降り出す。
ヤバッと思って駐車場へ駆け出すと10秒後にやむ。
駐車場でバッグを積んでいるときにも、また降ってきた。やや強め。
でも走り出して数百メートルすると雨はやんだというか、道路が濡れていないから降っていなかったんだろう。山の天気は複雑である。それとトータルで1分も雨は降っていないのに、気温は23度まで下がった。山の天気は恐ろしいというのは、こういうことなのかと思った。
正規ルートのヒヤヒヤ林道を下る。
こんな感じの細い道。
バイクのバッグやナビのあたりは濡れているのに、道路は全くのドライ。
本日、余裕があったのはここまで。
謎のX地点へは246号線まで降りて、少し走ってから南下してから西へ進む。
ところがヒヤヒヤ林道が246号線にさしかかる手前で、また雨が降ってきた。
そのまま246号線で東京へ帰ればよかったのだが、どうせまたすぐ止むと思ったのが本日2回目の判断ミス。今から考えれば、大野山の山頂で降ったり止んだりしていたときは空が明るかったが、この時点で暗くなっていたのに気付かなかった。
246号線から曲がって南下する。
その1分後、雨が強くなってきた。そのさらに1分後、道路に落ちた雨粒が30センチほどはねるくらいの強雨になってきた。
もうこうなると開き直って、雨に濡れること自体はほとんど気にならない。気温も25度くらいに下がったが(雨に濡れて気温計がはっきり見えない)、震えるほどの低温じゃない。
謎のX地点に行くには西に向かって進んでいるこの道の途中で左折してさらに南下する。その左折場所に来たが、とても観光できる天候じゃないので、そのまま西に進んだ。
これが本日3回目の判断ミス。この道路はほぼ246号線と平行に走っていて、いずれまた246号線と交差する。しかしここでUターンして元来た246号線に戻るか、さらに東に進んでから246号線に入るべきだったのだ。なぜならその場所からさらに西側はかなりタフな峠道。(東側は普通のまっすぐな道路)
自宅から丹沢湖までは約85キロ。もうこれくらいの距離だと徘徊の範疇だから事前にルート状況を詳しく調べていない。だから、あんなクネクネ道だとは思ってなかった。
晴れていたら楽しい峠道だったかもしれない。しかし道路はもう雨水が川のように流れている。しかもガスまで出てきてところどころは50メートルくらいしか視界がきかない。ヘアピンカーブも何カ所か連続する。この路面状況だからバイクはできるだけバンク(傾けること)させたくない。きついカーブを深いバンクで駆け抜けるのは難しくて私はなかなかできない。でも本日わかったのは、バイクを傾けないできついカーブを曲がる方がもっと難しい!
この道路は片側一車線の対面通行。ほとんどのヘアピンでオットットとセンターラインオーバー。もちろん対向車がいないことは確認している。でも、もし対向車がいてセンターラインオーバーできなければ、ひょっとしたら失速転倒したかもしれない。なんせヘアピンの途中が川みたいになっているんだから必死の操縦である。
気温は23.5度まで下がり、ズブ濡れなのでさすがに寒くなってきた。それでようやく山を下り246号線にたどり着く。なんと晴れ!
もちろんところどころ路面は濡れているが、ほんの2〜3分前まで私が格闘して、ひょっとして遭難するかと思ったスコールは何だったのかというような天気。どうやら私は山にかかった雨雲の下をひたすら走ってきたらしい(/o\)
246号線まで戻ると気温は30度。途中で東名にのって32度。濡れた革ジャンが乾く気化熱で涼しく心地よい。いろんな暑さ対策グッズがあるけれど、バイクに関していえばジャケットに水をぶっかけるのが手っ取り早いかもね。
山の天気は変わりやすい、山の天気は恐ろしいことを肌身で感じた1日だった。あと1時間、あの状態で走っていたら体力的にも精神的にも相当きつかっただろう。
謎のX地点は近々リベンジする予定だから、そのときまで内緒。
本来ならブログのタイトルは大野山〜丹沢湖〜〇〇〇となるはずだった。でも途中で信じられないようなスコール(強雨)が! しかも私のツーリングルートだけに降った(/o\)
前回の日光ツーリングは400キロ越えだったので、とりあえず今回は短めでプランニング。まず向かったのは大野山(おおのやま)。ここは神奈川県の乳牛育成牧場がある。狭い敷地しかない神奈川県の酪農家の代わりに、乳牛の仔牛を育てている。それでこの大野山からは丹沢湖がキレイに見える(富士山も見えるが季節的に無理)との評判。それとちょっと涼しいらしいということで、まずは最初の目的地に。

割と早起きしたのにロンドン・オリンピックのダイジェストを見てしまい、出発がどんどん遅れる。午前9時を回った頃、どうせこの時間になれば暑いのは同じと結局ガレージを出たのは午前11時前。結果的には、これがよくなかった。
東名は渋滞してるから国道246号線で進む。246号線も渋滞だが、高速道路での「高速すり抜け」は危ないし気疲れするからやりたくなかった。もちろん、やらなきゃいいんだけれど、高速で渋滞したらどうしてもやってしまう。
バイクの気温計はは35〜36度。日差しはカンカン照り。しかし本日はかなり風があったので渋滞のノロノロ運転になっても思いの外涼しかった。厚木を過ぎて伊勢原、秦野と山あいに入ってくると気温も31度くらいに下がる。このあたりは渋滞もないので、とても31度とは思えない快適さ。バイクに乗りすぎて感覚がおかしくなったのかとちょっと心配(^^ゞ
大野山はBMWのナビでは目的地設定できなかった。仕方ないので246号線から大野山に道路が分岐する場所をを目的地設定。そこからは一本道(だと思っていた)。ここで本日最初のミス。246号線から右折すると、そこは246号線も含めて三叉路になっていた。大野山へ行くには一番右側の道へ曲がる。でも真ん中の道へ曲がってしまった。その道の方が立派だったからという理由で。
すぐ「再検索中です」というナビのアナウンスが聞こえる。ナビが再検索するというのは指定した道を外れた場合である。Uターンしようかと思った時に「2キロ先を右折です」というアナウンスが聞こえた。違う道からも行けるのかと安心して、今度は指定された道を正しく右折。
ところが、これがビックリ林道。細いわ、舗装はガタガタだわ、谷側にガードレールはないわ。バイクに乗っている人にしかわからない表現だが、ところどころのヘアピンは180度ターンかつ急斜面だから、内側の足を前に投げ出さないと怖くて回れない。
それでようやくT字路にさしかかり大野山コッチの標識。正規のルートに戻る。ところがこのルートも、さきほどのビックリ林道ほどではないが、かなり険しい。比較するならヒヤヒヤ林道。フェラーリとかロールスロイスとか幅の広いクルマで大野山に行くのは避けましょう。
夏休みだから子供連れがたくさんいるかと思ったら閑散としていた。売店の横の駐車場を通り過ぎて、とりあえず一番奥でかつ標高の高いところの駐車場でバイクを駐める。
標高685メートル
気温27度。爽快なり
ここから先は一般車通行止め。
ちょうど上から作業車が降りてきたので、展望台までどれくらいかを訪ねる。
300メートルとのことなので登山決行!
意味のよくわからない置物?
牧草地の説明。
牧草って、どんな植物かずっと疑問に思っていたけれど
とりあえずは、ただの雑草にしか見えなかった。
山頂到着。
723.1メートル。
先ほどの標高はiPhoneで計ったもの。そこそこ坂はきつかったから50メーターくらいは上ってきたと思う。しかしコンマ1メートルの表示のある山頂は珍しいと思う。
富士見100景らしい。
急がないと電車に遅れるよ!
駅まで1時間20分(^^ゞ
大野山山頂から眺める丹沢湖。
たいした眺めでもなかった。
それよりも気になったのは丹沢この後ろの山にかかる雨雲。
ゴロゴロと雷の音も遠くに聞こえる。
丹沢湖は大野山の北側。前半に載せた写真は南側を写したもので、雲は多いものの晴れている。というわけで北側の丹沢湖はキャンセルして、南側に位置する謎のX地点を目指すことにする。ちなみに本日の天気予報は晴れのち曇り、降水確率20%だった。
と思っていたらパラパラと雨が降り出す。
ヤバッと思って駐車場へ駆け出すと10秒後にやむ。
駐車場でバッグを積んでいるときにも、また降ってきた。やや強め。
でも走り出して数百メートルすると雨はやんだというか、道路が濡れていないから降っていなかったんだろう。山の天気は複雑である。それとトータルで1分も雨は降っていないのに、気温は23度まで下がった。山の天気は恐ろしいというのは、こういうことなのかと思った。
正規ルートのヒヤヒヤ林道を下る。
こんな感じの細い道。
バイクのバッグやナビのあたりは濡れているのに、道路は全くのドライ。
本日、余裕があったのはここまで。
謎のX地点へは246号線まで降りて、少し走ってから南下してから西へ進む。
ところがヒヤヒヤ林道が246号線にさしかかる手前で、また雨が降ってきた。
そのまま246号線で東京へ帰ればよかったのだが、どうせまたすぐ止むと思ったのが本日2回目の判断ミス。今から考えれば、大野山の山頂で降ったり止んだりしていたときは空が明るかったが、この時点で暗くなっていたのに気付かなかった。
246号線から曲がって南下する。
その1分後、雨が強くなってきた。そのさらに1分後、道路に落ちた雨粒が30センチほどはねるくらいの強雨になってきた。
もうこうなると開き直って、雨に濡れること自体はほとんど気にならない。気温も25度くらいに下がったが(雨に濡れて気温計がはっきり見えない)、震えるほどの低温じゃない。
謎のX地点に行くには西に向かって進んでいるこの道の途中で左折してさらに南下する。その左折場所に来たが、とても観光できる天候じゃないので、そのまま西に進んだ。
これが本日3回目の判断ミス。この道路はほぼ246号線と平行に走っていて、いずれまた246号線と交差する。しかしここでUターンして元来た246号線に戻るか、さらに東に進んでから246号線に入るべきだったのだ。なぜならその場所からさらに西側はかなりタフな峠道。(東側は普通のまっすぐな道路)
自宅から丹沢湖までは約85キロ。もうこれくらいの距離だと徘徊の範疇だから事前にルート状況を詳しく調べていない。だから、あんなクネクネ道だとは思ってなかった。
晴れていたら楽しい峠道だったかもしれない。しかし道路はもう雨水が川のように流れている。しかもガスまで出てきてところどころは50メートルくらいしか視界がきかない。ヘアピンカーブも何カ所か連続する。この路面状況だからバイクはできるだけバンク(傾けること)させたくない。きついカーブを深いバンクで駆け抜けるのは難しくて私はなかなかできない。でも本日わかったのは、バイクを傾けないできついカーブを曲がる方がもっと難しい!
この道路は片側一車線の対面通行。ほとんどのヘアピンでオットットとセンターラインオーバー。もちろん対向車がいないことは確認している。でも、もし対向車がいてセンターラインオーバーできなければ、ひょっとしたら失速転倒したかもしれない。なんせヘアピンの途中が川みたいになっているんだから必死の操縦である。
気温は23.5度まで下がり、ズブ濡れなのでさすがに寒くなってきた。それでようやく山を下り246号線にたどり着く。なんと晴れ!
もちろんところどころ路面は濡れているが、ほんの2〜3分前まで私が格闘して、ひょっとして遭難するかと思ったスコールは何だったのかというような天気。どうやら私は山にかかった雨雲の下をひたすら走ってきたらしい(/o\)
246号線まで戻ると気温は30度。途中で東名にのって32度。濡れた革ジャンが乾く気化熱で涼しく心地よい。いろんな暑さ対策グッズがあるけれど、バイクに関していえばジャケットに水をぶっかけるのが手っ取り早いかもね。
山の天気は変わりやすい、山の天気は恐ろしいことを肌身で感じた1日だった。あと1時間、あの状態で走っていたら体力的にも精神的にも相当きつかっただろう。
謎のX地点は近々リベンジする予定だから、そのときまで内緒。
wassho at 23:26│Comments(0)│
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