2012年08月16日
払沢の滝、三頭大滝 その1
今年の夏のバイクツーリング・テーマは滝である。去年は別にテーマはなかったし、来年にテーマがあるかどうかはわからないか、とにかく今年のテーマは滝である。理由は単純で、滝は標高の高い場所にあって涼しいから。もっとも往き帰りは普通に暑いわけだが、それでも丸一日暑いよりは楽。それに滝はちょっと遠いところにあって、必然的に朝早く出発することになり、それもツーリングの涼しさ時間割合の向上に貢献する。
今回の滝は奥多摩にある。
地図はいつものグーグルマップで東から西へ。
いつも必ず渋滞していて嫌いな中央高速だが午前7時に出発したせいか、あるいは夏休みの中日(なかび)だったせいか渋滞はなかった。今回は八王子インターで降りず、その先の八王子ジャンクションで圏央道(けんおうどう:首都圏中央連絡自動車道:地図で南北に走っている部分)で、あきる野まで行く。
そこからは檜原(ひのはら)街道でまた西へ。檜原街道は「山里」を走っている感じがして楽しい。ほぼ秋川渓谷沿いを走ることになるが、道路から渓谷の景色がほとんど見えないのが残念。中央高速でバイクの気温計は32度だったが、檜原街道では29度くらい。道路が木立(こだち)の陰になっている部分などは、もっと温度が低く「冷気」を感じる。BMW F800Rの気温計は30秒か1分間隔で表示が更新されるようで、一瞬で通り過ぎる冷気は表示してくれないが。
払沢の滝(ほっさわのたき)も三頭(みとう)大滝も檜原(ひのはら)村にある。ちなみに檜原村は東京都で唯一の村(離島を覗く)。
午前8時半、払沢の滝の駐車場に到着。
村営の駐車場は無料。檜原村にとって観光は主要産業(だと思う)。
ガラ空きの駐車場なのに道路の隅っこに止めたのは、バイクの駐車場がなくて遠慮したのではなく、コッチが日陰だったから。
ちなみに日陰の中にあるものを写真に撮ると、たいてい真っ黒に写るが、これはNEX-5NのDRO=dynamic range optimizerという機能を使って撮った。多少は新しいデジカメに慣れてきたか。でもイチイチ操作するのは面倒なのでフルオートで「私ができるような操作」のことは全部自動でやって欲しい。それと携帯も最近は人間の言葉を理解するのだから、デジカメも「逆光」とか「影の中を撮る」とか「デジタルズーム2倍」とかいえば反応するようにしてくれないかな。
檜原村には滝に恵まれた地形。
ここに載っているのは代表的な13の滝。小さな滝や、観光向きでない山奥の滝を含めると50カ所ほどあるらしい。
駐車場から坂を下っていく。
ほんの短い坂だが、滝までの行程で一番の急斜面。
往きは先ほどの坂以外はすべて上り。
坂を下ったら右折して川沿いに登っていく。写真は喫茶食堂みたいな小屋だが、まだ朝早いからか行きも帰りもしまっていた。なお、ここから先に売店とか飲料の自動販売機はない。
喫茶食堂のすぐ先にあった「ゆうびん館」という聞き慣れない施設。郵便だけでなく為替、貯金、保険、年金まで扱っている。しかしナゼに木曜日が定休日?
坂はソコソコの勾配。
登って、曲がって、また登る。
途中にあった美しいミニ滝。
なかなかのものだなあと思っていたら名前がついていた。
日の光の当たり方が複雑で、ほんの数歩離れると、こういうスポットライトで照らしたようには見えない。
それで、まだまだ登らされる。
こんなマイクロ滝というか段差は、そこら中にある。
水道橋?と思っていたら
こんな看板があって
人工的なものが目に入ってきた。
水道用のミニダムかな?
この程度のチョロチョロ流入量で足りるのか、他人事ながら心配。
休憩所を超えると
滝が見えてきた。
ちなみに駐車場から、ここまで写真を撮りながら歩いて15分くらい。
これが本日のメインディッシュ払沢の滝。
日本三大名瀑の華厳の滝を見た後だから、どうかな?と思っていたけれど、なかなかのたたずまい。少し神々しい雰囲気もありけっこう気に入った。
ところで滝の迫力というのは、たぶんプロのカメラマンでも写真で本当の姿は表現できない。写真に撮ると少し貧弱になる。滝の水流は速いスピードで落下しているから、人間の目の残像効果によって、生で見ると実際の水量より多く見えるから(だと思う:あくまで仮説です)。
滝の横に石積みの階段があったので登ってみると、
滝壺!
この滝壺の雰囲気がまたよろしい。払沢の滝はサイズは小振りだけれど、バランス・プロポーションがいいと思う。なお滝壺の横の岩をよじ登れば、滝壺を上からのぞき込むような感じで見られそうだったが、足場的に不安定だったので断念。
アップで。
水しぶき、感じられるかな?
滝壺から流れ出る水流。
すくってみたら、ビックリするほど冷たいというわけではなかった。普通に冷たい。飲むのはやめておいた。
滝側から見た休憩所。
ちょっと一服していると温度計発見。
気温25度。やっぱり滝は涼しい!
その2に続く(下にある)
今回の滝は奥多摩にある。
地図はいつものグーグルマップで東から西へ。
いつも必ず渋滞していて嫌いな中央高速だが午前7時に出発したせいか、あるいは夏休みの中日(なかび)だったせいか渋滞はなかった。今回は八王子インターで降りず、その先の八王子ジャンクションで圏央道(けんおうどう:首都圏中央連絡自動車道:地図で南北に走っている部分)で、あきる野まで行く。
そこからは檜原(ひのはら)街道でまた西へ。檜原街道は「山里」を走っている感じがして楽しい。ほぼ秋川渓谷沿いを走ることになるが、道路から渓谷の景色がほとんど見えないのが残念。中央高速でバイクの気温計は32度だったが、檜原街道では29度くらい。道路が木立(こだち)の陰になっている部分などは、もっと温度が低く「冷気」を感じる。BMW F800Rの気温計は30秒か1分間隔で表示が更新されるようで、一瞬で通り過ぎる冷気は表示してくれないが。
払沢の滝(ほっさわのたき)も三頭(みとう)大滝も檜原(ひのはら)村にある。ちなみに檜原村は東京都で唯一の村(離島を覗く)。
午前8時半、払沢の滝の駐車場に到着。
村営の駐車場は無料。檜原村にとって観光は主要産業(だと思う)。
ガラ空きの駐車場なのに道路の隅っこに止めたのは、バイクの駐車場がなくて遠慮したのではなく、コッチが日陰だったから。
ちなみに日陰の中にあるものを写真に撮ると、たいてい真っ黒に写るが、これはNEX-5NのDRO=dynamic range optimizerという機能を使って撮った。多少は新しいデジカメに慣れてきたか。でもイチイチ操作するのは面倒なのでフルオートで「私ができるような操作」のことは全部自動でやって欲しい。それと携帯も最近は人間の言葉を理解するのだから、デジカメも「逆光」とか「影の中を撮る」とか「デジタルズーム2倍」とかいえば反応するようにしてくれないかな。
檜原村には滝に恵まれた地形。
ここに載っているのは代表的な13の滝。小さな滝や、観光向きでない山奥の滝を含めると50カ所ほどあるらしい。
駐車場から坂を下っていく。
ほんの短い坂だが、滝までの行程で一番の急斜面。
往きは先ほどの坂以外はすべて上り。
坂を下ったら右折して川沿いに登っていく。写真は喫茶食堂みたいな小屋だが、まだ朝早いからか行きも帰りもしまっていた。なお、ここから先に売店とか飲料の自動販売機はない。
喫茶食堂のすぐ先にあった「ゆうびん館」という聞き慣れない施設。郵便だけでなく為替、貯金、保険、年金まで扱っている。しかしナゼに木曜日が定休日?
坂はソコソコの勾配。
登って、曲がって、また登る。
途中にあった美しいミニ滝。
なかなかのものだなあと思っていたら名前がついていた。
日の光の当たり方が複雑で、ほんの数歩離れると、こういうスポットライトで照らしたようには見えない。
それで、まだまだ登らされる。
こんなマイクロ滝というか段差は、そこら中にある。
水道橋?と思っていたら
こんな看板があって
人工的なものが目に入ってきた。
水道用のミニダムかな?
この程度のチョロチョロ流入量で足りるのか、他人事ながら心配。
休憩所を超えると
滝が見えてきた。
ちなみに駐車場から、ここまで写真を撮りながら歩いて15分くらい。
これが本日のメインディッシュ払沢の滝。
日本三大名瀑の華厳の滝を見た後だから、どうかな?と思っていたけれど、なかなかのたたずまい。少し神々しい雰囲気もありけっこう気に入った。
ところで滝の迫力というのは、たぶんプロのカメラマンでも写真で本当の姿は表現できない。写真に撮ると少し貧弱になる。滝の水流は速いスピードで落下しているから、人間の目の残像効果によって、生で見ると実際の水量より多く見えるから(だと思う:あくまで仮説です)。
滝の横に石積みの階段があったので登ってみると、
滝壺!
この滝壺の雰囲気がまたよろしい。払沢の滝はサイズは小振りだけれど、バランス・プロポーションがいいと思う。なお滝壺の横の岩をよじ登れば、滝壺を上からのぞき込むような感じで見られそうだったが、足場的に不安定だったので断念。
アップで。
水しぶき、感じられるかな?
滝壺から流れ出る水流。
すくってみたら、ビックリするほど冷たいというわけではなかった。普通に冷たい。飲むのはやめておいた。
滝側から見た休憩所。
ちょっと一服していると温度計発見。
気温25度。やっぱり滝は涼しい!
その2に続く(下にある)