2012年09月15日
まずは渡良瀬渓谷を日光まで
連休だし、来週末はイベントがあってバイクに乗れないし、相変わらず暑いし、
じゃちょっと距離が長くなっても、涼しいところでバイクを楽しもうというのが今回の趣旨というか言い訳。
全体ルート。
首都高に乗って埼玉の川口から東北自動車道(赤ライン)
途中で北関東自動車道に乗り換える(ピンクライン)。
国道122号線で渡良瀬渓谷を日光まで北上(黄色ライン)
霧降高原道路(オレンジライン)
日塩もみじライン(ピンクライン)
その後は塩原温泉を抜けて東北自動車道(オレンジライン)で戻ってきた。
出発は午前8時。
前回、日光にいったとき午前6時だったのに較べると遅め。
それには理由がある。
早朝に出発すれば、帰ってくるのも早いから
往き(涼しい)→現地の高原(涼しい)→帰り(暑い)
となる。
逆に考えると帰りの暑さを避けるには日が傾いてから帰ればいい。今回は現地の那須塩原から高速に乗れば、自宅から5分のところまでずっと高速である。基本的に夜は危ないし、バイクのライトはクルマと較べて明るくないからあまり走りたくないのだけれど、高速道路なら気にすることもない。その分往きが暑くなるが、往きはまだ元気だし、残暑が続いているとはいえ午前8時頃だと多少は涼しい。それに東北自動車道は東名や中央高速ほど渋滞しないーーーなどを考えての出発時刻。
この目論見は成功したと思う。今回の走行距離は470キロだったが、距離の割には疲れが少なかった。なお今回のツーリングでは想定外のハプニングと、想定内のトラブルがそれぞれ1件。ついでに予想外の出来事も1件。それはツーリング日記後半で。
首都高は荒川沿いに抜ける手前の飛鳥山トンネル付近で渋滞。ここはいつも渋滞している気がする。それ以外は目立った渋滞なし。東北自動車道も数カ所のミニ渋滞だけで順調に走れた。ところで東北自動車道はスリ抜け(渋滞の時にクルマとクルマの間を走ること)がしやすい。東名や中央高速と較べて大型トラックやバスが少なく乗用車がほとんどだからだと思う。
佐野サービスエリアで休憩し、その先の岩舟ジャンクションで北関東自動車道に入る。北関東自動車道はちょっと変わった高速道路で、群馬の高崎市から茨城の「ひたちなか市」を結んでいるのだが、一本の道路ではなく、その途中は東北自動車道が北関東自動車道を兼ねている。またひたちなか市側の最後の10キロ程度も東水戸道路という元からあった高速道路を使っている。つまり北関東自動車道の一部はよその高速道路で、名前だけ北関東自動車道ということにしてある。なにか大人の事情があったのかな?
今回は岩舟ジャンクションから太田桐生というインターチェンジまでを走った。北関東自動車道が出来始めたのは10年くらい前からで、今回の区間が開通したのは昨年の3月。ナビには、この区間の情報が入っておらずルートを外れたと判断して何度も「再検索中」のアナウンスが流れてうるさい。ちなみにBMW純正のナビは、といってもガーミンというメーカーのOEMだからホンダもヤマハも同じナビだが、未だに新東名や首都高の大橋と西新宿を結ぶ区間などを掲載した新しい地図データを用意していない。やる気ゼロ。パイオニアやアルパインがバイク用のナビを作ってくれないかなあ。マーケットが小さいから無理だろうけど。
さて渡良瀬渓谷を走る国道122号線。
渡良瀬渓谷は、森高千里の名曲「渡良瀬橋」の渡良瀬川上流である。渡良瀬橋も太田桐生インターチェンジの近く。わざわざ見には行かなかったが。もう一つ有名なのが渓谷沿いを走る「わたらせ渓谷鐵道」。一度乗ってみたいと思っている。それと各駅舎がレトロでいい味を出しているらしい。今回は時間の関係で駅には立ち寄らなかったが、これもいずれそのうち。
肝心の道は、まあ普通の山道。悪くはないんだが、交通量がソコソコあって遅いクルマにブロックされることも多く、あまり楽しめない。苦労してパスしても、また次の集団につかまってしまう。道路からは渓谷はほとんど見えない。日光近くにならないと特に涼しくもない。というわけで、あまりいいところがないが、昔クルマで通ったことがあるのでそれは織り込み済み。高速道路を使って霧降高原道路に行くと、前回の日光ツーリングとまったく同じルートのになるので、それを避けたかっただけ。
上の地図でピンクが少し太くなっている箇所がある。
そこは草木湖(くさきこ)というダム湖。
展望台はこの建物の屋上。
利根川水系の渇水が報じられているが、渡良瀬川も利根川水系。
水、少なっ!
ボートもはるか下に。
ダムの上は対岸に渡る道路になっている。
恒例の青空写真。
でも雲の真ん中に黒いシミが。これはレンズの前を横切ったトンボだと思われる。トンボはかなりの数がいた。まだまだ暑くても、季節はそれなりに秋。
ダムの上で記念撮影。
122号線は草木湖の西岸を走っていて、東岸は県道343号線。122号線で遅いクルマにブロックされてつまらなかったので、ダムを渡って343号線を走ることにする。
しかし、これが林道レベルの狭いクネクネ道。
先が長いのにペースが上がらず焦る。写真は途中の展望台でスイングパノラマで撮ったもの。クネクネ度合いがわかるかな?
展望台といっても、水が涸れかけている湖を見ても仕方ないが。
ススキが生えているのが秋の気配。対岸の道路が122号線。
途中で橋があったので、122号線へ戻ることにした。
水が少ない様子。
橋の上流側は、さらに少ない。
節水しましょう。
のんきにカヌーで遊んでいる人。
のんきに記念撮影している私(^^ゞ
ちょうどお昼頃。太陽はほぼ真上でバイクの黒い部分は影でつぶれてしまった。橋の反対側に停めて撮ればよかったと今頃気付く。それでバイクのつぶれた部分だけを画像ソフトで調整したのが下の写真。
多少は見えるようになるが、何となく色が薄くなってしまう。もっと細かい部分ごとを選択して修正すれば、キレイな写真になることは知っているが面倒でやっていられない。カメラのテクノロジーがもっと進歩することを祈るばかりである。
日光に近づくにつれてときどき渡良瀬川も見えるようになる。そして気温25度くらいまで下がる。極めつけは日光手前にある全長3キロほどの日足(にっそく)トンネル。なんとバイクの気温計は19度まで下がった。寒っ! 日足とは日光の日と、足尾の足。足尾とは昔社会科で習った足尾銅山鉱毒事件の足尾である。明治時代、日本最初の公害事件の舞台となった足尾銅山も、現在は観光施設となっている。
122号線は最後に東照宮の参道の手前を通る。具体的に表現するのは難しいが日光ムード満点。観光地的ではあるが、山の景色とも相まって、何となく凛とした雰囲気がある。写真も撮らず素通りしただけだったが、いずれ訪れることもあるでしょう。
ーーー続く。
じゃちょっと距離が長くなっても、涼しいところでバイクを楽しもうというのが今回の趣旨というか言い訳。
全体ルート。
首都高に乗って埼玉の川口から東北自動車道(赤ライン)
途中で北関東自動車道に乗り換える(ピンクライン)。
国道122号線で渡良瀬渓谷を日光まで北上(黄色ライン)
霧降高原道路(オレンジライン)
日塩もみじライン(ピンクライン)
その後は塩原温泉を抜けて東北自動車道(オレンジライン)で戻ってきた。
出発は午前8時。
前回、日光にいったとき午前6時だったのに較べると遅め。
それには理由がある。
早朝に出発すれば、帰ってくるのも早いから
往き(涼しい)→現地の高原(涼しい)→帰り(暑い)
となる。
逆に考えると帰りの暑さを避けるには日が傾いてから帰ればいい。今回は現地の那須塩原から高速に乗れば、自宅から5分のところまでずっと高速である。基本的に夜は危ないし、バイクのライトはクルマと較べて明るくないからあまり走りたくないのだけれど、高速道路なら気にすることもない。その分往きが暑くなるが、往きはまだ元気だし、残暑が続いているとはいえ午前8時頃だと多少は涼しい。それに東北自動車道は東名や中央高速ほど渋滞しないーーーなどを考えての出発時刻。
この目論見は成功したと思う。今回の走行距離は470キロだったが、距離の割には疲れが少なかった。なお今回のツーリングでは想定外のハプニングと、想定内のトラブルがそれぞれ1件。ついでに予想外の出来事も1件。それはツーリング日記後半で。
首都高は荒川沿いに抜ける手前の飛鳥山トンネル付近で渋滞。ここはいつも渋滞している気がする。それ以外は目立った渋滞なし。東北自動車道も数カ所のミニ渋滞だけで順調に走れた。ところで東北自動車道はスリ抜け(渋滞の時にクルマとクルマの間を走ること)がしやすい。東名や中央高速と較べて大型トラックやバスが少なく乗用車がほとんどだからだと思う。
佐野サービスエリアで休憩し、その先の岩舟ジャンクションで北関東自動車道に入る。北関東自動車道はちょっと変わった高速道路で、群馬の高崎市から茨城の「ひたちなか市」を結んでいるのだが、一本の道路ではなく、その途中は東北自動車道が北関東自動車道を兼ねている。またひたちなか市側の最後の10キロ程度も東水戸道路という元からあった高速道路を使っている。つまり北関東自動車道の一部はよその高速道路で、名前だけ北関東自動車道ということにしてある。なにか大人の事情があったのかな?
今回は岩舟ジャンクションから太田桐生というインターチェンジまでを走った。北関東自動車道が出来始めたのは10年くらい前からで、今回の区間が開通したのは昨年の3月。ナビには、この区間の情報が入っておらずルートを外れたと判断して何度も「再検索中」のアナウンスが流れてうるさい。ちなみにBMW純正のナビは、といってもガーミンというメーカーのOEMだからホンダもヤマハも同じナビだが、未だに新東名や首都高の大橋と西新宿を結ぶ区間などを掲載した新しい地図データを用意していない。やる気ゼロ。パイオニアやアルパインがバイク用のナビを作ってくれないかなあ。マーケットが小さいから無理だろうけど。
さて渡良瀬渓谷を走る国道122号線。
渡良瀬渓谷は、森高千里の名曲「渡良瀬橋」の渡良瀬川上流である。渡良瀬橋も太田桐生インターチェンジの近く。わざわざ見には行かなかったが。もう一つ有名なのが渓谷沿いを走る「わたらせ渓谷鐵道」。一度乗ってみたいと思っている。それと各駅舎がレトロでいい味を出しているらしい。今回は時間の関係で駅には立ち寄らなかったが、これもいずれそのうち。
肝心の道は、まあ普通の山道。悪くはないんだが、交通量がソコソコあって遅いクルマにブロックされることも多く、あまり楽しめない。苦労してパスしても、また次の集団につかまってしまう。道路からは渓谷はほとんど見えない。日光近くにならないと特に涼しくもない。というわけで、あまりいいところがないが、昔クルマで通ったことがあるのでそれは織り込み済み。高速道路を使って霧降高原道路に行くと、前回の日光ツーリングとまったく同じルートのになるので、それを避けたかっただけ。
上の地図でピンクが少し太くなっている箇所がある。
そこは草木湖(くさきこ)というダム湖。
展望台はこの建物の屋上。
利根川水系の渇水が報じられているが、渡良瀬川も利根川水系。
水、少なっ!
ボートもはるか下に。
ダムの上は対岸に渡る道路になっている。
恒例の青空写真。
でも雲の真ん中に黒いシミが。これはレンズの前を横切ったトンボだと思われる。トンボはかなりの数がいた。まだまだ暑くても、季節はそれなりに秋。
ダムの上で記念撮影。
122号線は草木湖の西岸を走っていて、東岸は県道343号線。122号線で遅いクルマにブロックされてつまらなかったので、ダムを渡って343号線を走ることにする。
しかし、これが林道レベルの狭いクネクネ道。
先が長いのにペースが上がらず焦る。写真は途中の展望台でスイングパノラマで撮ったもの。クネクネ度合いがわかるかな?
展望台といっても、水が涸れかけている湖を見ても仕方ないが。
ススキが生えているのが秋の気配。対岸の道路が122号線。
途中で橋があったので、122号線へ戻ることにした。
水が少ない様子。
橋の上流側は、さらに少ない。
節水しましょう。
のんきにカヌーで遊んでいる人。
のんきに記念撮影している私(^^ゞ
ちょうどお昼頃。太陽はほぼ真上でバイクの黒い部分は影でつぶれてしまった。橋の反対側に停めて撮ればよかったと今頃気付く。それでバイクのつぶれた部分だけを画像ソフトで調整したのが下の写真。
多少は見えるようになるが、何となく色が薄くなってしまう。もっと細かい部分ごとを選択して修正すれば、キレイな写真になることは知っているが面倒でやっていられない。カメラのテクノロジーがもっと進歩することを祈るばかりである。
日光に近づくにつれてときどき渡良瀬川も見えるようになる。そして気温25度くらいまで下がる。極めつけは日光手前にある全長3キロほどの日足(にっそく)トンネル。なんとバイクの気温計は19度まで下がった。寒っ! 日足とは日光の日と、足尾の足。足尾とは昔社会科で習った足尾銅山鉱毒事件の足尾である。明治時代、日本最初の公害事件の舞台となった足尾銅山も、現在は観光施設となっている。
122号線は最後に東照宮の参道の手前を通る。具体的に表現するのは難しいが日光ムード満点。観光地的ではあるが、山の景色とも相まって、何となく凛とした雰囲気がある。写真も撮らず素通りしただけだったが、いずれ訪れることもあるでしょう。
ーーー続く。
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