2012年09月22日
初めての競馬場
競馬は今まで2回しか経験がない。
最初は大学1年か2年生の頃。スキーショップのバイトで一緒になったY君が無類の競馬好き。そして強かった。バイトで稼ぐ時給より多くを馬券で当てていた。それでいつのまにか週末になるとバイト仲間がY君にお金を渡し彼に任せて馬券を買うことに。金額は500円とか1000円くらいだったように思う。渡した金額以下になったことはなく12月の終わりまでに各自1万円くらいの儲けになった。Y君いわく「ガチガチの馬券で確実な運用を心掛けている」と。
そして12月末のビッグレース有馬記念。ソコソコ儲かってきたし、ここは少しリスクはあっても高配当な馬券を狙ってもいいのではないかと、Y君を交えたバイト仲間のミーティングで決まった。私の含めてほとんどの人が1万円をY君に渡した。
結果はまさかの惨敗(>_<)
ところでそのバイト先にはY君の幼なじみのW君も一緒に働いていた。どっちも「ワル」だったが、彼は競馬には参加していない。皆が意気消沈している中でW君は「アイツは中学1年から馬券を買っているけれど、今まで有馬記念を取ったことは一度もない」とボソッと。先に教えてよ(^^ゞ
有馬記念事件に懲りたというわけでもなかったのだが、もともと競馬には興味がなかったので、その次はそれから25年ほども過ぎた10年近く前。仕事がらみで東京ドーム近くに出かけた。仕事が終わった後、同行していたクライアントのHさんが「せっかく土曜日にこんなところに来たのだから馬券を買いたい」と。東京ドームで馬券を買えるとは、そのときまで知らなかった。実際にはドームの中ではなく同じ敷地にある別のビル、いわゆる場外馬券場。
やたらジイさんバアさんが多かったことを覚えている。Hさんいわく「馬券は1レース100円から買える。1日いても1000円ほどで遊べる。だから年金暮らしの老人には向いている娯楽」。なるほどね。
適当に馬券を買って2レースほどつきあった。レースが始まると、それまでザワザワしていた会場が静まり、みんな食い入るようにモニター画面を見つめていたのが印象的。「なかには息が止まっちゃったジイさんバアさんがいるんじゃない?」と、私と並んでモニターを見ていたHさんの方を向くと、彼の息が止まっていた(^^ゞ
今回も6月のプロ野球と同じく、友人が会社の接待がらみで入手した特別席とやらが回ってきた。持つべきものは友人である。メンバーも前回と同じ。同級生1名欠席で、また中国人の知り合いを連れて行った。いちおう建前が共産主義の中国では、ギャンブルは禁止で競馬というものがないらしい。ただし香港は別扱いでとても盛んとのこと。
大学生の時はバイト先のY君に任せきりだったし、東京ドームの時もクライアントのHさんが色々やってくれて私は適当に数字を言っただけだったので、馬券を買うのは今回が実質初めて。友人二人も同じようなもの。もちろん中国人は競馬が1日に何レースも行われていることすら知らないレベル。
前日にこのページそのほかでお勉強。馬券の種類をチェックする。なんと9種類もある。もし競馬の経験が全くなく、このページに書いてあることの意味がさっぱりわからなくても心配無用。現地に行けば何となくわかってくる。実は私も前日はチンプンカンプンだった。
訪れたのは中山競馬場。
千葉県船橋市にある。自宅からは電車を乗り継いで1時間15分ほど。ここは有馬記念の行われる競馬場でもある。やっぱり縁があったのか?

集合は駅の改札口に午前9時半。でもせっかく知らない街に行くのだから駅前を少しブラブラしようと午前9時に到着。でもこの試みは失敗。最寄り駅のJR武蔵野線・船橋法典駅には競馬場専用改札口があって、そこから競馬場までは地下通路で結ばれている。だから駅周辺を探索はできず。
地下通路をしばらく歩くと、こんなゲートがある。
入場料200円。競馬場に入るのにお金がいるとは知らなかった。我々は特別席チケットとセットになっているタダ券を使用。
白黒の冊子が出走表。全部で12レースあるが、どのレースにどの馬が走るのかを書いてある。馬券は馬番号または枠番号(知らなければ、上のリンク・ページで勉強してね)を指定して買うが、その情報が載っている。無料。
地下通路は長いが、動く歩道があるので楽。
駅から競馬場まで10分ほど。
これはビギナー向けの解説冊子を配布しているカウンター。その冊子には馬券の種類の説明や、馬券を買うためのマークシートの書き方を始め、競馬を楽しむ基礎知識が書かれている。これも無料。
競馬場の建物入り口の手前にトンネルがあったので上がってみた。
競馬場だ!
まだ人影もまばら。
建物の中に入る。
チケットを手配してくれた友人が、受付を済まさなければというのでついて行く。なんかエラくなった気分。
でも本当にエラのは来賓受付の向こう側のカウンター。馬主受付の女性はスーツ姿だが、来賓受付は事務服姿で差別化されている? 平均年齢も馬主受付の方が10歳若い(^^ゞ
座席チケットを受け取って、手の甲にスタンプを押される。特殊なインクで目には何も見えない。来賓席は3階にあるが2階から3階に上げるエレベータのに乗るときに、係員がブラックライトを当てて手の甲にスタンプが押されているか確認する。
来賓席到着。
先ほどの建物外観写真のガラス窓になっている部分。一般指定席4/5、来賓席1/5位の割合だった。ちなみに馬主席は4階。もちろん立ち入れず。
座席はこんな感じ。
特に広くもないが、狭くもない椅子とデスク。
モニターとコンセント付き。
パドックを見に行く。出走前の馬を眺められるところ。
初めて間近で見る競走馬は、思ったより小さかった。
競馬マニアはここで馬を見て、馬券を買う判断材料を得られるのかな? とりあえず私には、馬に黒と茶色と白の種類がいることがわかっただけ。
手綱(たづな)を引いてパドックを何周かした後に「と〜ま〜れ〜」と大きなかけ声が掛かる。そうするとジョッキーとスーツを着た人がなだれ込んでくる。スーツ姿はたぶん馬主だと思う。
その後ジョッキーが馬に乗ってパドックを一周してお披露目終了。
特に馬についての説明はない。
そのときは、こんな白馬が先導する。
ちなみに馬って歩きながら、キバルこともなくウンチする(^^ゞ
パドックの隣が、たぶん正面入り口。
カメラを向けるとポーズを取ってくれる着ぐるみ君。
隣のチェックシャツは競馬場スタッフだが、彼女のポーズの意味は不明。
2レース目に最初の馬券を買う。1000円を3枚。
ワイド6−8的中!
ワイドとは買った馬2頭が1〜3着までのどれかに入っていれば当たりとなる馬券。今回は8番の馬が1着、6番が3着だった。払戻金は4200円。合計3000円買っているから1200円の儲け。さい先ヨシ。
さて馬券の買い方はわかっても、どの馬を買うべきなのかはさっぱりわからない。競馬新聞には競馬記者の予想欄があって、○とか◎とか△とか▲とか注とか※とか書いてあるが、それぞれの意味もよくわからない。5名くらいの予想が載っているが予想がばらばらなものもある。でもまあ、予想欄が空白の馬はさけて、ある程度予想欄が「賑わっている」馬の中から名前で選んだり、前のレースで馬番号が小さい馬を選んだら次のレースでは番号が大きな馬にするなどして選んだ。
ところで競馬新聞、友人が売店で「どの新聞がいいですか?」と尋ねて薦められたものだが500円もする。けっこう高いのね。あるいは初心者丸出しの質問をしたから高い新聞を売りつけられたのかな?
今回は4人とも競馬初心である。だからいろいろある。
本日は1つのレースに出走したのは12頭か16頭。でも馬券を買うときに記入する
マークシートには18番までの馬番号がある。S君は18番の馬を買おうとして
馬券売り場の係員に笑われる。
また先ほども書いたようにワイドという馬券は馬2頭を指定して買う。
M君はワイドで馬3頭を指定して馬券売り場の係員に笑われる。
マークシートは何種類かあって、我々が使ったのはマークシート置き場に初心者用と書かれていたもの。それで昨日予習した枠連単という馬券の種類がマークシートに載っていなかったので、マークシート置き場に取りに行く。でもそれらしいマークシートがない。たまたま通りかかった係員に私が「枠連単のマークシートはどれですか?」と訪ねると、枠連単というのは地方競馬の馬券で中央競馬にはないとのこと。顔は笑っていなかったが、目が「初心者なのね」と笑っていた(^^ゞ
ーーー続く
最初は大学1年か2年生の頃。スキーショップのバイトで一緒になったY君が無類の競馬好き。そして強かった。バイトで稼ぐ時給より多くを馬券で当てていた。それでいつのまにか週末になるとバイト仲間がY君にお金を渡し彼に任せて馬券を買うことに。金額は500円とか1000円くらいだったように思う。渡した金額以下になったことはなく12月の終わりまでに各自1万円くらいの儲けになった。Y君いわく「ガチガチの馬券で確実な運用を心掛けている」と。
そして12月末のビッグレース有馬記念。ソコソコ儲かってきたし、ここは少しリスクはあっても高配当な馬券を狙ってもいいのではないかと、Y君を交えたバイト仲間のミーティングで決まった。私の含めてほとんどの人が1万円をY君に渡した。
結果はまさかの惨敗(>_<)
ところでそのバイト先にはY君の幼なじみのW君も一緒に働いていた。どっちも「ワル」だったが、彼は競馬には参加していない。皆が意気消沈している中でW君は「アイツは中学1年から馬券を買っているけれど、今まで有馬記念を取ったことは一度もない」とボソッと。先に教えてよ(^^ゞ
有馬記念事件に懲りたというわけでもなかったのだが、もともと競馬には興味がなかったので、その次はそれから25年ほども過ぎた10年近く前。仕事がらみで東京ドーム近くに出かけた。仕事が終わった後、同行していたクライアントのHさんが「せっかく土曜日にこんなところに来たのだから馬券を買いたい」と。東京ドームで馬券を買えるとは、そのときまで知らなかった。実際にはドームの中ではなく同じ敷地にある別のビル、いわゆる場外馬券場。
やたらジイさんバアさんが多かったことを覚えている。Hさんいわく「馬券は1レース100円から買える。1日いても1000円ほどで遊べる。だから年金暮らしの老人には向いている娯楽」。なるほどね。
適当に馬券を買って2レースほどつきあった。レースが始まると、それまでザワザワしていた会場が静まり、みんな食い入るようにモニター画面を見つめていたのが印象的。「なかには息が止まっちゃったジイさんバアさんがいるんじゃない?」と、私と並んでモニターを見ていたHさんの方を向くと、彼の息が止まっていた(^^ゞ
今回も6月のプロ野球と同じく、友人が会社の接待がらみで入手した特別席とやらが回ってきた。持つべきものは友人である。メンバーも前回と同じ。同級生1名欠席で、また中国人の知り合いを連れて行った。いちおう建前が共産主義の中国では、ギャンブルは禁止で競馬というものがないらしい。ただし香港は別扱いでとても盛んとのこと。
大学生の時はバイト先のY君に任せきりだったし、東京ドームの時もクライアントのHさんが色々やってくれて私は適当に数字を言っただけだったので、馬券を買うのは今回が実質初めて。友人二人も同じようなもの。もちろん中国人は競馬が1日に何レースも行われていることすら知らないレベル。
前日にこのページそのほかでお勉強。馬券の種類をチェックする。なんと9種類もある。もし競馬の経験が全くなく、このページに書いてあることの意味がさっぱりわからなくても心配無用。現地に行けば何となくわかってくる。実は私も前日はチンプンカンプンだった。
訪れたのは中山競馬場。
千葉県船橋市にある。自宅からは電車を乗り継いで1時間15分ほど。ここは有馬記念の行われる競馬場でもある。やっぱり縁があったのか?

集合は駅の改札口に午前9時半。でもせっかく知らない街に行くのだから駅前を少しブラブラしようと午前9時に到着。でもこの試みは失敗。最寄り駅のJR武蔵野線・船橋法典駅には競馬場専用改札口があって、そこから競馬場までは地下通路で結ばれている。だから駅周辺を探索はできず。
地下通路をしばらく歩くと、こんなゲートがある。
入場料200円。競馬場に入るのにお金がいるとは知らなかった。我々は特別席チケットとセットになっているタダ券を使用。
白黒の冊子が出走表。全部で12レースあるが、どのレースにどの馬が走るのかを書いてある。馬券は馬番号または枠番号(知らなければ、上のリンク・ページで勉強してね)を指定して買うが、その情報が載っている。無料。
地下通路は長いが、動く歩道があるので楽。
駅から競馬場まで10分ほど。
これはビギナー向けの解説冊子を配布しているカウンター。その冊子には馬券の種類の説明や、馬券を買うためのマークシートの書き方を始め、競馬を楽しむ基礎知識が書かれている。これも無料。
競馬場の建物入り口の手前にトンネルがあったので上がってみた。
競馬場だ!
まだ人影もまばら。
建物の中に入る。
チケットを手配してくれた友人が、受付を済まさなければというのでついて行く。なんかエラくなった気分。
でも本当にエラのは来賓受付の向こう側のカウンター。馬主受付の女性はスーツ姿だが、来賓受付は事務服姿で差別化されている? 平均年齢も馬主受付の方が10歳若い(^^ゞ
座席チケットを受け取って、手の甲にスタンプを押される。特殊なインクで目には何も見えない。来賓席は3階にあるが2階から3階に上げるエレベータのに乗るときに、係員がブラックライトを当てて手の甲にスタンプが押されているか確認する。
来賓席到着。
先ほどの建物外観写真のガラス窓になっている部分。一般指定席4/5、来賓席1/5位の割合だった。ちなみに馬主席は4階。もちろん立ち入れず。
座席はこんな感じ。
特に広くもないが、狭くもない椅子とデスク。
モニターとコンセント付き。
パドックを見に行く。出走前の馬を眺められるところ。
初めて間近で見る競走馬は、思ったより小さかった。
競馬マニアはここで馬を見て、馬券を買う判断材料を得られるのかな? とりあえず私には、馬に黒と茶色と白の種類がいることがわかっただけ。
手綱(たづな)を引いてパドックを何周かした後に「と〜ま〜れ〜」と大きなかけ声が掛かる。そうするとジョッキーとスーツを着た人がなだれ込んでくる。スーツ姿はたぶん馬主だと思う。
その後ジョッキーが馬に乗ってパドックを一周してお披露目終了。
特に馬についての説明はない。
そのときは、こんな白馬が先導する。
ちなみに馬って歩きながら、キバルこともなくウンチする(^^ゞ
パドックの隣が、たぶん正面入り口。
カメラを向けるとポーズを取ってくれる着ぐるみ君。
隣のチェックシャツは競馬場スタッフだが、彼女のポーズの意味は不明。
2レース目に最初の馬券を買う。1000円を3枚。
ワイド6−8的中!
ワイドとは買った馬2頭が1〜3着までのどれかに入っていれば当たりとなる馬券。今回は8番の馬が1着、6番が3着だった。払戻金は4200円。合計3000円買っているから1200円の儲け。さい先ヨシ。
さて馬券の買い方はわかっても、どの馬を買うべきなのかはさっぱりわからない。競馬新聞には競馬記者の予想欄があって、○とか◎とか△とか▲とか注とか※とか書いてあるが、それぞれの意味もよくわからない。5名くらいの予想が載っているが予想がばらばらなものもある。でもまあ、予想欄が空白の馬はさけて、ある程度予想欄が「賑わっている」馬の中から名前で選んだり、前のレースで馬番号が小さい馬を選んだら次のレースでは番号が大きな馬にするなどして選んだ。
ところで競馬新聞、友人が売店で「どの新聞がいいですか?」と尋ねて薦められたものだが500円もする。けっこう高いのね。あるいは初心者丸出しの質問をしたから高い新聞を売りつけられたのかな?
今回は4人とも競馬初心である。だからいろいろある。
本日は1つのレースに出走したのは12頭か16頭。でも馬券を買うときに記入する
マークシートには18番までの馬番号がある。S君は18番の馬を買おうとして
馬券売り場の係員に笑われる。
また先ほども書いたようにワイドという馬券は馬2頭を指定して買う。
M君はワイドで馬3頭を指定して馬券売り場の係員に笑われる。
マークシートは何種類かあって、我々が使ったのはマークシート置き場に初心者用と書かれていたもの。それで昨日予習した枠連単という馬券の種類がマークシートに載っていなかったので、マークシート置き場に取りに行く。でもそれらしいマークシートがない。たまたま通りかかった係員に私が「枠連単のマークシートはどれですか?」と訪ねると、枠連単というのは地方競馬の馬券で中央競馬にはないとのこと。顔は笑っていなかったが、目が「初心者なのね」と笑っていた(^^ゞ
ーーー続く
wassho at 22:58│Comments(0)│
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