2012年10月29日

リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝展

六本木の国立新美術館で開催されている「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」を見てきた。訪れたのは少し前で先々週金曜日の19日。

上野と違って、六本木だとオフィスのある銀座から近いから助かる。地下鉄に乗っているのが10分、オフィスから美術館の展示室までドアtoドアで30分くらい。

六本木ミッドタウン。
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カメラはiPhone。こんなもの撮っていたらオノボリさんみたいかな。
ミッドタウンにはサントリー美術館があり、六本木ヒルズには森美術館があるから、いつのまにか六本木は美術館の多い街になっている。

ミッドタウンから国立新美術館までは歩いて5〜6分。
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ここからは六本木ヒルズもよく見える。
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美術館の内部。
左側が、この建物の特徴であるガラス壁。
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撮影はここまで。
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ところでリヒテンシュタイン。ヨーロッパの小さな国ということは何となく知っていても、どこにあるのかもわからず。

調べてみたらスイスとオーストリアに挟まれた位置にあった。
  全体的な位置はここ
  地図に国名がなかったので外務省のページも。

面積は160平方キロメートル。外務省のホームページには小豆島に相当と書かれているが、小豆島の面積といわれてピンとくる人がどれだけいる? ルートすると約13キロ四方。品川区と大田区と目黒区と世田谷区を足すと同じく160平方キロメートル。バチカンやモナコのように極端に小さな国ではないらしい。


ちなみにリヒテンシュタインは公国である(候国とも書く)。その昔に王様がいて、その臣下の貴族に公爵や侯爵がいたわけだが、その公爵や侯爵が治めていた地域が単なる領地ではなく、国としての扱いを受けていたのが公国・候国。公と候の使い分けは曖昧みたい。リヒテンシュタインの元首は侯爵だが、国は公国と表記されることが多い。
王政・貴族政の時代が終わりそれらはなくなったが、いろいろな政治的な絡みの中で残っているのが現在の公国。今も存在しているのはリヒテンシュタインのほかに、ルクセンブルク、モナコ、アンドラの4カ国。アンドラというのは滅多にその名前を聞かないが、スペインとフランスの中間にある小さな国。

それで、そのリヒテンシュタイン侯爵家が、昔からことのほか美術収集に熱心で、そのお宝の一部を日本で公開するというのが今回の展示会。ちなみにリヒテンシュタイン侯爵家のコレクション数は3万点で、個人としては(一族というべきか)英国王室に次ぐ規模とパンフレットにあった。だったら英国王室はと調べてみると、なんと絵と版画だけで約20万点。やっぱり王家と侯爵家じゃケタが違うね。






「踊るファウヌス」
  マッシミリアーノ・ソルダーニ
ちょうこく

展示室に入って一番最初に向かえてくれたブロンズ像。絵は好きだけれど、彫刻や彫像にはいまいち関心がわかない。世間的にもたぶんそうだと思う。絵が好きな人は大勢いても彫刻ファンという人には出会ったことがない。小説は読んでも詩集を買う人がいないとの同じようなものか。
というわけで侯爵家の名を冠した展示会の入り口においてあるこの彫刻が、名作であることを疑いはしない。でも、どこが素晴らしいのかさっぱりわからず。とりあえずホーケーだったことを報告しておく(^^ゞ


ーーー続く

wassho at 22:58│Comments(0) 美術展 

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