2012年12月01日

亀山湖 紅葉クルーズ

先日の河口湖に続いて、もう1回くらい紅葉を見ておこうかと。でも寒くなってきたのであまり遠くまで出かけたくない。それと河口湖での満腹感はまだ残っているので、ただ紅葉を見るだけじゃつまらない。というわけで考えたのが今回のツーリング。亀山湖ではボートに乗って湖上から紅葉を楽しめる。


ルートはこんな感じ。
ちず

地図の左上のあるアクアラインで東京湾を突っ切って、そのまま高速道路で木更津東インターチェンジまで行く。インターを降りてすぐのコンビニで、ときどき一緒にツーリングをするSさんと待ち合わせ。出発は午前8時半。気温11.5度。アクアラインのトンネルでは26.5度まで上昇。まっ、冬なのでありがたいが。木更津東の気温は8.5度。東京より千葉のほうが今日は寒かった。待ち合わせ場所へは1時間ほどで着く。

そこから亀山湖までは久留里街道と呼ばれる国道410号線で30分ほど。この道は10月に鵜原理想郷へ行くときに走った。適度なアップダウンとクネクネがあってとてもいい道。


亀山湖ではオータムフェスティバルと銘打って紅葉観光に力を入れている。普段は釣り客相手のボートハウスが、この期間はもみじ狩りの観光客を乗せる紅葉クルーズを運行。クルーズといってもただのボートなんだが。期間は11月17日から12月9日まで。房総半島は関東の中で紅葉が遅いエリア。

君津市観光協会のホームページには6軒のボートハウスが載っている。今回選んだのは「おりきさわボート」というボートハウス。理由はホームページが一番マトモだったから。素人の手作り感漂う他のボートハウスより、たぶんホームページの制作費が10万円くらいは余分にかかっていると思われる。でもモトは取れただろう。ローカルなスモールビジネスでも、というかローカルなスモールビジネスだからこそ、そういうところで手を抜かないことが大切。



亀山湖周辺に着くと人がいっぱいいた。ボートの予約もしていないから乗れないかなと思ったが、そのほとんどはハイキング客。亀山湖は紅葉ハイキングにも力を入れていて、1時間から4時間ほどのいくつかのハイキングコースが整備されている。

クルーズボートは毎時00分に出る。午前11時の便に乗ることができた。オレンジ色のライフジャケットを着てボートに乗り込む。お店の人の子供だろうか、小学2〜3年生くらいの女の子がお店のはっぴを着て一生懸命お手伝いしている様子がほほえましかった。写真にも写っているように出発の時にはお見送りもしてくれる。
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ボートハウスの正面は崖になっていて、このあたりからして絵になる。
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この時点での天候はまずまず。
日差しもそれなりにあったので寒くはなかった。
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ちょっとわかりづらいが水路がヘアピンカーブになっている。
ボートは左側から出てきて右側へ入っていくために方向転換中。この景色を見せるために水路の幅いっぱいを使って大回りしている。
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クルーズの雰囲気を出すために舳先(へさき)も一緒に取ってみた。
水面にも紅葉がよく写り込んでいる。
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黄ミドリの紅葉?が赤やオレンジの紅葉を引き立たせる。
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全体的にいえば紅葉していない木のほうが多い。もう少しすればもっと紅葉が増えるのか、あるいは紅葉すべきものはもう紅葉しているのか。あとでお店の人に尋ねようと思っていたのに、クルーズが終わったらすっかり満足してしまって尋ねるのを忘れた。ちなみに君津市観光協会のホームページには11月27日現在で紅葉度合い70%と書いてあった。
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ほかのクルーズボートともすれ違う。
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橋の上で写生をしている人がたくさん見えた。
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紅葉モコモコな風景。
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クルーズは40分くらい。思っていた以上に楽しかった。とってもいいものを見たという印象。Sさんによると私は魂が抜けたような顔をして紅葉を眺めていたらしい(^^ゞ
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河口湖の燃えるような紅葉とは違って、落ち着いてしっとりとした印象の紅葉。甲乙付けがたい。しかし紅葉はたっぷりと堪能できたものの、写真はブレたりピントが合っていないもののほうが多かった。湖面は静かで紅葉見物している分には揺れは感じないけれど、やっぱり船だから揺れているし動いている。たぶんシャッタースピードを上げて撮ればよかったのかもしれないが、それには今気がついた(/o\) それと蛇行した水路をクルーズするから日差しの向きもコロコロ変わって何かとやっかい。


亀山湖はダム湖でとても複雑な形をしている。湖というよりたくさんの水路の集合体のよう。今回は東側の猪の川のクルーズを体験。(地図で黄色い部分) もうひとつ西側の笹川クルーズというのもある。来年はそっちを試してみようかな。
クルーズマップ


ボートハウスの船着き場周辺も紅葉がキレイ。
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お約束のパターンで何枚か。
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BMW F800Rと紅葉の記念写真も忘れずに。
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その後湖畔を走ろうということになったが、ハイキングあるいはブラブラ散歩している人で道は溢れかえっているしクルーズで紅葉も満腹になったので、走り出してすぐ方針転換し次の目的地に向かう。


久留里街道・国道410号線は亀山湖のあたりで清澄養老ライン・国道465号線に名前を変える。それを少し東に進み、その後465号線と交差している県道81号線を北上する。この81号線も清澄養老ラインと呼ばれる。こういうパターンのところは多くある。どうにも道路の名前の付け方の法則がわからない。

どちらもいい道なんだが、紅葉最盛期なのでクルマも多め。のんびりと走る。81号線を少し北に上がったところにある養老渓谷も紅葉の名所である。さらに北上したところにあるのが高滝湖(たかたきこ)というダム湖。別に高滝湖が見たかったのではなく、亀山湖でUターンして引き返すのもつまらないので少し足を伸ばしてグルッと回っただけ。


高滝湖は釣りをしている人はいっぱいいるが殺風景なダム湖である。予定ではコーヒーでも淹れようかとカフェ・ナポレターナとかジェットボイルとかアウトドアセットを持ってきた。でも殺風景だし風も出て寒かったし、雨も降り出しそうになってきたので中止。まだ午後1時半と少し早いが帰ることにした。


実際アウトドアセットをバイクに積み直しているときに雹(ひょう)混じりの雨が降ってきた。本日の千葉県は快晴の予報だったのにナンテコッタイ。バイクで走り出してしばらくすると本降りに。81号線を北上したあと409号線で西に進む。バイクで走るには楽しいクネクネ道だったが、土砂降りになってきたので慎重にゆっくりと。気温は5度まで下がった。409号線から館山自動車道経由でアクアラインへ。高速に乗った頃には雨は止んでいた。

そうなることは、高滝湖にいたときiPhoneのアプリで雨雲の動きをチェックしたのでわかっていた。便利な時代になったものである。問題はアクアラインの風。高滝湖で風はかなり吹いていた。同じくiPhoneでアクアラインの風速を確認すると10メーターとある。アクアラインの場合、風は常に横風になる。往きのアクアラインは道路脇の標示で風速7メーター。ちょっと強いかなといった感じだった。それでアクアラインに着いてみると風速表示は見落としたが、電光掲示板に「強風注意:60キロ速度制限」の文字が(通常は80キロ)。


けっこうビビりながら走った。
風が強ければハンドルをがっちり押さえ込みたくなるのが本能。でもバイクでは、強風とかガタガタ道とかの時は逆にハンドルを押さえ込んではいけないことになっている。理屈は難しいから書かないが、バイクでも自転車でも一時的にハンドルが取られたとしても、進行方向にハンドルが戻るような設計というか力学的構造になっているからである。押さえ込むと、その戻りが妨げられる。


バイクの場合、身体とバイクの一体感を高めたかったら、ニーグリップといって膝でタンクを挟む。それでニーグリップをしっかりとして、手でハンドルを押さえ込まないで、肘にも力を入れないようにして走る。

でも本能的には、横風で怖いからハンドルを押さえ込みたいのである。
それを無理に腕の力を抜くとどうなるか。
肩にやたら力が入る。

    肩がツった(>_<)

運転に支障はないが、かなり痛かった。
土曜日にアクアラインで肩をぐるぐる回しながら走っているおかしなライダーを目撃していたら、それは私です(^^ゞ バイクに乗るときは準備体操が必要かな。


トンネルを抜けて東京に出てみると雨が降った形跡は全くなし。ただし気温8.5度で朝のほうが暖かかった。走行約170キロ。午後3時半に帰宅。やっぱり明るいうちに帰ってきたほうが気分的に楽。

wassho at 16:24│Comments(0)   *ツーリング | お花畑探訪

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