2013年04月28日

ひたち海浜公園 ネモフィラ&チューリップ

見たいなと思っている花が3つある。困ったことに3つとも道路が大渋滞するゴールデンウイークに見頃を迎える。だから出かけるのを躊躇してしまう。でもその3つの花は来年も再来年も、その先もずっとゴールデンウイークが見頃なのである。渋滞をいやがっていたら永遠に見られない。だから「いつ行くんだ?今でしょう」と予備校の先生のキャッチフレーズを見習って、まずはそのうちの1つに出かけてきた。


バイクで向かったのは茨城県にある「ひたち海浜公園」。去年の秋にコキアをみて感激した国営の公園である。グーグルマップによれば自宅からの距離は135キロ。いい公園なのだがちょっと遠い。

地図はグーグルマップ。
自宅近くから首都高に乗り、6号向島線・三郷線から常磐自動車道に入って、途中で北関東自動車道に乗り換え「ひたち海浜公園」の出口で降りる単純明快な道順。コキアの時のブログを読み返すと午前8時過ぎに出発して10時半頃についたとある。所要時間約2時間半。その日も日曜日だったがゴールデンウイークはもっと渋滞するだろうから3時間半と計算。早起きしなくちゃと前日は早々に寝たのに、結局出発したのは7時30分(/o\)
地図その1

渋滞はところどころあったものの、何とかすり抜け走行で公園到着は10時15分。結局2時間45分の行程と前回とそれほど変わらず。ただし、これはバイクだからの話。クルマなら昼までに公園に入れたかどうか。途中の渋滞もさることながら、高速道路の「ひたち海浜公園」出口2キロ先の標識のところからビッシリと数珠つなぎ。クルマで出かける人はご参考に。


2000台規模の駐車場。
でもバイクは片隅に10台分程度。
駐車料金はクルマ500円でバイクは250円とバイクは割高。
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暖かかったので革ジャンは脱いで公園に入るとした。
スクリーン(ヘッドライトの上の風よけ)に白い縦線が入っているのは何かが写り込んでいるだけで割れているわけじゃない。ちなみにこのスクリーンはショットガンを撃ち込まれても割れないらしい。
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ヘルメットは100円ショップの鍵付きワイヤーロープでバイクのキャリアにくくりつける。グリーンのワイヤーも鍵付きで、革ジャンの袖に通してバイクのフレームと、まだ長さが余るからヘルメットにも巻き付けてある。グリーンはサイクリング用のワイヤー。ただしその気になったらこれらの切断は簡単だが。
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チケット売り場はそれなりの混雑。
でも並んでいたのは5分ほど。
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大人400円。
そういえば前回来たときは入場無料の日だった。
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入場ゲートをくぐったのは午前10時33分。
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公園内から入場ゲートを振り返ったところ。「翼のゲート」の名前がついている。なおコキアの時に入ったのは南口ゲートで今回はそれとは別の西口ゲート。
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西口ゲートを入ってすぐのところにあるのが、前回フラダンスを観て身体が溶けた「水のステージ」という施設。
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水のステージの右側にあるのが「たまごの森」と呼ばれているエリア。ここではチューリップが植えられている。ただ時期的にそろそろ終わりのはずだし、いたんだチューリップばかりだったらテンション下がるなあと、おそるおそる訪れてみるとーーー
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      まったくOK \(^o^)/


とりあえず佐倉ふるさと広場にはなかった品種から。

ユリ咲き。筆で赤の線を描いたような模様のチューリップ。
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その黄色版かと思いきや、線の入り方や数が違うし、花びらもフリンジ(ギザギザ)になっている。
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佐倉にも同じ形はあったが、この色はなかった。
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これもチューリップらしい。
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たとえ植物学的にはチューリップでも、この花をチューリップと呼ぶのは間違っている気がするけど。
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これは黒に近い色。
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黄色の縁取りがフリンジになっている。なんとなく食虫植物っぽい。左下の蕾なんか指を近づけたらカパッと開いて食いちぎられそうである(^^ゞ
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赤と黄色でユリ咲き。
ところで写真を見ると蕾がたくさんあるのがわかる。自宅で育てていると同じ品種は同じ時期に一斉に咲く。開花時期が違えば長く楽しめるので、そうしたいんだけれど、どうやって育てているのだろう。密集しているから球根を違う時期に植えたとは考えにくい。ナゾ
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トロピカルフルーツみたいなチューリップ。
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話は変わるが、この日はときどき強い風が吹いた。
風が吹くと花が揺れる→写真がブレル。でもこのチューリップはスポーツモードで撮ったから、強い風が吹いて花が傾いていてもブレていない。
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スポーツモードはスポーツなど動きのあるものを撮るときに使うモードで、シャッタースピード(撮影する瞬間の長さ)を上げて(短くして)動きを止めるように撮る。この写真のシャッタースピードは1/2000秒。ちなみに1つ前のトロピカルフルーツは通常のオートモード撮影で1/15秒、一番最初の白赤は1/50秒とかなり違う。

とにかくブレなくなってこれは便利と思ったもののスポーツモードには難点もある。ややこしい話になるので説明は別の機会に。そこで風対策としてシャッタースピード優先モード(自分でシャッタースピードを設定できる)を使う。ただし、どれくらいのスピードがいいのか皆目見当もつかない。とりあえず1/1000もあればいいだろうとアバウトに。

というわけで風が吹いてきたらシャッタースピード優先モードにし、風がやんだら通常のオートモードに戻して撮影。シャッタースピードを速くするのも、いろいろ弊害があるのでできるだけ使いたくなかったから。しかし、このモード切り替えが超面倒。ボタンを押して画面をタッチして、その後ダイヤルを回さなければいけない。その繰り返し。風で花が揺れて写真がブレるなんてのはよくある話なので、被写体の揺れを検知して、それに最適なシャッタースピードにまであげるような機能を開発して欲しいと思う。



さて話はチューリップに戻って、たまごの森の中チューリップはこんな風に植えられている。松林の下に植えられるチューリップなんて珍しいと思う。
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ここがたまごの森と呼ばれているのは、
卵形の遊具がいくつか置かれているから。
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ひたち海浜公園のチューリップはなかなかセンスよく植えられている。
川が流れてきて下流には白い跳ね橋が架かっている。
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ところで青いチューリップは存在しない。
だから川を表現しているのはムスカリという植物。まあ、ズルイちゃズルイ。
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そういえば何年か前にサントリーが青いバラの品種を開発したと話題になった。是非チューリップもお願いしたい。ついでに緑も。水色とキミドリもあったらもっとうれしい。


川はさらに風車のほうへ流れていく。
チューリップは松林の下に植えられているから、日の当たるところと枝の陰影になるところができて、その対比もこれまた趣(オモムキ)あり。
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無数にあるチューリップの花を見ていたら点描写のゴッホを思い出した。この風景をゴッホならどんなエネルギッシュな絵にしただろうか。ところで彼はチューリップの本場オランダ人なのに、ゴッホの描いたチューリップの絵は聞いたことがない。ナニユエ?



川のそばにある風車。
普通、川のそばにあるのは水車。オランダは国土が低いため風車で開拓地にたまる水をすくい上げて排水していたーーーだったっけ?
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写真じゃわかりづらいものの、ここの黄色のチューリップはジャンボサイズ。赤と較べれば2倍くらいの大きさ。




ミックス植えのエリア。歌にあるように♪赤〜白〜黄色〜となっている。でも白が目立たないね。赤と黄色に対して白は倍の比率で植えるべしとアドバイスしておこう。
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もうひとつのミックスエリア。
こんな景色を想像したことある?
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もちろん得意技の下からアオって青空入りも忘れずに。
でも森の中で木があるから、佐倉の時ほど開放的なイメージにはならない。
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その他あれこれキレイどころを。
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どうよ、この密集感!
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多少はきれいなチューリップが残っていればいいかくらいの気持ちで来たから、予想外の満開ぶりに大満足。

さて、次はいよいよ本命のネモフィラ。


ーーー続く。

wassho at 23:22│Comments(0)   *ツーリング | お花畑探訪

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