2013年08月25日

夏のバイクツーリングの秘密兵器 その3

【ドライ クール ベスト】

詳しい説明は発売元のホームページを読んで。
あまりの暑さにたまらず本屋に涼みに入り、立ち読みで久しぶりに読んだバイク雑誌で発見。1時間後には注文していた。
ドライクールベスト


胸の上にある注入口から水を入れ、それが徐々に蒸発する気化熱で涼しさを得るというアイテム。気化熱ウエアやアイテムはいくつかあるが、私の知る限り「濡らせて絞る」方式のものしかなかった。つまり濡れたものを着ている不快感がついて回る。絞ってから5分ほど乾かせという面倒なものもある。

このドライクールベストは表地と裏地のあいだに吸水素材の入った中間層があり、そこに直接水を入れる。ベストの生地は気化した水蒸気は透すが、水滴のような大粒は透さないから濡れた感じはまったくしない。


この商品の評価というか装着感を表現するのはなかなか難しい。涼しく感じるとは言い難いが、冷たいものが身体に当たっているという感覚は確かにある。それで別に涼しくは感じないのだが、暑さによる疲労は確かに軽減されているように思う。真夏に高速道路のサービスエリアへオシッコ&タバコ休憩だけで立ち寄った時でも、今までは革ジャンを必ず脱いでいた。それがドライクールベストを着ていると「面倒だから革ジャンを脱ぐのはやめとこう」となることも多い。頭での評価以上に身体はこの商品を好んでいるのかもしれない。

またTシャツにメッシュのジャケットを着て高速を走ると風通しはいいが、真夏である一定以上の気温になると、風が吹き抜けて涼しいんじゃなくて熱風が身体にまとわりついてサウナに入っているように感じる時がある。このベストは穴は空いているものの、生地自体は水を透さないのだから風も透さない。だからそのサウナ熱風をブロックする役割を果たす。サウナツーリングは一気に疲れるので、これは想定外のうれしい特性だった。

冷たいが涼しくはないので、身体にかく汗の量もおそらく変わらない。これさえあれば真夏でもバイクにガンガン乗る気になるということは決してない。でも、もしバイクで熱中症になるとしたら、それを3時間くらい遅らせる効果はあるかな。今のところの評価はそんなところ。でも、それはたいしたことかもしれない。

なおベストだけを見ているとそんな感じはしないが、実際に着てみると救命胴衣っぽい印象がぬぐえなくて、ちょっと笑える。


ーーー続く

wassho at 16:28│Comments(0)   *バイク関連 

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