2013年08月27日

絶対零度で考えると

昨日今日と東京は少し涼しい。昨日の最高気温28.9度。本日は最低気温が20.3度まで下がり最高気温の予報は30度。もっとも水曜日からはまた32度〜34度の予報となっている。でも37〜38度あった頃から較べれば「この暑さを乗り切るぞ」と思える気温である。ニュースでは今年の最高気温41度を記録した四万十市で、月曜日の気温が27度だったというようなことをいっていた。


猛暑も後しばらくだから皆様がんばりましょうというご挨拶はさておいて、今から書くのはちょっと暑苦しい話である。しかも私自身の考えがしっかりと固まっていない(^^ゞ


真夏の気温が41度なら暑くて27度なら涼しい。夏に限っていえば暑いの反対語は涼しいである。41÷27=1.51。41度は27度の1.5倍暑く感じるかどうかはともかく、1.5倍気温が高いのは単純な割り算結果。


でも、それは摂氏0度を基準とした温度での計算。

温度にはマイナスがあるが、それはマイナス273.15度が一番低い値。いわゆる絶対零度。どんなものでも温度というのはそれ以上低くはならない。理科で習ったはずだけれど忘れていたら自分で調べてね。

その絶対零度であるマイナス273.15度を0度として表すのがケルビンという温度の単位。だから摂氏からケルビンに換算するには単純に273.15を足せばいい。(面倒なので273に切り捨て)

   摂氏41度=41+273=314ケルビン
   摂氏27度=27+273=300ケルビン

ケルビンなら、ほとんど差がないように感じてしまう。
314÷300=1.047で誤差みたいな違いでしかない。「本日の札幌の気温は300ケルビンでしたが、四万十市はなんと314ケルビンと日本の最高気温記録を更新しました!」といわれても、比較してちっとも暑そうじゃない。


数字のトリックによって、人が受ける印象は大きく変わるーーーみたいなことがテーマでもない。もう少しおつきあいを。その手のトリックは職業柄熟知しているが、商売に差し支えるとイケナイのでブログには書かない(^^ゞ 



   世の中は2種類の人間に別けられる。
   物事を2種類に別けられると思う人間と、
   そう思わない人間に。

というのは、私が好きなブラックジョーク。
まあ、それくらい人間はいろんなことを2つに別けるのが好きである。

2つに別けられたものは対立的に捉えられる。夏に限っていえば暑いの反対語は涼しいと書いた。しかし、絶対温度で較べればそれらは対立しているのではなく、暑いと涼しいは相対的な尺度に過ぎない(と先ほど説明したつもり)。つまり対立的に見えるものでも本当にそうなのか?というお話。


たとえば、
やさしい人←→やさしくない人、誠実な人←→誠実でない人、明るい人←→暗い人ーーーとか、いろいろ対立的に人は人を区別する。


その
   やさしいとか、誠実とかの絶対零度って、どれくらい?




                      書き逃げご容赦m(_ _)m

wassho at 11:38│Comments(0) ノンジャンル 

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