2013年10月27日
箱根・仙石原のススキ
巾着田に彼岸花を見に行ったのが9月28日だから1ヶ月ぶりのバイク。あれから横濱ジャズプロムナードに見に行った週末以外は、雨とか台風だったように思う。本日は台風一過の晴天予報だったので久しぶりにブォーンと。1ヶ月も乗らないと自分がバイクを持っていることを忘れてしまいそうである(>_<)
今回の目的地は2つ。1つは箱根でススキを見ること。これは前から見たかった。でも、せっかく箱根まで行くのにススキを見て帰ってくるだけじゃもったいない。あれこれ調べたら以前にも訪れたポーラ美術館で、クロード・モネのよさげな展覧会をやっていたのでそれを観てくることに。
東京から箱根に行くには北側の御殿場から入るルートと、南側の小田原から入るルートがある。そして小田原から箱根に登るには国道1号線、箱根新道、箱根ターンパイク(有料道路)の3つが代表的。でも今回は東海道の旧街道である神奈川県道732号線を使った。旧東海道といっても江戸時代のルートとは少し違うみたい。江戸時代のルートの一部は箱根旧街道として石畳の道が保存されている。
午前8時過ぎ出発。気温は17.5度。そういえば前回の巾着田ツーリングの時はメッシュの革ジャケット革パンツだったことを思い出す。ルートは単純。東名で厚木まで行き、そこから小田原厚木道路に乗り換える。小田原厚木道路はクルマでもよく走ったが、ほとんど毎回といっていいほど覆面パトカーに捕まっているクルマを見る。例によって本日も発見。ここを走る時は慎重に。
旧東海道を走るには小田原から少しだけ国道1号を進み、三枚橋という交差点で左折する。その後はほぼ箱根新道に沿って道が続いている。箱根新道が旧東海道沿いに作られたというべきかな。
予想していたけれど旧東海道といっても、江戸時代を感じさせるものは何もなく、ただの細い県道。前半は温泉街を抜けていき後半は山道となる。途中で箱根旧街道の入り口の前を通った。バイクを駐める場所もなかったし、昨日までの雨でぬかるんでいるだろうと思い今回は素通りする。
旧東海道を2/3ほど上ったところで、七曲がりと呼ばれるヘアピンの連続する場所がある。ここはちょっと難所。クルマが前にいてゆっくり走ったが、クルマがいなくても同じくらいのペースだったかもしれない。最後に「お玉ヶ池」という何やらオソロシイ伝説がある池の横を通って、旧東海道は国道1号線に接続する。けっこうアッケナイ。なおバイクは降りなかったがお玉ヶ池はきれいな池だった。
その後は県道75号線で芦ノ湖沿いを北上する。芦ノ湖沿いといっても道路はやや湖畔から離れて、しかも高い場所を走っているので芦ノ湖はたまにチラッと見える程度。
芦ノ湖の北岸近くで75号線は湖畔に接近する。
予定外ではあるが、せっかくなので芦ノ湖散策。
こんな道の先にある、
無料駐車場。
奥に見える建物は箱根ロープウエイの桃源台駅。火山ガスが吹き出している大湧谷(おおわくだに)に向かっている。
少し道路を戻って芦ノ湖の湖畔に出る。
モーターボートで芦ノ湖一周は7500円。
遠くに見えた遊覧船。
そこそこ水もきれい。
駐車場にあった案内看板。
案内に興味があったわけではなく、
目を引いたのは局番が4の一桁。
箱根だけなら一桁でも足りるのかとその時は納得したが、これはかなり古い看板がそのままになっている模様。箱根ロープウエイの電話番号が4-8439となっているが、そんなわけはないと調べたら現在の電話番号は0460-84-8439だった。
75号線をそのまま進むと仙石原(せんごくはら)にでる。
駐車場到着。
ここは公営で無料。ただし舗装なし。案内看板はしっかり出ているので迷うことはない。ここ以外に数カ所ある。革ジャンがずり落ちかけているのは、写真を見て気がついた(^^ゞ
ススキの場所まではちょっと距離がある。
ちなみに仙石原というのは、このあたり全体の地名。
プラプラ歩いていたら、あまり距離は気にならなかった。
少し秋の色になった葉っぱ。
なぜか先っちょを切られている木。
これ以上伸びないため?
道路の外側から見たススキの草原。
日の当たり方によって写真ではずいぶん色が違って見える。
実際のイメージは上の写真の方が近い。
(パソコンのモニターによって色の出方は様々であるが)
草原の中に入る。
ススキの持ち帰りは禁止。
草原は斜面になっており、真ん中に道が一本通っている。
上の写真のように歩きやすそうなのは最初だけで、
しばらく登ると大きな石だらけ。
これは石が落下するのを防ぐためと思われる。
なぜか片側にだけコンクリートの土手のようなものがある。できるだけそこを歩いたが、観光地なんだから道全体を舗装すべきだと思う。
ススキの絨毯!
これが見たかったのよ。
もうしばらくすると、今はミドリ色の茎の部分も穂と同じ色になる。そうなると、いわゆる黄金色のススキ。でも私は茎がミドリの時の方がコントラストがあって好き。
道に対して太陽は横から射していて、上の写真のススキは逆光側にある。
ススキは逆光の方が穂がキラキラ光ってキレイ。
こちらは順光(太陽を背にした位置)側のススキ。
アップで撮影。
本当はもっとキラキラ輝いているが、なかなか見た目とおりには写ってくれない。
いつものように下から青空も忘れずに。
もっともススキの場合は背が高いので、パシャパシャ撮っていれば勝手に青空も入る。
ちなみにススキは稲の仲間。
また茅葺き(かやぶき)屋根の茅とはススキのことである。ただし茅葺きとは総称的な名前でススキ以外の植物も使われる。
人のたむろしている場所が、
終点でした。
横にそれる獣道もあったが探検せず。
一番上から。ススキを見るなんて風流なイメージだけれど、仙石原のススキ見物はかなりの運動量になる。
たまに太陽が雲に隠れるが、基本的に晴天。
芦ノ湖周辺に入ってバイクの気温計は15度くらいだったが、ここではコーデュロイシャツ+スエットシャツの組み合わせでは暑かった。なおススキ見物は上がって下って45分くらい。
仙石原を後にして向かったのがポーラ美術館。
前回の訪問(2011年の8月)ではおしゃれなトイレを紹介したが、ポーラ美術館はバス停もアートしている。
前回と同じく、バイクのために無料で用意されている従業員駐車場の一角に留める。この区画に駐まっているクルマはほとんど湘南ナンバー。箱根で登録されているクルマが湘南ナンバーなのは何となく違和感がある。
クロード・モネの展覧会開催中。
前回見たのは藤田嗣治(つぐはる)だった。
ーーー続く
今回の目的地は2つ。1つは箱根でススキを見ること。これは前から見たかった。でも、せっかく箱根まで行くのにススキを見て帰ってくるだけじゃもったいない。あれこれ調べたら以前にも訪れたポーラ美術館で、クロード・モネのよさげな展覧会をやっていたのでそれを観てくることに。
東京から箱根に行くには北側の御殿場から入るルートと、南側の小田原から入るルートがある。そして小田原から箱根に登るには国道1号線、箱根新道、箱根ターンパイク(有料道路)の3つが代表的。でも今回は東海道の旧街道である神奈川県道732号線を使った。旧東海道といっても江戸時代のルートとは少し違うみたい。江戸時代のルートの一部は箱根旧街道として石畳の道が保存されている。
午前8時過ぎ出発。気温は17.5度。そういえば前回の巾着田ツーリングの時はメッシュの革ジャケット革パンツだったことを思い出す。ルートは単純。東名で厚木まで行き、そこから小田原厚木道路に乗り換える。小田原厚木道路はクルマでもよく走ったが、ほとんど毎回といっていいほど覆面パトカーに捕まっているクルマを見る。例によって本日も発見。ここを走る時は慎重に。
旧東海道を走るには小田原から少しだけ国道1号を進み、三枚橋という交差点で左折する。その後はほぼ箱根新道に沿って道が続いている。箱根新道が旧東海道沿いに作られたというべきかな。
予想していたけれど旧東海道といっても、江戸時代を感じさせるものは何もなく、ただの細い県道。前半は温泉街を抜けていき後半は山道となる。途中で箱根旧街道の入り口の前を通った。バイクを駐める場所もなかったし、昨日までの雨でぬかるんでいるだろうと思い今回は素通りする。
旧東海道を2/3ほど上ったところで、七曲がりと呼ばれるヘアピンの連続する場所がある。ここはちょっと難所。クルマが前にいてゆっくり走ったが、クルマがいなくても同じくらいのペースだったかもしれない。最後に「お玉ヶ池」という何やらオソロシイ伝説がある池の横を通って、旧東海道は国道1号線に接続する。けっこうアッケナイ。なおバイクは降りなかったがお玉ヶ池はきれいな池だった。
その後は県道75号線で芦ノ湖沿いを北上する。芦ノ湖沿いといっても道路はやや湖畔から離れて、しかも高い場所を走っているので芦ノ湖はたまにチラッと見える程度。
芦ノ湖の北岸近くで75号線は湖畔に接近する。
予定外ではあるが、せっかくなので芦ノ湖散策。
こんな道の先にある、
無料駐車場。
奥に見える建物は箱根ロープウエイの桃源台駅。火山ガスが吹き出している大湧谷(おおわくだに)に向かっている。
少し道路を戻って芦ノ湖の湖畔に出る。
モーターボートで芦ノ湖一周は7500円。
遠くに見えた遊覧船。
そこそこ水もきれい。
駐車場にあった案内看板。
案内に興味があったわけではなく、
目を引いたのは局番が4の一桁。
箱根だけなら一桁でも足りるのかとその時は納得したが、これはかなり古い看板がそのままになっている模様。箱根ロープウエイの電話番号が4-8439となっているが、そんなわけはないと調べたら現在の電話番号は0460-84-8439だった。
75号線をそのまま進むと仙石原(せんごくはら)にでる。
駐車場到着。
ここは公営で無料。ただし舗装なし。案内看板はしっかり出ているので迷うことはない。ここ以外に数カ所ある。革ジャンがずり落ちかけているのは、写真を見て気がついた(^^ゞ
ススキの場所まではちょっと距離がある。
ちなみに仙石原というのは、このあたり全体の地名。
プラプラ歩いていたら、あまり距離は気にならなかった。
少し秋の色になった葉っぱ。
なぜか先っちょを切られている木。
これ以上伸びないため?
道路の外側から見たススキの草原。
日の当たり方によって写真ではずいぶん色が違って見える。
実際のイメージは上の写真の方が近い。
(パソコンのモニターによって色の出方は様々であるが)
草原の中に入る。
ススキの持ち帰りは禁止。
草原は斜面になっており、真ん中に道が一本通っている。
上の写真のように歩きやすそうなのは最初だけで、
しばらく登ると大きな石だらけ。
これは石が落下するのを防ぐためと思われる。
なぜか片側にだけコンクリートの土手のようなものがある。できるだけそこを歩いたが、観光地なんだから道全体を舗装すべきだと思う。
ススキの絨毯!
これが見たかったのよ。
もうしばらくすると、今はミドリ色の茎の部分も穂と同じ色になる。そうなると、いわゆる黄金色のススキ。でも私は茎がミドリの時の方がコントラストがあって好き。
道に対して太陽は横から射していて、上の写真のススキは逆光側にある。
ススキは逆光の方が穂がキラキラ光ってキレイ。
こちらは順光(太陽を背にした位置)側のススキ。
アップで撮影。
本当はもっとキラキラ輝いているが、なかなか見た目とおりには写ってくれない。
いつものように下から青空も忘れずに。
もっともススキの場合は背が高いので、パシャパシャ撮っていれば勝手に青空も入る。
ちなみにススキは稲の仲間。
また茅葺き(かやぶき)屋根の茅とはススキのことである。ただし茅葺きとは総称的な名前でススキ以外の植物も使われる。
人のたむろしている場所が、
終点でした。
横にそれる獣道もあったが探検せず。
一番上から。ススキを見るなんて風流なイメージだけれど、仙石原のススキ見物はかなりの運動量になる。
たまに太陽が雲に隠れるが、基本的に晴天。
芦ノ湖周辺に入ってバイクの気温計は15度くらいだったが、ここではコーデュロイシャツ+スエットシャツの組み合わせでは暑かった。なおススキ見物は上がって下って45分くらい。
仙石原を後にして向かったのがポーラ美術館。
前回の訪問(2011年の8月)ではおしゃれなトイレを紹介したが、ポーラ美術館はバス停もアートしている。
前回と同じく、バイクのために無料で用意されている従業員駐車場の一角に留める。この区画に駐まっているクルマはほとんど湘南ナンバー。箱根で登録されているクルマが湘南ナンバーなのは何となく違和感がある。
クロード・モネの展覧会開催中。
前回見たのは藤田嗣治(つぐはる)だった。
ーーー続く