2013年10月29日

ポーラ美術館の遊歩道

モネ展のことはまた別に書くとして、展示会を見終わった後の話を先に。


美術館を出て駐車場の方に歩いて行くと、壁にこんな表示を見つけた。
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ポーラ美術館は山の中にあって建物のすぐ後ろには森が広がっている。だから遊歩道があってもおかしくない。でも広大な森を延々歩かされても帰りが遅くなって困る。そこで駐車場に入るクルマを誘導しているガードマンに尋ねてみると、それほどの距離はなくちょっと遠回りして駐車場まで行く程度みたいだったので歩いてみることに。前にも書いたがポーラ美術館のガードマンは教育が行き届いているのか、元々優秀な人を採用しているのか、とにかく礼儀正しく質問に対する受け答えも的確である。


敷地はとっても広いのに、遊歩道はなぜか建物の横の細い通路から始まる。
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それなりにデザインに気を遣った建物だから、それを見せたいのかな?
でも私は、この手のありきたりの現代建築には批判的。
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建物の横を抜けると森の中に遊歩道が延びている。
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遊歩道沿いにあった彫刻。
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作品の説明はなかったがヘンリームーアっぽい。箱根といえばヘンリームーアが有名
だから、そう見えるのかもしれないが。そういえば昔はよく見た「彫刻の森美術館」のコマーシャルが最近は流れていないようなーーー。



これはヒメシャラという木。
実はこの遊歩道を歩いてみようと思ったのは、美術館の前にもヒメシャラが何本か生えていて興味を持ったから。名前は聞いたことがあるが、少なくともこんな大きな木を見たのは初めてだと思う。
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見てわかるように、まるで樹皮を剥いだような表面をしている。触ると割とツルッとした感じ。表面のアップ写真を撮ってくるのを忘れた(/o\) 普通の木とはまったく違う明るい色なので、森の中でもとても目立つ。
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こちらは樹齢300年の寿命をまっとうしたブナの木。
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解説はこちらで。
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自然にこうなったのか、間引いて整備したのかはわからないが、広々としてとても気持ちのいい森である。写真に撮ると、ただ木が生えているだけの当たり前の景色にしか見えないのが残念。実際にはスコーンと開放感がある空間である。うっそうと暗くないのもいい。
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遊歩道の中頃にあった案内板。
よく読むとマムシが出るらしい(>_<)
もっと最初に教えてよ!
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森の中のアップダウンは緩やかで疲れることはない。遊歩道に敷かれている材木の道は歩きやすいが、模様や濃淡に紛れて段差に気付きにくいのが難点。森の木を眺めて視線が上を向いているせいもあるが、3回くらい段差につまずいた。
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小さな可愛い彫刻。
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散策コースの終わりは小川に沿っている。
森の中が静かなので、水が流れている音はかなり遠くから聞こえる。
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駐車場の前の道路に出てお散歩は終了。
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所要時間はスタスタ歩いて20分くらい。とても美しい散策コースというか、さすがポーラ美術館は森までオシャレ?である。美術館を訪れたら是非歩いてみるべきである。ヒメシャラを眺めるのも楽しい。



その後は138号線で乙女峠を抜けて御殿場から東名という、まったくヒネリのない道順で帰ってきた。今回のルートのほとんどは高速道路が占めたが、箱根は景色が変化に富んでいるので、現地での距離の割にはバイクを楽しめた感じ。走行230キロ。暖かめの秋が長く続きますように。


おしまい

wassho at 23:36│Comments(0)   *ツーリング | 美術展

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