2013年11月17日
昭和記念公園の紅葉
2年続けて河口湖で紅葉を見て、その真っ赤に燃えるような紅葉はとても気に入ったものの、3年続けてだとあまりに芸がない。さて今年はどこで紅葉を見ようかとあれこれ考えてはいたが、天候不順があったりしてグズグズしているうちに各地の名所は盛りを過ぎたというニュースが。それと紅葉がきれいでバイク的にも楽しいという2つの条件を満たすところは、そりなりに遠くになってしまう。先週は急に寒くなったものだから、バイクで長距離を走る戦意も喪失。そんなこんなで今年はお手軽に東京都立川市にある昭和記念公園に出かけることにした。
昭和記念公園は2月にアイスチューリップを見に行ったところ。昭和50年(1975年)に昭和天皇御在位五十年記念事業として開発が始められ、完成は昭和58年。地図に書き込んだように東京の西側にある。180ヘクタールもの広さは貼り付けた縮尺の地図でも塗りつぶして示せるほど。公園は立川基地の跡地で、現在も米軍が使っている横田基地は5キロほど隣。こちらは713ヘクタールとさらに広大。横田基地の名前は知っていても場所は知らない人は多いかも。関係ないけれど近くの有名どころである西武ドームとの位置関係もついでに。神代植物公園は先日のバラとダリア。
昭和記念公園でメインの紅葉スポットは日本庭園と呼ばれている一画。そこに一番近い入り口は北側にある砂川口というゲート。どちらかといえば裏門的な位置づけで駐車場も広くない。正午過ぎに到着すると予想通り駐車場待ちのクルマが並んでいる。でもバイクはその行列に関係なく入ることができた。駐車料金は250円。
左側に売店のような建物が見えるが、その一部が入場口になっている。予想外の造りだったので、入口は別の場所にあると思ってしまった。
こんな風に建物の中に出入り口が設けられている。
入場料は400円。
入ってすぐのところでやっていたイベント。
キャロル、R360クーペ、フロンテ、N360、ミゼット。
セドリック。
このひとつ前の縦ランプのタイプに父親が乗っていた気がする。クルマのことはまったく覚えていないが、子供の頃のアルバムに写っていた記憶がおぼろげに。
ブルーバード。
コンパーノ。
従兄弟のK兄ちゃんが乗っていたクルマ。
117クーペ。
私が大学生の頃の愛車である。これほど美しいクルマはないと今でも思っている。最新の技術でリメイクしたクルマを発売してくれたらバイクを売り払ってでも買いたい!
懐かしいクルマばかりなのだが、フェンスが近すぎて邪魔になり写真は撮りにくかった。
ダイハツのミゼットという三輪車。
これだけは単独でフェンスもなく展示されていた。
真正面から見ると、ちょっと寂しそうな顔つき?
バンパーが左右非対称で洒落ている。
この初代クラウンは建物の中で別格扱い。
昭和の時代のディスプレイ。
昭和の中でもかなり年代の違うものが一緒になっている気がする。
公園の中を進んでいくと池があった。
水が透明だったのが印象的。
高嶺ルビー。
「たかね」と読む。赤い花を咲かす観賞用のソバらしい。食べることもできる。
残念ながらもう花は終わりかけ。
密集しているところを狙って。
アップで撮って見栄えのする花じゃないが。
さらに進んでいくと、ところどころにこんな場所が。
季節に合わせていろんな花を植えていくのだと思う。
「こもれびの里」という古民家を集めたエリアがあった。
上の写真の大きい方の建物が門も兼ねていて、中に入ると広場になっている。
広場の片隅で開かれていた菊花展。
きれいだったが数があまりなかったので迫力が不足気味。
花びらがストローのように丸まっているので、
こういう菊は管物(くだもの)と呼ばれる。
古民家の中にあったお約束のカマド。
囲炉裏に火がついていたのはうれしいが、スコップが写真的に邪魔。
これは茅葺き屋根によじ登ったわけではなく、
こんな風に屋根が下がっていた。
しかし、なにゆえこの形?
茅葺きの蔵は珍しいと思う。
耐火性に問題はないのか?
別の蔵の中では昭和のファッションギャラリー展。
中原淳一というデザイナーの作品らしい。
母親の若い頃の写真に、こんな服があったような記憶が。
昭和記念公園は広いし、あちこち寄り道もしたので、
ようやく1時間ほどかかって日本庭園に到着。
紅葉が取り囲む池。
この池も水がきれいだった。湧き水でもあるのかな?
カメ発見!
街中で見かけるのは、このようなくすんだ色の紅葉。
真っ赤になる紅葉とは何が違うのだろう。
そんな疑問はいずれ調べるとして、
こういう風景を見るとテンションが上がってくる。
池の周りを歩いて行くと、日本庭園の中にあった盆栽苑。
床の間に鎮座するのは立派なモミジの盆栽。
モミジのイメージにそぐわない野太い幹を見ていると、盆栽は造園的芸術と虐待的奇形の紙一重なバランスの上に成り立っている印象も受ける。
それはそうと掛け軸の字が読めない。
床の間の隣は可愛いミニチュア盆栽。
これはミニチュアとして作ってあるのか、あるいは盆栽の最初はこういうものなのか。とりあえず盆栽については知識がほとんどなし。
樹齢120年の五葉松の盆栽。
五葉松というのは松の品種。葉っぱが5枚(というか5針)で1束になっている。一般に海岸の松林は黒松、山に生えている松は赤松が多く、それらは葉っぱが2枚束。松は100品種くらいあるらしい。おそ松やチョロ松はないよという冗談がわかれば昭和の展示会も楽しめたはず(^^ゞ
他にも立派な盆栽がいっぱい。
あまりクネクネせずシンプルな盆栽が多かった。
盆栽に、食べられるような大きな実がなるとは思ってもみなかった。
ーーー続く。
昭和記念公園は2月にアイスチューリップを見に行ったところ。昭和50年(1975年)に昭和天皇御在位五十年記念事業として開発が始められ、完成は昭和58年。地図に書き込んだように東京の西側にある。180ヘクタールもの広さは貼り付けた縮尺の地図でも塗りつぶして示せるほど。公園は立川基地の跡地で、現在も米軍が使っている横田基地は5キロほど隣。こちらは713ヘクタールとさらに広大。横田基地の名前は知っていても場所は知らない人は多いかも。関係ないけれど近くの有名どころである西武ドームとの位置関係もついでに。神代植物公園は先日のバラとダリア。
昭和記念公園でメインの紅葉スポットは日本庭園と呼ばれている一画。そこに一番近い入り口は北側にある砂川口というゲート。どちらかといえば裏門的な位置づけで駐車場も広くない。正午過ぎに到着すると予想通り駐車場待ちのクルマが並んでいる。でもバイクはその行列に関係なく入ることができた。駐車料金は250円。
左側に売店のような建物が見えるが、その一部が入場口になっている。予想外の造りだったので、入口は別の場所にあると思ってしまった。
こんな風に建物の中に出入り口が設けられている。
入場料は400円。
入ってすぐのところでやっていたイベント。
キャロル、R360クーペ、フロンテ、N360、ミゼット。
セドリック。
このひとつ前の縦ランプのタイプに父親が乗っていた気がする。クルマのことはまったく覚えていないが、子供の頃のアルバムに写っていた記憶がおぼろげに。
ブルーバード。
コンパーノ。
従兄弟のK兄ちゃんが乗っていたクルマ。
117クーペ。
私が大学生の頃の愛車である。これほど美しいクルマはないと今でも思っている。最新の技術でリメイクしたクルマを発売してくれたらバイクを売り払ってでも買いたい!
懐かしいクルマばかりなのだが、フェンスが近すぎて邪魔になり写真は撮りにくかった。
ダイハツのミゼットという三輪車。
これだけは単独でフェンスもなく展示されていた。
真正面から見ると、ちょっと寂しそうな顔つき?
バンパーが左右非対称で洒落ている。
この初代クラウンは建物の中で別格扱い。
昭和の時代のディスプレイ。
昭和の中でもかなり年代の違うものが一緒になっている気がする。
公園の中を進んでいくと池があった。
水が透明だったのが印象的。
高嶺ルビー。
「たかね」と読む。赤い花を咲かす観賞用のソバらしい。食べることもできる。
残念ながらもう花は終わりかけ。
密集しているところを狙って。
アップで撮って見栄えのする花じゃないが。
さらに進んでいくと、ところどころにこんな場所が。
季節に合わせていろんな花を植えていくのだと思う。
「こもれびの里」という古民家を集めたエリアがあった。
上の写真の大きい方の建物が門も兼ねていて、中に入ると広場になっている。
広場の片隅で開かれていた菊花展。
きれいだったが数があまりなかったので迫力が不足気味。
花びらがストローのように丸まっているので、
こういう菊は管物(くだもの)と呼ばれる。
古民家の中にあったお約束のカマド。
囲炉裏に火がついていたのはうれしいが、スコップが写真的に邪魔。
これは茅葺き屋根によじ登ったわけではなく、
こんな風に屋根が下がっていた。
しかし、なにゆえこの形?
茅葺きの蔵は珍しいと思う。
耐火性に問題はないのか?
別の蔵の中では昭和のファッションギャラリー展。
中原淳一というデザイナーの作品らしい。
母親の若い頃の写真に、こんな服があったような記憶が。
昭和記念公園は広いし、あちこち寄り道もしたので、
ようやく1時間ほどかかって日本庭園に到着。
紅葉が取り囲む池。
この池も水がきれいだった。湧き水でもあるのかな?
カメ発見!
街中で見かけるのは、このようなくすんだ色の紅葉。
真っ赤になる紅葉とは何が違うのだろう。
そんな疑問はいずれ調べるとして、
こういう風景を見るとテンションが上がってくる。
池の周りを歩いて行くと、日本庭園の中にあった盆栽苑。
床の間に鎮座するのは立派なモミジの盆栽。
モミジのイメージにそぐわない野太い幹を見ていると、盆栽は造園的芸術と虐待的奇形の紙一重なバランスの上に成り立っている印象も受ける。
それはそうと掛け軸の字が読めない。
床の間の隣は可愛いミニチュア盆栽。
これはミニチュアとして作ってあるのか、あるいは盆栽の最初はこういうものなのか。とりあえず盆栽については知識がほとんどなし。
樹齢120年の五葉松の盆栽。
五葉松というのは松の品種。葉っぱが5枚(というか5針)で1束になっている。一般に海岸の松林は黒松、山に生えている松は赤松が多く、それらは葉っぱが2枚束。松は100品種くらいあるらしい。おそ松やチョロ松はないよという冗談がわかれば昭和の展示会も楽しめたはず(^^ゞ
他にも立派な盆栽がいっぱい。
あまりクネクネせずシンプルな盆栽が多かった。
盆栽に、食べられるような大きな実がなるとは思ってもみなかった。
ーーー続く。