2014年06月06日
ブラジルの謎 エンブラエル
♪♪もういくつ寝るとワールドカップ〜。
4年に1度サッカーファンになる時がやってきた(^^ゞ
普段はほとんどサッカーを見ないので代表メンバー23名のうち、リストの名前を見て顔が思い浮かぶのは10名くらい。聞いたことのあるような気がする名前があと2〜3名。でもチームを応援するのだから問題ないでしょ。
ブラジルは国土が広いから地域によって時差の時間帯が違う。サンパウロやリオデジャネイロあたりなら日本との時差は12時間。スタジアムがどこかは知らないが試合開始時刻は
コードジボワール戦 6月15日(日) 午前10時〜
ギリシャ戦 6月20日(金) 午前7時〜
コロンビア戦 6月25日(水) 午前5時〜
である。深夜に始まって明け方終わるよりいいかな。
それでそのブラジル。
親しみはあるんだけれど意外とよく知らない国。サッカーが強い、リオのカーニバル、コーヒーの産地、サンバとボサノバ、コパカバーナの海岸、アマゾンの熱帯雨林、日系移民が多いーーー。あまりたくさん思い浮かびそうにない。一度ブラジルでの仕事をしたことがあるが、私はプロジェクト管理でメールのやりとりをしていただけだから特に印象にも残っていない。
経済面では1990年代には1年で2000パーセントというインフレ(つまり1万円が1年後に500円の価値になるということね)があったりして破産寸前の国だったが、何とか乗り切って21世紀になってからは新興経済国BRICsの筆頭としてもてはやされた。(BRICs=ブリックス=ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの頭文字)
最近はちょっと景気が悪いようだが、好景気だった頃の勢いが今回のワールドカップ開催につながったんだろう。主な産業は天然資源や農業である。国土は日本の20倍以上あってうらやましい限り。
本題のブラジルの謎。
ブラジルにはフォルクスワーゲンの現地合弁会社のようなものはあるが、基本的に工業国とはいえないと思う。身の回りでメイド・イン・ブラジルの製品を見たことはないはず。しかしなぜか航空機産業で確固たる地位を築いているのである。
そのメーカーの名前はエンブラエル。創業1969年(昭和44年)でボーイング、エアバス、ボンバルディアに続く世界4位の航空機メーカー。日本航空も導入している。座席数50席あるいは100席前後の近距離用小型ジェットが中心で、アメリカのボーイングやヨーロッパ連合のエアバスの大型ジェットと棲み分けているというのが航空機産業の基本構図。

生態系の頂点という言葉がある。弱いものが強いものに食べられ、さらに強いもに食べられーーと連鎖していきその頂点に立つのが一番強い動物というような考え方。私の感覚では航空機産業は工業的生態系の頂点である。この場合は食い合うんじゃなくて逆の積み重ね。工業国としての層の厚みがなければ成り立たない産業というような意味合い。自動車は約3万点の部品で構成されているが航空機の部品は600万点と2桁違う。日本のクルマが優秀なのは町工場も含めた物作りの裾野の広さ。それでもいまだに民間旅客機を作って儲けられないでいる。
日本でもできないのに、失礼ながら、たいした工業国でもないブラジルでなぜ?というのが長年の疑問。ボンバルディアもカナダのメーカーだから同じ疑問を持っているのだが、イメージ的なギャップはブラジルのほうが大きい。開幕まであと何日もないのに、いまだにスタジアム建設が間に合う・間に合わないとドタバタしているアバウトさと、工業製品の集大成であるである航空機産業の存在がどうしても結びつかない。もちろんエンブラエルは部品の多くを輸入していると思うが、そのレベルでも日本で実現できていない産業なのである。逆に日本の部品は海外の航空機メーカーに輸出されている。
工業的生態系の頂点という私の考えが間違っているのか、つまり工業国としての層の厚みがなくても航空機産業は成立するのか。あるいは日本は層の厚みはあるがマネジメントがマヌケだから航空機というデッカイ仕事ができないのか。それとも日本は平均的には優秀でもテッペンのテッペンには届いていないのか。
せっかくのブラジル開催だから、ワールドカップ観戦のついでに調べてみようかな。
■■■■■2020年10月追記■■■■■
国産のジェット機は結局のところ飛ばないようで(/o\)
三菱国産ジェット:事実上の凍結ってーーー
4年に1度サッカーファンになる時がやってきた(^^ゞ
普段はほとんどサッカーを見ないので代表メンバー23名のうち、リストの名前を見て顔が思い浮かぶのは10名くらい。聞いたことのあるような気がする名前があと2〜3名。でもチームを応援するのだから問題ないでしょ。
ブラジルは国土が広いから地域によって時差の時間帯が違う。サンパウロやリオデジャネイロあたりなら日本との時差は12時間。スタジアムがどこかは知らないが試合開始時刻は
コードジボワール戦 6月15日(日) 午前10時〜
ギリシャ戦 6月20日(金) 午前7時〜
コロンビア戦 6月25日(水) 午前5時〜
である。深夜に始まって明け方終わるよりいいかな。
それでそのブラジル。
親しみはあるんだけれど意外とよく知らない国。サッカーが強い、リオのカーニバル、コーヒーの産地、サンバとボサノバ、コパカバーナの海岸、アマゾンの熱帯雨林、日系移民が多いーーー。あまりたくさん思い浮かびそうにない。一度ブラジルでの仕事をしたことがあるが、私はプロジェクト管理でメールのやりとりをしていただけだから特に印象にも残っていない。
経済面では1990年代には1年で2000パーセントというインフレ(つまり1万円が1年後に500円の価値になるということね)があったりして破産寸前の国だったが、何とか乗り切って21世紀になってからは新興経済国BRICsの筆頭としてもてはやされた。(BRICs=ブリックス=ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの頭文字)
最近はちょっと景気が悪いようだが、好景気だった頃の勢いが今回のワールドカップ開催につながったんだろう。主な産業は天然資源や農業である。国土は日本の20倍以上あってうらやましい限り。
本題のブラジルの謎。
ブラジルにはフォルクスワーゲンの現地合弁会社のようなものはあるが、基本的に工業国とはいえないと思う。身の回りでメイド・イン・ブラジルの製品を見たことはないはず。しかしなぜか航空機産業で確固たる地位を築いているのである。
そのメーカーの名前はエンブラエル。創業1969年(昭和44年)でボーイング、エアバス、ボンバルディアに続く世界4位の航空機メーカー。日本航空も導入している。座席数50席あるいは100席前後の近距離用小型ジェットが中心で、アメリカのボーイングやヨーロッパ連合のエアバスの大型ジェットと棲み分けているというのが航空機産業の基本構図。

生態系の頂点という言葉がある。弱いものが強いものに食べられ、さらに強いもに食べられーーと連鎖していきその頂点に立つのが一番強い動物というような考え方。私の感覚では航空機産業は工業的生態系の頂点である。この場合は食い合うんじゃなくて逆の積み重ね。工業国としての層の厚みがなければ成り立たない産業というような意味合い。自動車は約3万点の部品で構成されているが航空機の部品は600万点と2桁違う。日本のクルマが優秀なのは町工場も含めた物作りの裾野の広さ。それでもいまだに民間旅客機を作って儲けられないでいる。
日本でもできないのに、失礼ながら、たいした工業国でもないブラジルでなぜ?というのが長年の疑問。ボンバルディアもカナダのメーカーだから同じ疑問を持っているのだが、イメージ的なギャップはブラジルのほうが大きい。開幕まであと何日もないのに、いまだにスタジアム建設が間に合う・間に合わないとドタバタしているアバウトさと、工業製品の集大成であるである航空機産業の存在がどうしても結びつかない。もちろんエンブラエルは部品の多くを輸入していると思うが、そのレベルでも日本で実現できていない産業なのである。逆に日本の部品は海外の航空機メーカーに輸出されている。
工業的生態系の頂点という私の考えが間違っているのか、つまり工業国としての層の厚みがなくても航空機産業は成立するのか。あるいは日本は層の厚みはあるがマネジメントがマヌケだから航空機というデッカイ仕事ができないのか。それとも日本は平均的には優秀でもテッペンのテッペンには届いていないのか。
せっかくのブラジル開催だから、ワールドカップ観戦のついでに調べてみようかな。
■■■■■2020年10月追記■■■■■
国産のジェット機は結局のところ飛ばないようで(/o\)
三菱国産ジェット:事実上の凍結ってーーー
wassho at 12:27│Comments(0)│
│社会、政治、経済