2014年11月15日
真鶴〜椿ライン
真鶴(まなづる)はあまりメジャーな場所とは言えないかも知れない。京都府の日本海側に舞鶴(まいづる)というところがあって、どっちがどっちだったか時々わからなくなる。
真鶴は伊豆半島東側の付け根にある。北側を小田原、南側に湯河原〜熱海というメジャーなエリアに挟まれていて埋没気味。伊豆半島の東海岸を走っているのは国道135号線で、伊豆の入り口にあたる真鶴は渋滞するので真鶴道路というバイパスの有料道路が設けられている。この真鶴道路は真鶴の中心部ではほとんどが地下トンネルで出入り口もないから「伊豆に行くのに真鶴道路はよく使うけれど真鶴は素通り」という人が多いと思う。
私の感覚では真鶴を超えたら伊豆が始まるといったところ。伊豆にはたくさん名所があるので今まで真鶴にはほとんど興味もなかったが、2年ほど前に真鶴に関してちょっと気になる噂を小耳に挟んだ。それを確かめようというのが今回のツーリング。その前後のプランとしては先日走った南足柄広域農道を逆方向に走って小田原に出て、135号線ではなく平行して延びている神奈川県道740号線で進む。真鶴の後は湯河原の椿ラインという有名なクネクネ道を登って箱根経由で帰るというメニューを組み立てた。
午前9時半ごろ出発。天気は快晴だが気温は12.5度でちょっと寒い。東名を大井松田インターで降りて78号線。南足柄広域農道と交差しているところがすぐわかるか心配していたが、案ずるより産むが易しで意外と風景を覚えていた。全くの貸し切り状態でミカン畑を快走。農道が終わってからは南下して小田原城の西側にでる。中学生と高齢者の二団体がいてお城の周りは人が多かった。そのまま直進して国道1号線を横切ると道路は県道73号線から国道135号線に名前を変える。
しばらく進むと崖が海岸まで張り出した地形で海よりかなり高いところを走る。眼下に青い海が見渡せていい景色だが、135号線になったあたりからノロノロ運転が始まる。夏の土日なら午前6時頃から渋滞していることも多い。その渋滞を緩和するために真鶴道路とその先に熱海自動車道というバイパスを造って、135号線と道路をダブルにしてある。しかし、そちらもいつも同じくらい渋滞している。
海岸沿いにでてから数キロ走ると県道740号線が分岐して135号線と並行して走っている。こちらはだいたいすいているという話を聞いたのでトライ。実は5年ほど前までこの県道740号が国道135号だった。今の国道135号は真鶴道路の一部で有料道路だったが、有料部分が真鶴の中心部だけに縮小されたので、無料になった部分が135線になり、それまでの135号線が県道に格下げされたといういきさつ。クルマでよく伊豆へ行っていた頃もいつも真鶴道路を使っていたので、この県道740号=旧国道135号線は初めて通る。
135号線から740号線に入ると、今までのノロノロ運転は幻覚だったのかと思うくらいガラガラ。というか対向車もなく私しか走っていない。いずれ真鶴の先で135号線に合流する10キロほどのルートだが、伊豆に行く時は試してみる価値あり。それにこの道はとても楽しいクネクネ道でもある。
135号線から分岐して1キロほどのところにある
JR東海道本線の根府川(ねぶかわ)駅。
別に用もないのにこの駅に立ち寄ったのは、この駅が無人駅ということに興味を持ったから。東京から17番目、小田原や熱海といった大きな駅もすぐそばなのに無人駅というのが不思議。しかも天下の東海道本線。
改札から見たところ。レトロでいい雰囲気。ホームはこの下にある。
駅内部(改札口の手前をなんというのだっけ?)は人がいないだけで、普通の田舎の駅と同じ。
駅舎の中からBMW F800R。
よく考えたら駅員もいないし自動改札でもないからホームまで降りればよかった。まあこれから東海岸沿いに伊豆に行く時は740号線を使うから、そのうち機会もあるでしょう。ちなみに駅にいる時に電車が来たが、当たり前ながら普通にJRで見る電車だったのでちょっとガッカリ。
話は戻って740号線。
根府川駅から先は本当に素晴らしい道路だった。地図を見てもわかるように適度なクネクネ。山の中を走っていても、開けた斜面を通っているので日当たりも開放感もたっぷり。ところどころ海も見える。渋滞していないことしか期待していなかったので満足度100倍!
ーーー続く
真鶴は伊豆半島東側の付け根にある。北側を小田原、南側に湯河原〜熱海というメジャーなエリアに挟まれていて埋没気味。伊豆半島の東海岸を走っているのは国道135号線で、伊豆の入り口にあたる真鶴は渋滞するので真鶴道路というバイパスの有料道路が設けられている。この真鶴道路は真鶴の中心部ではほとんどが地下トンネルで出入り口もないから「伊豆に行くのに真鶴道路はよく使うけれど真鶴は素通り」という人が多いと思う。
私の感覚では真鶴を超えたら伊豆が始まるといったところ。伊豆にはたくさん名所があるので今まで真鶴にはほとんど興味もなかったが、2年ほど前に真鶴に関してちょっと気になる噂を小耳に挟んだ。それを確かめようというのが今回のツーリング。その前後のプランとしては先日走った南足柄広域農道を逆方向に走って小田原に出て、135号線ではなく平行して延びている神奈川県道740号線で進む。真鶴の後は湯河原の椿ラインという有名なクネクネ道を登って箱根経由で帰るというメニューを組み立てた。
午前9時半ごろ出発。天気は快晴だが気温は12.5度でちょっと寒い。東名を大井松田インターで降りて78号線。南足柄広域農道と交差しているところがすぐわかるか心配していたが、案ずるより産むが易しで意外と風景を覚えていた。全くの貸し切り状態でミカン畑を快走。農道が終わってからは南下して小田原城の西側にでる。中学生と高齢者の二団体がいてお城の周りは人が多かった。そのまま直進して国道1号線を横切ると道路は県道73号線から国道135号線に名前を変える。
しばらく進むと崖が海岸まで張り出した地形で海よりかなり高いところを走る。眼下に青い海が見渡せていい景色だが、135号線になったあたりからノロノロ運転が始まる。夏の土日なら午前6時頃から渋滞していることも多い。その渋滞を緩和するために真鶴道路とその先に熱海自動車道というバイパスを造って、135号線と道路をダブルにしてある。しかし、そちらもいつも同じくらい渋滞している。
海岸沿いにでてから数キロ走ると県道740号線が分岐して135号線と並行して走っている。こちらはだいたいすいているという話を聞いたのでトライ。実は5年ほど前までこの県道740号が国道135号だった。今の国道135号は真鶴道路の一部で有料道路だったが、有料部分が真鶴の中心部だけに縮小されたので、無料になった部分が135線になり、それまでの135号線が県道に格下げされたといういきさつ。クルマでよく伊豆へ行っていた頃もいつも真鶴道路を使っていたので、この県道740号=旧国道135号線は初めて通る。
135号線から740号線に入ると、今までのノロノロ運転は幻覚だったのかと思うくらいガラガラ。というか対向車もなく私しか走っていない。いずれ真鶴の先で135号線に合流する10キロほどのルートだが、伊豆に行く時は試してみる価値あり。それにこの道はとても楽しいクネクネ道でもある。
135号線から分岐して1キロほどのところにある
JR東海道本線の根府川(ねぶかわ)駅。
別に用もないのにこの駅に立ち寄ったのは、この駅が無人駅ということに興味を持ったから。東京から17番目、小田原や熱海といった大きな駅もすぐそばなのに無人駅というのが不思議。しかも天下の東海道本線。
改札から見たところ。レトロでいい雰囲気。ホームはこの下にある。
駅内部(改札口の手前をなんというのだっけ?)は人がいないだけで、普通の田舎の駅と同じ。
駅舎の中からBMW F800R。
よく考えたら駅員もいないし自動改札でもないからホームまで降りればよかった。まあこれから東海岸沿いに伊豆に行く時は740号線を使うから、そのうち機会もあるでしょう。ちなみに駅にいる時に電車が来たが、当たり前ながら普通にJRで見る電車だったのでちょっとガッカリ。
話は戻って740号線。
根府川駅から先は本当に素晴らしい道路だった。地図を見てもわかるように適度なクネクネ。山の中を走っていても、開けた斜面を通っているので日当たりも開放感もたっぷり。ところどころ海も見える。渋滞していないことしか期待していなかったので満足度100倍!
ーーー続く
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