2014年11月27日
白丸湖=エメラルド湖=オーロラ湖
御岳渓谷を後にして7〜8キロ先にあるオーロラ湖に向かう。オーロラ湖というのは愛称。一般的には白丸湖(しろまるこ)で行政的な名称を白丸調整池という。白丸というのはこのあたりの地名で、そこに造られた白丸ダムで多摩川が堰き止められてできたのが白丸湖。
このダムは東京都交通局によって建設された発電用のダム。ここで造られた電気で都営地下鉄でも走らせているのかと思いきや、そのまま電力事業者に売却しているとのこと。ちなみに現在の売却先はF-Powerという会社。電力会社というと東京電力などの地域名がついた9電力会社しか思い浮かばないが、小規模なものまで含めると150社くらいある。
話のそれついでに、なにゆえ交通局が発電事業? 調べてみると東京都交通局の前身は明治の頃の東京市電気局。もともと電気を扱っていた部署が電車なども管轄するようになり、やがて電気局から交通局に名前が変わったらしい。今の時代に東京都が電力事業を行う必然性はないが、役所の仕事は肥大して減ることはないから残っているのだろう。
話は戻って白丸湖。ここはエメラルド湖とかオーロラ湖などと呼ばれている。水深がかなりあるらしく、水が緑色に見えるのでエメラルド湖。その濃い色の湖面に周りの景色が写り込んで、色合いによってはオーロラのように見える時があるのでオーロラ湖ということみたい。
だからオーロラを見るには陽の光によって景色が湖面に映り込んでいなければいけない。日没は午後五時頃だとしても白丸湖は山深いところにある細長い渓谷。つまり山に遮られてかなり早い時間から日が差し込まなくなる。当初は昼過ぎにここに着く予定だったが、最初のエントリーに書いたようにいろいろあって出発が遅れた。御岳渓谷を出たのが既に3時前。要するに絶望的(^^ゞ
まっ、通り道だし、どんなところかだけは見ておこうかと思って。青梅街道は多摩川沿いに走っているから、当然白丸湖も道路沿いにある。ただし青梅街道は川よりかなり高い位置にある。地図で見ると白丸湖の湖岸に降りられそうなのは一番端にあるダムのところか、湖の真ん中あたりに架かっている橋のところ。両方で降りる時間はなかったので橋のところでオーロラ湖の見物をすることにした。
笑顔のおばさんの看板が目印になっている奥多摩町町営の無料駐車場がある。
駐車場の隣に味噌屋があった。
米味噌、麦味噌のノボリが見える。味噌の原料は大豆のイメージが強いが、実は大豆プラス米や麦で作った麹(こうじ:説明は長くなるので省略)の複合原料で、その重量割合は同量か、甘口になるほど麹が多くなる。
それで味噌の8割は米麹を使った米味噌。でも別に米を感じるわけじゃない。麦味噌もおそらく麦の味や香りはしないと思うが、米味噌との違いが気になるね。
橋の名前は数馬峡橋という名前。
橋の上から上流側。ほとんど日陰状態だから水の色もさえない。よって写り込みもコントラスト低し。上流側は川底が見えていたから、それほど深くはなさそうだ。
下流側。紅葉の季節だから当然落ち葉が川にも落ちる。それを風情があると感じるかゴミっぽいと思うかは微妙なところ。
橋を渡ったところ。
川沿いに遊歩道が設けられているのだが、
橋のそばの遊歩道入り口は閉鎖されていた。
少し上流側に歩くとこんな建物がある。
名前を見るとあの笑顔のおばさんのお店だった。
看板のイメージとはずいぶん違う純和風な建物。
杉の木を横目に眺めながら先に進む。
こういう細い階段のある遊歩道に変わる。
見おろすエメラルドはいい感じだけれど、
遊歩道は上り下りを繰り返すだけで、いつまで経っても川辺に降りられそうにない。結局10分ほど歩いて引き返してきた。
ここは御岳渓谷と同じくカヌーが盛んな場所でもあるから、川辺に降りる場所はあるはず。今度来る時は、どこからアプローチすればいいのか調べてからにしよう。
ーーー続く
このダムは東京都交通局によって建設された発電用のダム。ここで造られた電気で都営地下鉄でも走らせているのかと思いきや、そのまま電力事業者に売却しているとのこと。ちなみに現在の売却先はF-Powerという会社。電力会社というと東京電力などの地域名がついた9電力会社しか思い浮かばないが、小規模なものまで含めると150社くらいある。
話のそれついでに、なにゆえ交通局が発電事業? 調べてみると東京都交通局の前身は明治の頃の東京市電気局。もともと電気を扱っていた部署が電車なども管轄するようになり、やがて電気局から交通局に名前が変わったらしい。今の時代に東京都が電力事業を行う必然性はないが、役所の仕事は肥大して減ることはないから残っているのだろう。
話は戻って白丸湖。ここはエメラルド湖とかオーロラ湖などと呼ばれている。水深がかなりあるらしく、水が緑色に見えるのでエメラルド湖。その濃い色の湖面に周りの景色が写り込んで、色合いによってはオーロラのように見える時があるのでオーロラ湖ということみたい。
だからオーロラを見るには陽の光によって景色が湖面に映り込んでいなければいけない。日没は午後五時頃だとしても白丸湖は山深いところにある細長い渓谷。つまり山に遮られてかなり早い時間から日が差し込まなくなる。当初は昼過ぎにここに着く予定だったが、最初のエントリーに書いたようにいろいろあって出発が遅れた。御岳渓谷を出たのが既に3時前。要するに絶望的(^^ゞ
まっ、通り道だし、どんなところかだけは見ておこうかと思って。青梅街道は多摩川沿いに走っているから、当然白丸湖も道路沿いにある。ただし青梅街道は川よりかなり高い位置にある。地図で見ると白丸湖の湖岸に降りられそうなのは一番端にあるダムのところか、湖の真ん中あたりに架かっている橋のところ。両方で降りる時間はなかったので橋のところでオーロラ湖の見物をすることにした。
笑顔のおばさんの看板が目印になっている奥多摩町町営の無料駐車場がある。
駐車場の隣に味噌屋があった。
米味噌、麦味噌のノボリが見える。味噌の原料は大豆のイメージが強いが、実は大豆プラス米や麦で作った麹(こうじ:説明は長くなるので省略)の複合原料で、その重量割合は同量か、甘口になるほど麹が多くなる。
それで味噌の8割は米麹を使った米味噌。でも別に米を感じるわけじゃない。麦味噌もおそらく麦の味や香りはしないと思うが、米味噌との違いが気になるね。
橋の名前は数馬峡橋という名前。
橋の上から上流側。ほとんど日陰状態だから水の色もさえない。よって写り込みもコントラスト低し。上流側は川底が見えていたから、それほど深くはなさそうだ。
下流側。紅葉の季節だから当然落ち葉が川にも落ちる。それを風情があると感じるかゴミっぽいと思うかは微妙なところ。
橋を渡ったところ。
川沿いに遊歩道が設けられているのだが、
橋のそばの遊歩道入り口は閉鎖されていた。
少し上流側に歩くとこんな建物がある。
名前を見るとあの笑顔のおばさんのお店だった。
看板のイメージとはずいぶん違う純和風な建物。
杉の木を横目に眺めながら先に進む。
こういう細い階段のある遊歩道に変わる。
見おろすエメラルドはいい感じだけれど、
遊歩道は上り下りを繰り返すだけで、いつまで経っても川辺に降りられそうにない。結局10分ほど歩いて引き返してきた。
ここは御岳渓谷と同じくカヌーが盛んな場所でもあるから、川辺に降りる場所はあるはず。今度来る時は、どこからアプローチすればいいのか調べてからにしよう。
ーーー続く
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