2015年01月28日

パソコンとオーディをつないでみた 3

CDの中に入ってる音楽も、パソコンで扱うあらゆる音もデジタルデータである。これをスピーカーやイヤホンで鳴らすのに必要なのがD/Aコンバーター。何をするものかというとデジタルデータをアナログ信号に変換(コンバート)する回路。ディー・エー・コンバーター、あるいはコンバーターも略語にしてDACと書いてダックと読んだりする。CDプレーヤーとはいってみれば、CDからデータを読み込むターンテーブルとよばれる装置とDACを組み合わせた製品。

パソコンで音楽を扱わなかった時代でも警告音やゲームの効果音などは必要だったから、昔からパソコンにDACは内蔵されている。逆にいえばパソコンのDACはその程度のレベル。DACもピンキリで単体のオーディオ・コンポーネント(懐かしい言葉)として買うなら5000円から500万円まである。パソコンには最も安い、つまり性能の低いDACが使われている(たぶん)。

パソコンをプレーヤーとして音楽を再生することをPCオーディオと呼ぶらしい。それでパソコンのDACの性能は低いから、別のもっとましなDACを用意して

    パソコン→DAC→アンプ→スピーカー

とつなぐのが一般的。
この組み合わせでのDACは3万円から5万円くらいが売れ筋みたいだ。

パソコンからDACへはデジタルデータが流れるからUSBケーブルを使い、DACからアンプへはアナログ信号(要は電流)だからアンプとCDプレーヤーをつなぐようなオーディオケーブルを使う。

PCオーディオで再生する人が増えたから、最近はCDプレーヤーにUSBケーブルを接続してパソコンのデジタルデータを読み込める機能があったり(この場合はCDプレーヤーのDACを使うことになる)、あるいはアンプにDACが内蔵されているものも増えている。

私の持っているオーディオセットは10年前に買ったものだから、そういうものはついていない。もちろん単体のDACも持っていない。その場合どうするかというと、パソコンのヘッドホン用のジャックに流れているのは内蔵DACで変換されたアナログ信号だから、そこからオーディオケーブルでアンプにつなぐ。

前回のエントリーでパソコンとオーディをつないでみた「きっかけ」を3つ書いたが、それらは問題意識みたいなもの。一番の直接的なきっかけは、年末にいろいろ整理をしていた時にヘッドホン・ジャックとアンプをつなぐことができるケーブルを見つけたからという単純なもの。つまり単に実験がしたかった(^^ゞ

こういうタイプのケーブル。
一方がヘッドホン・ジャック用で、もう一方が右側・左側用の端子に別れている。
オーディオケーブル


こんなケーブルがなぜ自宅にあるのか、何に使っていたのかさっぱり思い出せないのだが、とりあえずコスト・ゼロでパソコンとオーディをつなぐことができた。買っても1000円しないが。

パソコンのDACは性能が低いことは先ほど書いたとおり。しかしiPhoneのDACだって同程度のもののはずである(たぶん)。イヤホンは多少高級なものに買い換えているとはいえ、毎日それで音楽を聴いてそれなりに満足しているわけだから、とりあえず試してみる価値はあるでしょうという目論見。


ーーー続く

wassho at 08:51│Comments(0) 音楽、オーディオ 

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