2015年10月02日

こんなリュックは買ってはいけない その2

リュックのストラップを格納式にし、その格納場所をカバンの前側=背中から遠い位置に設けたことが、(トートバッグ用の持ち手もあるので)ストラップが肩からズリ落ちることにつながる設計ミスだということを前回のエントリーで書いた。


そんな位置に格納する、あるいは格納自体による弊害は他にもある。



弊害その1

これはメインのジッパーを開いたところ。
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ちなみにポケットのようなものを除いて、カバンのモノを入れるところがいくつかに仕切られている場合、それぞれの区画を気室と呼ぶのがカバン専門用語。2つに分けられていれば2気室のカバンなどという。でも気室というのは本来は空気が入っている場所を指す言葉なので、モノを入れるカバンに使うのはおかしい。いつのまにか不思議な使い方が広まったようである。たぶん日本独特の用語でair roomとかair cellと直訳しても英語として通じない。


それで上の写真だけでは何も問題がないように思えるが、リュックのストラップはこのように常にメインの気室をまたぐように垂れているわけである。つまりカバンからものを取り出すときにはいちいちストラップをどけなければならない。これはかなり煩わしかった。
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弊害その2

このカバンの生地はポリウレタン加工が施されたナイロン。これは水をよくはじく。またジッパーも止水ジッパーといってジッパーのかみ合わせ部分から水が侵入しないようになっているタイプ。つまり全体として防水性には気を配った造りになっている。
DSC06822

それだけでこのカバンを選んだわけではないが、ゲリラ豪雨や何十年に1度の集中豪雨が当たり前になってきている今日では、安心材料として評価していた。


しかしである。リュックのストラップを格納場所から引き出して使うとき、そこのジッパーは開き放しなのである!
DSC06820 のコピー

このカバンは3WAYタブレットEXトートという名前。メーカーとしてはトートバッグが基本形で、リュックはオマケ機能的にしか考えていなかったのかも知れない。それにしてもなんというマヌケな設計(/o\) スターツという会社の製品である。




いろいろ書いてきたことを買うときに気付かなかったのかというと、実のところそんなことは気にもしていなかった。その前に使っていたカバンの取っ手がおかしくなって、どうしようかと思っていたときに、たまたま昼休みの散歩で入ったLOFTで見つけて、ビジネスカバンにリュックもありかなと思って買ったというのがいきさつ。今までにもリュックはいくつも買ってきたが、ストラップがズリ落ちるなんて経験はない。だから、まさかカバン選びにこんな落とし穴があるとは思ってもみなかったというわけ。

とにかく格納式ストラップのリュックを買う場合、その格納場所には要注意である。


新しく買ったビジネスリュック第2号はこんなカバン。失敗作だった1号はデザイン的にもカジュアルすぎたので、今度は落ち着いたイメージのものを選んだ。これならスーツでも違和感は少ない。ダークトーンだが実は迷彩柄になっているところが気に入っている。もちろんストラップは非格納式!
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おしまい

wassho at 08:55│Comments(0) 生活、日常 

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