2015年10月03日
富士山スカイラインで五合目へ
富士山頂に登山をするルートは4つあって、
五合目と呼ばれる登山口まではバイクやクルマで行くことができる。
吉田ルート
須走ルート
御殿場ルート
富士宮ルート
登山で何合目と表されるのは山の高さを均等分割したものではなく、その区間の難易度=所要時間で区切った目安らしい。富士山の標高は3776メートルだから半分の高さは1888メートルになるが、各ルート五合目の標高は
吉田ルート五合目 2300メートル
須走ルート五合目 2000メートル
御殿場ルート五合目 1450メートル
富士宮ルート五合目 2400メートル
とバラバラ。ちなみに富士宮ルートの六合目は2490メートルで五合目とほとんど変わらない。また合という単位には、昔、夜間登山で行灯(あんどん)を使っていた頃、1合の油を使い切った区間を合とした、あるいは途中で休憩してお酒を1合飲んだ場所を何合目と呼んだなど他にもいろんな説がある。
さて御殿場ルートを除いて標高2000メートルを超えている富士山の五合目登山口。気温は高度100メーターごとに0.6度下がるから2000メートルなら12度下がることになる。つまり気温35度の時に23度。これは是非とも真夏に涼を求めてツーリングしたいところ。しかしながら夏には登山客もドッと押し寄せるので、だいたい7月の半ばから9月の半ばまではマイカー規制といって、五合目までの道路はバスやタクシー以外が通行禁止になる。また11月中旬から4月下旬までは雪や凍結による冬季閉鎖もある。
だからバイクやクルマで五合目まで行くことができて、しかも五合目がまともな気温である時期を条件とするとその期間はかなり短い。もちろん雨の日には行かないし、2000メートルというのは雲がかかる高さでもある。だからかなり天気のいい日に行かないと楽しくないわけで、そうなるとチャンスはとても限られている。
ようやくそのチャンスが巡ってきたので、本日は富士宮の五合目まで行ってきた。富士スカイラインというのは富士山の南山麓の二合目付近を東西に横切る静岡県道23号線&180号線、および二合目から五合目に至る152号線の総称。1994年までは有料道路だった。
午前11時半頃に出発。環八、東名とも渋滞もなくスムーズ。気温は26度〜高速道路上で28度くらい。御殿場インターの手前の足柄サービスエリアに入る。この前に来たのがいつかは思い出せないが、かなり広くなってレイアウトも変わったように思う。そしてーーー
エヴァンゲリオン降臨!
綾波レイがいて、
ロンギヌスの槍 も刺さっていた。
どうやらネルフ(NERV)の出張所が開設されたらしい(^^
エヴァンゲリオンの舞台設定は箱根なので、東名のサービスエリアではここが一番近いのが理由かな。エヴァンゲリオンの補足説明を書くと、富士山の話になかなかたどり着けなくなるから割愛。
さすがサービスエリアなので、エヴァンゲリオン・クッキー!
その他にTシャツとかキーフォルダーやiPhoneケース、マグカップなどエヴァンゲリオンのグッズが一杯。7月17日から12月23日までの期間限定ショップ。
まとめて再放送されているのを見た程度でエヴァンゲリオン・オタクではまったくないのだが、なかなか楽しかった。エヴァンゲリオンには展示されていた初号機以外のモデルもいろいろあるから、それらも製作して欲しかったなあ。お台場のガンダムみたいに実物大だとさらによし!
ネルフ出張所と一般の店舗ゾーンの間にはさらに巨大なエヴァンゲリオン。
でもこれも初号機。
エヴァンゲリオの背中にある赤い部分は、見る角度によってユーモラスなことを発見!
さてネルフ出張所で予定外の道草をした後は御殿場インターで降りて、富士山スカイラインの23号線に東側から入る。ちなみに二合目を横切る23号〜180号は周遊区間、五合目と結ぶ152号線は登山区間と呼ばれている。
2時前に登山区間と分岐する交差点近くにある水ヶ塚公園に到着。ここは広い駐車場があってマイカー規制期間中は、ここからバスやタクシーで五合目に向かう。
季節の変わり目は、バイクに乗っている時と現地についてバイクを降りてからの体感温度差が大きいので服装に迷う。2400メートルの高地を目指すならなおさら。あれこれ考えて今回は半袖ポロシャツに革ジャンで走り、この公園で極薄ダウンを革ジャンの下に着込むことにした。収納袋から出したばかりなのでダウンジャケットがシワくちゃ。
水ヶ塚公園の気温は16.5度。ここの標高は1500メートル。
平地26度−(0.6度×15)=17度
だから、だいたい計算通り。ここから900メートル高い五合目の気温は
17度−(0.6度×9)=11.6度
ということになる。
ところで用意周到にダウンジャケットを持ってきたのに、グローブがメッシュのままだったことに、この公園で気付く(^^ゞ
水ヶ塚公園から見る富士山は大迫力である。ここから富士山頂まで水平距離で約7.5キロ。山頂を見上げた角度での距離だとおよそ7.8キロ。
ぽっかりと大きな穴が空いているのは宝永火口。江戸時代中期の宝永4年(1707年)に富士山が噴火したときの火口。火口の手前で盛り上がっている部分が、その時にできた宝永山で標高2693メートル。現在のところ、この宝永噴火が富士山噴火の最後というか最新。
で、いよいよ五合目までのツーリング開始。
上の写真の左側、下から1/4くらい、植物が途切れようとしているあたりで白い建物が小さく見えているのが五合目の売店など建物。クリックして写真を拡大すれば、山肌のところどころに建っている山小屋も写っている。
ーーー続く
五合目と呼ばれる登山口まではバイクやクルマで行くことができる。
吉田ルート
須走ルート
御殿場ルート
富士宮ルート
登山で何合目と表されるのは山の高さを均等分割したものではなく、その区間の難易度=所要時間で区切った目安らしい。富士山の標高は3776メートルだから半分の高さは1888メートルになるが、各ルート五合目の標高は
吉田ルート五合目 2300メートル
須走ルート五合目 2000メートル
御殿場ルート五合目 1450メートル
富士宮ルート五合目 2400メートル
とバラバラ。ちなみに富士宮ルートの六合目は2490メートルで五合目とほとんど変わらない。また合という単位には、昔、夜間登山で行灯(あんどん)を使っていた頃、1合の油を使い切った区間を合とした、あるいは途中で休憩してお酒を1合飲んだ場所を何合目と呼んだなど他にもいろんな説がある。
さて御殿場ルートを除いて標高2000メートルを超えている富士山の五合目登山口。気温は高度100メーターごとに0.6度下がるから2000メートルなら12度下がることになる。つまり気温35度の時に23度。これは是非とも真夏に涼を求めてツーリングしたいところ。しかしながら夏には登山客もドッと押し寄せるので、だいたい7月の半ばから9月の半ばまではマイカー規制といって、五合目までの道路はバスやタクシー以外が通行禁止になる。また11月中旬から4月下旬までは雪や凍結による冬季閉鎖もある。
だからバイクやクルマで五合目まで行くことができて、しかも五合目がまともな気温である時期を条件とするとその期間はかなり短い。もちろん雨の日には行かないし、2000メートルというのは雲がかかる高さでもある。だからかなり天気のいい日に行かないと楽しくないわけで、そうなるとチャンスはとても限られている。
ようやくそのチャンスが巡ってきたので、本日は富士宮の五合目まで行ってきた。富士スカイラインというのは富士山の南山麓の二合目付近を東西に横切る静岡県道23号線&180号線、および二合目から五合目に至る152号線の総称。1994年までは有料道路だった。
午前11時半頃に出発。環八、東名とも渋滞もなくスムーズ。気温は26度〜高速道路上で28度くらい。御殿場インターの手前の足柄サービスエリアに入る。この前に来たのがいつかは思い出せないが、かなり広くなってレイアウトも変わったように思う。そしてーーー
エヴァンゲリオン降臨!
綾波レイがいて、
ロンギヌスの槍 も刺さっていた。
どうやらネルフ(NERV)の出張所が開設されたらしい(^^
エヴァンゲリオンの舞台設定は箱根なので、東名のサービスエリアではここが一番近いのが理由かな。エヴァンゲリオンの補足説明を書くと、富士山の話になかなかたどり着けなくなるから割愛。
さすがサービスエリアなので、エヴァンゲリオン・クッキー!
その他にTシャツとかキーフォルダーやiPhoneケース、マグカップなどエヴァンゲリオンのグッズが一杯。7月17日から12月23日までの期間限定ショップ。
まとめて再放送されているのを見た程度でエヴァンゲリオン・オタクではまったくないのだが、なかなか楽しかった。エヴァンゲリオンには展示されていた初号機以外のモデルもいろいろあるから、それらも製作して欲しかったなあ。お台場のガンダムみたいに実物大だとさらによし!
ネルフ出張所と一般の店舗ゾーンの間にはさらに巨大なエヴァンゲリオン。
でもこれも初号機。
エヴァンゲリオの背中にある赤い部分は、見る角度によってユーモラスなことを発見!
さてネルフ出張所で予定外の道草をした後は御殿場インターで降りて、富士山スカイラインの23号線に東側から入る。ちなみに二合目を横切る23号〜180号は周遊区間、五合目と結ぶ152号線は登山区間と呼ばれている。
2時前に登山区間と分岐する交差点近くにある水ヶ塚公園に到着。ここは広い駐車場があってマイカー規制期間中は、ここからバスやタクシーで五合目に向かう。
季節の変わり目は、バイクに乗っている時と現地についてバイクを降りてからの体感温度差が大きいので服装に迷う。2400メートルの高地を目指すならなおさら。あれこれ考えて今回は半袖ポロシャツに革ジャンで走り、この公園で極薄ダウンを革ジャンの下に着込むことにした。収納袋から出したばかりなのでダウンジャケットがシワくちゃ。
水ヶ塚公園の気温は16.5度。ここの標高は1500メートル。
平地26度−(0.6度×15)=17度
だから、だいたい計算通り。ここから900メートル高い五合目の気温は
17度−(0.6度×9)=11.6度
ということになる。
ところで用意周到にダウンジャケットを持ってきたのに、グローブがメッシュのままだったことに、この公園で気付く(^^ゞ
水ヶ塚公園から見る富士山は大迫力である。ここから富士山頂まで水平距離で約7.5キロ。山頂を見上げた角度での距離だとおよそ7.8キロ。
ぽっかりと大きな穴が空いているのは宝永火口。江戸時代中期の宝永4年(1707年)に富士山が噴火したときの火口。火口の手前で盛り上がっている部分が、その時にできた宝永山で標高2693メートル。現在のところ、この宝永噴火が富士山噴火の最後というか最新。
で、いよいよ五合目までのツーリング開始。
上の写真の左側、下から1/4くらい、植物が途切れようとしているあたりで白い建物が小さく見えているのが五合目の売店など建物。クリックして写真を拡大すれば、山肌のところどころに建っている山小屋も写っている。
ーーー続く
wassho at 21:12│Comments(0)│
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