2015年10月12日

土のふるい分け

1つのプランターに、いろんなものがバランスよく配合されているとされる園芸用の土を入れて何かを育てたとする。次のシーズンに2つにプランターを増やす場合、仮にプランター1つに入る土が10リッターだとすると、

  昨シーズンに使っていた10リッターの園芸用の土
  新たに買ってきた6リッターの園芸用の土
  腐葉土2リッター
  赤玉2リッター

の4種類で20リッターにして混ぜ合わせ、それを2つのプランターに分けて使うということをやって来た。腐葉土というのは葉っぱを腐らせ発酵させた栄養分の高い土。赤玉は赤土を固めて作った粒状の土で、水はけをよくするために使う。腐葉土自体も水はけがよいのだけれど、なぜか赤玉を混ぜて使うことになっている。理由は知らずに何となく園芸の常識に従っているだけなのだが、腐葉土だけだと栄養過多になるのかも知れない。まあとにかく昨シーズンの土を新たに加える腐葉土でパワーアップする発想。


基本はこんな感じではあるが、新規の園芸用の土90%に腐葉土10%位を混ぜたものだけを使う場合もあるし、いろいろ混ぜている途中で土や腐葉土が足らなくなり、やたら赤玉の比率が高くなってしまったこともある。というわけでベランダにある土の配合比率はもはやまったく不明。もっとも園芸用の土とか培養土として売られているものも、何がどれだけ入っているのか中身はわからないから似たようなもの。


話は変わるが、最近は土を100円ショップで買うことが多かった。スーパーで売られているものより分量が少ないので、通勤帰りに少しずつ買うほうが持って帰るのに楽。リッターあたりの価格もスーパーより安い。それで土や腐葉土は問題ないのだけれど、赤玉の粒がやたらデカい。それまで使っていた赤玉は直径2〜3ミリなのに対して1センチ前後ある。100円ショップで買った赤玉比率が増えてきたので、なんというかプランターの土が石混じりみたいな雰囲気になってきた。


またプランターの底には鉢底石という粒の大きな石を敷く。これは水やりをした時に、土がプランターの底から流れ出さないようにするためのもの。プランターに入っている古い土を新しいものと混ぜ合わせる時、プランターを逆さまにして土を取り出し、上側になった鉢底石を取り除くのだが、もちろん全部取ることは難しい。だから土の部分にも鉢底石が混ざってしまうし、その比率は年々上がってくる。


というわけで今シーズンのチューリップ植え付けの前に、ベランダにあるプランターの土を「ふるいにかける」ことにした。


用意したのはこんな道具。


「ふるい」
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金網部分はメッシュの荒さの違うものが3枚付属しており、用途に合わせて取り替えられる。荒さは2ミリ、5ミリ、7ミリ程度。写真では7ミリ・メッシュの金網をはめてあるが、実際には5ミリでふるい作業をした。それなりの大きさなのに636円とお手頃価格。



「スコップ兼ふるい」
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穴が空いたスコップのようなもので、これで「ふるい」の上に残った土をすくって、鉢底石と大粒赤玉をさらにふるいに掛ける。1237円。



「カラーバケツ」
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カラフルなほうが楽しいと思って(^^ゞ ふるいに分けたものを入れたり、土を混ぜ混ぜするのに使う。容量は22リッターで1つ1170円。

今まで100円ショップのバケツを使ってきたが、容量が10リッターくらいしかなく今回の用途には小さかった。それと100円ショップのバケツは厚みがとても薄い。もちろん水を満タン入れて運ぶには問題ないが、土を入れてスコップでかき混ぜる時、スコップがバケツの底に当たるとすぐに割れてしまう。そういうわけでベランダには底がひび割れた100円ショップバケツが3つもある。割れたところにガムテープを貼っておけば土いじりや保管には使えるが。



プランター2杯分の土、約25リッターをふるいに掛けた時点での様子。白バケツが土、赤バケツが大きな赤玉、黄色バケツが鉢底石。この後に白バケツの土はゴミ用のポリ袋に移し替えてバケツを空にする。最初のプランター2杯は段取りを試行錯誤したので30分近く掛かったが、次の2杯からは20分くらいで完了。
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ふるいを使ったのは、たぶん幼稚園の時の砂場遊び以来。なぜか私は土いじりがやたら好きで、ふるい作業も至福の時間だった(^^ゞ

メインのプランター7つと、その他の小さなプランターや100円ショップバケツで保管していた土=ベランダにあって植物を植えていない土のすべてをふるいに掛けた結果、大粒赤玉と鉢底石は、それぞれバケツ9割程度になった。土はバケツ8割程度のが4杯分。合計すると約110リッターという計算。



偶然にも、ふるいはバケツにスッポリとはまり作業効率よし。
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穴あきスコップもプランターの幅にピッタリ。この長さ65センチで65型といわれるプランターは一番ポピュラーなタイプだから、その幅に合わせて作ってあるのかも知れない。
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ちなみにベランダ作業にはお風呂椅子を使う。これは大きなお風呂椅子に替えて、もう使わなくなったもの。しゃがんで作業するより数倍は楽。お風呂で使っているものしかなくても後で洗えばいいだけだから、ベランダ作業には是非使うといいと思う。
DSC06988



肝心の土作りをどうするかはまだ決めていない。鉢底石はもちろんそのまま使うが、大きな赤玉は腐葉土や堆肥と混ぜてプランターの底側に入れる土にしようかなと何となく考えている。植え付けは1ヶ月以上先だから、あれこれ調べて考えるつもり。

wassho at 18:05│Comments(0)   *チューリップ以外 

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