2015年10月24日

与野公園で秋バラ

例年なら秋バラは11月になってから出かけている。1週間か2週間早いかなと思いつつ秋バラを見に行ったのは、早めに見に行きたかったからである。その理由は後で書く。

今回のバラ園は関東での名所のひとつである埼玉県の与野公園。今はさいたま市だが、その名の通り合併前の与野市にある。いわゆる平成の大合併で誕生したさいたま市は2001年に浦和市+大宮市+与野市でスタートし、2005年に岩槻市も編入されている。

話はそれるが、文章を書く時に平仮名の区切りがわかりづらいから、地名や建物や施設の名前に平仮名を使うのは避けるべきだと思っている。でもどんどん増える一方(/o\) 何となく昔から関西のほうが平仮名を使うのが好きなような気がする。


水色で塗られているルートの95%は首都高速。
mapのコピー

ところで与野公園に行くには首都高環状線→5号池袋線→埼玉大宮線という順序で走る。出かける前に地図で確認すると埼玉大宮線の浦和北という出入り口が最寄りで、その少し北側に与野公園があった。しかしグーグルマップのルート検索では1つ手前の5号池袋線の最終出入り口である浦和南で降りる指示になっている。バイクのナビも同じく浦和南を指定した。ナンデ? ちなみに浦和南、浦和北のどちらで降りても首都高の料金は同じである。それと埼玉大宮線というのは国道17号の上を走っている。公園からの帰りは国道17号を南下したが、浦和北という出入り口の標識は見なかった。それも不思議。


のんびり午後1時前に出発。首都高の5号池袋線に出るには都心の真ん中を回る都心環状線と、山手トンネルのある中央環状線の2つのルートがある。山手トンネルは内部が超高温になるライダー抹殺設計だから、まだこの季節でも渋滞時は避けたい。しかし出発前のチェックでどちらも渋滞表示はなし。でも天気がよかったので都心環状線を選ぶ。

それにしても都心環状線は昔からある名前だけれど、新しくできたのが中央環状線とは紛らわしいネーミングである。中央環状線より外側に首都高の環状線を新たに造ることはないのだから、外環状線という名前のほうが体を表してわかりやすいのに。東京外環状自動車道路という高速道路が別にあるから、それとバッティングがイヤなら首都高・外回り線でもいい。




首都高の渋滞はーーー本当にまったくなかった。ひょっとして昼間では初めての体験かも。浦和南を降りて国道17号は少し混んでいたものの、それでも45分ほどで与野公園に到着。

公園は道路で2つに分断されていて、こちら側はバラ園とは反対側。
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レンタサイクルの貸し出し施設があった。他の場所で乗り捨てできるのかどうかわからないが、こういうのがもっと増えて欲しいと思う。
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この道を挟んで、
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向こう側にバラ園。
無料駐車場にはバイク用のスペースは設けられていなかったので、自転車が並んでいる場所にバイクを駐める。
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バラ園の全景。南北に延びた敷地で手前が南になる。
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敷地は公園全体で5.1ヘクタール。バラ園は約1割の0.55ヘクタール=約1700坪。与野公園の開園は1877年(明治10年)だから、日本で公園というものが整備され始めた頃にできたもの。参考までに芝公園が明治6年、日比谷公園は明治36年である。バラ園の開設は1977年で、現在170種類、3000株のバラが植えられている。


公園の中央付近。これは東向きの写真。
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公園の北側。南側よりこちらのほうがよく咲いていた。
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バラにはすべて品種名が掲示されていて親切。
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「ベルサイユのばら」というのもあった。あまりキレイに咲いておらず、ボツにするレベルの写真だけれど、名前が面白かったのでとりあえず。
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まだ何も咲いていないバラのアーチ。
冒頭に書いた早めに見に行きたかった理由とは。
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花にしろ紅葉にしろ、そういう植物鑑賞は一番きれいな時に見に行きたいもの。暇のある日と天候と植物の状態の3つを睨みながら出かける日を決めるわけであるが、バイクであちこち見に行くことを重ねているうちに気がついたことがある。

植物の状態がいわゆる見頃になっているかどうかについては、今はネットで調べればだいたい見当がつく。その場所のホームページがたいていはあるし、そこを訪れた人の写真付きブログなどもよく参考にしている。ただし入園料を取るところでは、たくさん客を集めようと、見頃をかなり早い時期から打ち出している場合もあるので要注意。

それで例えば花なら、満開の花が一番多くなった時が見頃ということになる。しかしである。花は一斉にツボミが膨らんで同時期に咲くわけではない。早く咲く花もあれば遅く咲く花もある。その中で一番数多くが満開になっている時期が見頃と一般には呼ばれる。言い換えればその時期には、早く咲いて枯れてしまったり痛んでいる花もかなり混じることになる。

花を見に行った時、写真に撮るのはきれいな状態の花だけだから、ブログではそんな花ばかりのようにも思えてしまうが、実際にはかなり汚い花混じりで花を見ている。時にはそれでテンションが下がることもある。

それで今回はいつもより早く秋バラを見に来たというわけ。要は花数を重視するか花の状態を重視するか。しかし、ただきれいな花だけを見たければ花屋に行けばいいわけで、これは悩ましいところ。私はボリューム重視というか、きれいな花がたくさん咲いている密集感が好きなのでなおさら。

今回は今までよりきれいな状態でバラを見ることができたが、それでもどちらがいいかは何ともいえない。もう1週間後にしたほうが飽きるほど見たという満足度は大きかったかも知れない。逆に状態重視ならもう1週間前でもよかったかもしれない。でもすべてが公園南側程度の開花状態だったら寂しい。与野公園は無料だが、もしそうでなければ「金を払って損した」とガッカリするだろう。



(/_')/ソレハコッチニオイトイテ
アップであれこれ。
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ーーー続く。

wassho at 19:58│Comments(0)   *ツーリング | お花畑探訪

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