2015年10月29日

歯の役目は噛むだけにあらず

20年ほど前に歯に詰めたものがポロッと取れたので歯医者に行ったら、あなたの歯は歯石だらけだと叱られ、その歯石取り治療?とともにスクラッピング法というやり方での歯磨きに励んでいることは以前に書いた。その成果あって、今は歯医者によく磨けていると褒められている。

歯石取りに2回通い、3回目に取れた詰め物のところを埋め、また上の歯左側の虫歯を何本か治療した。4回目は上の歯右側を治療、そして先日の5回目で下の歯右側を治療してめでたく治療は終了した。下の歯左側はとりあえず大丈夫らしい。

ただし結局、何本治療したのかよくわからず。先生は治療しながら「次、行きますね」みたいなことは言ってくれるが何本目とは言わなかったし、麻酔が効いているから歯のどこを削っているかの感覚もない。また上の歯は鏡の前で口を開いた程度では奥の方までよく見えない。さっき領収書を確かめたら本数は書いていなかった。

治療費は全部で1万8000円ほど。5回で割ると平均3600円。相場を知らないので高いのか安いのかよくわからず。20年前に大学病院で治療を受けた時は、親知らずを抜く手術の時以外は500円玉でお釣りがあったような記憶もあるが定かではない。でも全部キレイになったのだからよしとしよう。別に歯が痛かったりシミるということもなかったのだが、早めに対処しておいて悪いことはないはず。


歯医者には小学校の時に何度か行き、その次は大学生の時だと思う。幸いにもあまり世話にならずにすんでいる。でもその頃は麻酔を掛けるということがなかったから、あの脳天を突き抜けるような痛みがトラウマになって、いまだに歯医者が怖い。

20年前の時は麻酔があったが、水平になっている親知らずの切開・粉砕・抜歯というのは別次元の恐怖。でも今回私が受けた程度の治療なら(たぶん、それほど深くは削っていないと思う)、麻酔が効いてほとんど痛みは感じない。3回目と4回目はまったくの無痛だった。5回目は2〜3回軽く脳天に来たが。

ただ麻酔を歯茎に打つ時はちょっと痛い。大学病院では麻酔を打つ前に麻酔を歯茎に塗って、注射の痛みを感じないようにしてくれたが、今回の歯医者でそんな処置はなかった。頼もうかと思ったが、1〜2秒の注射を3回ほどなのでガマンして耐えた。

とにかく歯医者が怖いと思って我慢している皆さん、とっとと治療に行きましょう!




さて本題。
上下左右の4本の親知らずを抜いた時、親知らずの隣にある下の奥歯も左右2本抜いた。親知らずが悪さをして隣の奥歯が虫歯になり、でも歯医者が怖くて歯がボロボロになるまで治療に行かないとそうなる。このパターンは割と多いらしい。

というわけで私は下の一番奥、左右の奥歯がない。
どこかで私が身元不明の死体で発見されたら誰か思い出してね(^^ゞ

下の一番奥の奥歯がないということは、上の一番奥の奥歯は噛み合わせる相手がいないということである。歯医者が言うには、こうなると上の奥歯はだんだんと下がってきて、やがて抜けるらしい。下の奥歯を抜いた時にそんな説明は受けていないんだけれど(涙)。

でも「まあ、役に立っていない上の奥歯だからいいや」と私が言うと、先生は「全然役に立っていないわけではない」と話し出した。

何の役に立っているかというと堤防の役目。

歯の一番の役目は食べ物を噛み砕くこと。噛み砕かれて細かくなった食物は舌の上を通ってのどに入る。そして舌の上というのは歯で囲まれたエリアの内側である。歯が抜けていると砕かれた食物がそこから外側に漏れる。今までそんな発想をしたことはなかったが、言われてみれば納得する話。

実は私は下側の奥歯から3本ほどの歯の外側部分によく食べ物が挟まったりひっついたりする。だから食後は爪楊枝が欠かせない。そういえば昔はそんなことはなかった。そうなるようになったのが親知らず&奥歯を抜いた時からかどうかは、今となっては思い出せないのだが、たぶん堤防が左右1本ずつ欠けたからなんだろう。


ところで歯磨きのことは褒めてくれるのに、来々月あたりにまた歯石を取りに来いと言われた。それくらいがベストタイミングとのこと。最初に歯石を取った時期から計算すると年に3回ということになる。どうやらリピート顧客にするつもりらしい。

wassho at 09:06│Comments(0) ノンジャンル 

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