2015年11月03日

プランターの深さが足りない

チューリップの球根を植える時、どの程度の深さに植えるべきなのか。

ネットで調べてみると、土で球根が隠れる程度でいいとか、3センチや5センチとか、球根2つ分あるいは3つ分の深さなど、専門家の言うことも結構まちまちである。浅く植えても咲くのだろうけれど、ある程度の深さは必要だと私は考えている。浅く植えると茎がグラグラして倒れやすいと思うのがその理由。

とはいえプランターに植えるには、そのサイズの制約を受ける。茎だけじゃなくて根が張るスペースも考えなくてはならない。シーズンが終わって球根を掘り起こしてみると、それほど根は伸びていないものの、それでもプランターのほとんど底に植えるのはリスクが高い気がする。

ーーーというようなことは今までも考えてはいた。しかし実際にはプランターの半分程度まで土を入れ、その上に球根を並べて土をかけるやり方を何となく習慣的に続けてきた。

それで、それってどのくらいの深さなんだろうと思って調べてみた。プランターは幅65センチの、いわゆる65型と呼ばれる一般的なタイプ。

割り箸の黒い線がプランターの深さ、ピンクの線がその中間である。
DSC07202


右側の割り箸に黒い線が2本あるのは、スノコなしのプランターは場所によって深さが違うから。でもそんなに差はなかったし、どうせ鉢底石は平らに入れるから(と、後から気づき)中間線は短いほうに合わせてある。というわけでスノコがあろうとなかろうとプランターの深さはほぼ同じ。
DSC07205

DSC07204


鉢底石と球根を並べてのシミュレーションでは、左側の球根は特大球で、右側は普通の大きさの球根を置いてある。スノコやネットのようになっているプランターでは鉢底石は不要との考えもあるみたいだが、まったく入れないのもちょっと不安なので薄く入れるのを前提にしてある。


改めて測ってみると、ベランダにあるプランターはかなり浅いとわかる。プランターにすり切れ一杯に土を入れても、せいぜい球根1.5個分程度の深さ。すり切れ一杯に土を入れると水やりの時に土がこぼれるから、少し少なめに入れるのが園芸のセオリー。でも私は深さ重視で土が少々こぼれてもいいからと目一杯入れているが、それでも球根1.5個分にしかならない。セオリー通りなら1個以下になってしまう。ついでに深さは球根のトータルサイズではなく高さで考えなければいけないことも、考えてみれば当たり前とはいえ改めて理解できた。(特大級も普通球も高さはあまり変わらない)


深さを稼ぐには

1)
薄い板のようなものを土に差し込んで壁にしてプランターの高さを稼ぐ。
   ↓
それに適した板は持っていないし、
ボール紙では何回か水やりをしたらボロボロになりそうな気がする。


2)
板は使わず、土だけで畝(うね)にして土をかさ上げする。
   ↓
割とサラッとした土を使っているから、たぶんほとんど盛れないと思う。センター部分だけなら多少は盛れる気もするが、密集してプランターの端のほうまで球根を植えるので、その案も却下。



というわけで深く植えるには、より大きなプランターに植えるしか方法がない。しかし今さらプランター8つを買い換えるのも気が進まない。結論として従来通りプランターの半分まで土を入れ、その上に球根を置いて土を被せる=球根1.5個分の深さに植えるやり方を踏襲することにした。昨シーズンは惨憺たる結果だったけれど、それまではまあキレイに咲いていたんだしーーーそれが根拠というか、単なる問題の先送り(^^ゞ


予定では今週末あたりに植え付けるつもり。本日は鉢底石を敷いてプランターの深さの半分まで土を入れた。先日ふるい分けた大粒赤玉と残りの土に、新しく買った堆肥と腐葉土を加えてパワーアップ。成長に必要な養分を蓄えている球根に、そんな土作りをして意味があるかどうかは疑問であるものの、なんといってもマゼマゼは趣味だから。それと昨シーズンのようになってはイヤなので、他にも土にちょっと工夫をしてみた。それはまた次回に。

wassho at 21:16│Comments(0)   *チューリップ 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔