2015年11月07日

苦土石灰(くどせっかい)

バイクに乗りたい気持ちもあったが、いつ降り出してもおかしくないような厚い雲だったので、予定通りチューリップの植え付け。

前回のエントリーで書いた土へのちょっとした工夫というのはpH(ペーハー)調整のこと。いわゆる酸性かアルカリ性かの話。

まだブログには書いていないが、4月にテレビを買い換えてから録画が簡単にできるようになり、それで今はやたらEテレ(NHKの教育テレビのこと)を観ている。その中には園芸番組もいくつかある。それで家庭菜園向けの番組でよく聞くのが「日本は雨が多くて土が酸性になりやすいので、苦土石灰(くどせっかい)を撒いて中和しましょう」というフレーズ。ほぼ毎回そのフレーズが出てくるので、何となく気になっていた。

ベランダで使っている土も酸性になっているのか? 雨が多いとなぜ酸性になるのかは知らないが、ベランダだから雨はあまり掛からない。舐めてみてわかるものでもないし(^^ゞ
pH(ペーハー)を調べる試薬や装置もあるけれど、そこまでやるつもりもない。

そんなことを思っていると、チューリップはアルカリ性を好む植物だということを知った。だったらということで、その苦土石灰というのを入れてみることにした。ベランダで雨は掛からないにしても、長年水やりを続けてきた土だから、水が何か作用するなら酸性になっているかも知れない。


苦土石灰 
苦土石灰

1kg入りで318円。中身はグレーの細かな粒。苦土は酸化マグネシウムで石灰は炭酸カルシウム。両者を混ぜて焼き固めてつくるらしい。


さて問題は苦土石灰をどれくらい混ぜるか。
pHは0から14までで表され中性が7。7未満が酸性で7より大きければアルカリ性である。ほとんどの植物はpHが6〜7の弱酸性を好むが、チューリップは6〜8と書いてあるところを見つけた。なんだ、酸性でもアルカリ性でもどっちでもいいのかと思ったが、pH値の記載がなくてもチューリップはアルカリ性を好むと書いてあるところは多かったのでpH8位を目指すこと。

苦土石灰のパッケージには1リッターの土のpHを1つ上げる(アルカリ寄りにする)のに必要な量は1〜1.5gと書いてある。ウ〜ン、やっぱり土の元のpHがわからないと苦土石灰をどれだけ混ぜていいのかわからない(^^ゞ

安全策を採ってとりあえずpHを1つ上げようと、キッチンスケールで苦土石灰の分量を測る。ふるい分けした土はゴミ用ビニール袋にいれてあって(容量はふるい分けした時のバケツ分量で推定)、そこに苦土石灰を入れて袋を振って混ぜる。しかしパッケージの説明通りに測った苦土石灰はとても少なく「こんな程度で効くのか?」と疑問になり、結局2倍くらいの量をいれてしまった。


以上はふるい分けした以前から使っていた土の話。それとは別にパワーアップのために腐葉土と堆肥も新しく買ってある。調べてみると腐葉土というのはアルカリ性らしいので苦土石灰投入はなし。そして堆肥は袋にpH6.7に調整済みと書かれていた。これなら苦土石灰を何グラム投入すればいいのか計算できる。でもやっぱり物足りなくて多少余分に入れてしまったが。


苦土石灰というのは土に混ぜて1週間くらい寝かせるものらしい。Eテレの園芸番組でもそういっているが、いつもそういうだけですぐ植え付けの場面になるのが不思議。今回は1ヶ月ほど経っているので充分なはず。ーーーと考えていたが、ちょっと心配なことが。本日にもう球根は植え付けてしまったので後の祭りだが。

wassho at 23:27│Comments(0)   *チューリップ 

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