2015年12月23日
ベイヤーダイナミック T90 その4
ヘッドホンの話でこんなに長く続くとは思っていなかった(^^ゞ
さて、できたら安く済ませたいと願って聴いてみた下位機種の印象は
シュア SRH1440
これはかなり好印象。基本的には上位機種のSRH1840と同じ音の傾向。バランスよし音の広がりよし。違いは音のきめ細かさ。SRH1840がシルクの肌触りだとすれば、こちらはコットン。もちろんコットンでも頬ずりしたくなるような高級コットンではある。その場で聴き較べればSRH1840を気に入ってしまうが、買ってきて自宅でずっとこれだけを聴いていれば不満は出ないと思う。それはゼンハイザーのHD650に対しても同じこと。つまりコストパフォーマンスが高いわけで、もしベイヤーT90が今回の試聴機種に入っていなければ、ゼンハイザーよりもさらに1万円安いこのSRH1440を選んでいたと思う。
残念なのはデザイン的にプラスティック部分の占める割合が大きくて、安っぽく見えること。値段が上位機種に較べれば安いとはいえ37,560円もするのだから、もう少しがんばって欲しかった。
ゼンハイザー HD598
これはデザインというか色彩的に受け付けなかった。プリンというあだ名が付いているらしい。こんな色だということはもちろん事前にわかっていて「ヘンなの」と思ったものの、実物はまた違う印象かと期待していたが、やっぱり実物も写真と同じだった(^^ゞ
ゼンハイザーのラインナップの中で、なぜかこの機種だけがプリン色。明るい色を使うのはいいアイデアだと思うけれど、これは単に色を変えただけでデザインとして成り立っていないように思う。どんな分野でもデザインは大事だが、オーディオではデザインが気に入らないと音もいいものに聞こえないもの。というわけでこのヘッドホンがどんな音だったかは、もう忘れてしまった。
ベイヤーダイナミクスの下位機種
ベイヤーダイナミクスはモデル数の多いメーカーで、かつラインナップが単純なヒエラルキーで構成されていない。どれがT90の次の下位機種かよくわからず。とりあえずお店にあった開放型と書かれているベイヤーの機種は一通り聴いてみた。結論からいうとそれらはT90の高音とは違う系統の高音だった。つまり普通の高音。前回のエントリーに書いたようにT90を選んだのはひとえにあの独特の高音の鳴り方だったわけだから、それがグレードダウンしていたとしても備わっていないとわかった時点で興味消失。普通の音がするヘッドホンとして評価できるほど時間を掛けては聴かなかった。
T90の高音は試聴した中では唯一無二だったので、機種選定はほとんど悩むことなくあっさりと決まった。さてここからが問題。前回のエントリーで書いたようにeイヤホンはいいお店なのだが値段が割高。T90の価格は
eイヤホン 50,840円
価格コムでの最安値店 43,848円
その差6992円。率にするとeイヤホンは16%高いことになる。ポイントは付いても1%だし、この店でポイントを溜めてもあまり使い道がない。店内には「他店より1円でも高い商品がありましたらーーー」という張り紙もなかった。以前にDACを買った時はここが最安値だったから何でもかんでも高いわけじゃないみたいだが、とりあえずT90は安くはなかった。その場で買って持ち帰りたい気持ちはあったが、結局6992円を節約しようという結論になる。
価格コムで最安値近辺を提示しているのは並行輸入品を扱うお店。別に並行輸入品でも中身は同じだから気にはしないが、何かお店に関するトラブルでもあればやっかいだから、それを調べてから注文しようと思いながらオフィスに戻る。
しかし地下鉄に乗っているうちに一刻でも早くT90を手に入れたいという気持ちがフツフツと。それでオフィスには戻らずビックカメラに直行。あまり買い物に便利なところにオフィスがあるのも考えものである。
ビックカメラに行ってみると売り場にT90はなかった。ガッカリしたような無駄遣いをしなくて安心したような複雑な心境。ところがよく探すと、なぜか50万円以上する高級ヘッドホンが入っている鍵付きショーケースの中にT90が陳列されていた。値札は5万8000円くらいだったかな。最近のビックカメラは「価格コムで安い店はこれくらい」とiPhoneでウエッブ画面を見せると、あっさり交渉に応じるようになっている。もちろん現金値引きではなく10%のポイント付与を含めた価格であるが。
通りかかった店員にショーケースを指さして「このヘッドホンを見たい」と声を掛けると「オーディオ担当を呼んで参ります」とどこかに行ってしまった。指さしたのは50万円の商品じゃないんだけれど(^^ゞ 幸か不幸か在庫はあり価格は4万8720円、10%のポイントを加味すると4万3843円相当ということになった。価格コムの最安値店より5円高いだけ。eイヤホンもこれくらいの値段だとよかったのだが。ちなみにやって来たオーディオ担当はかなり優秀で、私のイヤホンを見て型番まで正確に言い当てたのにはびっくりした。今の90EXと先日断線した60EXは見た目にほとんど差がなくオーナーである私でも見分けられないのに。
何はともあれ、自腹で自分向けクリスマスプレゼントをゲット。
ーーーもう1回くらい続く。
さて、できたら安く済ませたいと願って聴いてみた下位機種の印象は
シュア SRH1440
これはかなり好印象。基本的には上位機種のSRH1840と同じ音の傾向。バランスよし音の広がりよし。違いは音のきめ細かさ。SRH1840がシルクの肌触りだとすれば、こちらはコットン。もちろんコットンでも頬ずりしたくなるような高級コットンではある。その場で聴き較べればSRH1840を気に入ってしまうが、買ってきて自宅でずっとこれだけを聴いていれば不満は出ないと思う。それはゼンハイザーのHD650に対しても同じこと。つまりコストパフォーマンスが高いわけで、もしベイヤーT90が今回の試聴機種に入っていなければ、ゼンハイザーよりもさらに1万円安いこのSRH1440を選んでいたと思う。
残念なのはデザイン的にプラスティック部分の占める割合が大きくて、安っぽく見えること。値段が上位機種に較べれば安いとはいえ37,560円もするのだから、もう少しがんばって欲しかった。
ゼンハイザー HD598
これはデザインというか色彩的に受け付けなかった。プリンというあだ名が付いているらしい。こんな色だということはもちろん事前にわかっていて「ヘンなの」と思ったものの、実物はまた違う印象かと期待していたが、やっぱり実物も写真と同じだった(^^ゞ
ゼンハイザーのラインナップの中で、なぜかこの機種だけがプリン色。明るい色を使うのはいいアイデアだと思うけれど、これは単に色を変えただけでデザインとして成り立っていないように思う。どんな分野でもデザインは大事だが、オーディオではデザインが気に入らないと音もいいものに聞こえないもの。というわけでこのヘッドホンがどんな音だったかは、もう忘れてしまった。
ベイヤーダイナミクスの下位機種
ベイヤーダイナミクスはモデル数の多いメーカーで、かつラインナップが単純なヒエラルキーで構成されていない。どれがT90の次の下位機種かよくわからず。とりあえずお店にあった開放型と書かれているベイヤーの機種は一通り聴いてみた。結論からいうとそれらはT90の高音とは違う系統の高音だった。つまり普通の高音。前回のエントリーに書いたようにT90を選んだのはひとえにあの独特の高音の鳴り方だったわけだから、それがグレードダウンしていたとしても備わっていないとわかった時点で興味消失。普通の音がするヘッドホンとして評価できるほど時間を掛けては聴かなかった。
T90の高音は試聴した中では唯一無二だったので、機種選定はほとんど悩むことなくあっさりと決まった。さてここからが問題。前回のエントリーで書いたようにeイヤホンはいいお店なのだが値段が割高。T90の価格は
eイヤホン 50,840円
価格コムでの最安値店 43,848円
その差6992円。率にするとeイヤホンは16%高いことになる。ポイントは付いても1%だし、この店でポイントを溜めてもあまり使い道がない。店内には「他店より1円でも高い商品がありましたらーーー」という張り紙もなかった。以前にDACを買った時はここが最安値だったから何でもかんでも高いわけじゃないみたいだが、とりあえずT90は安くはなかった。その場で買って持ち帰りたい気持ちはあったが、結局6992円を節約しようという結論になる。
価格コムで最安値近辺を提示しているのは並行輸入品を扱うお店。別に並行輸入品でも中身は同じだから気にはしないが、何かお店に関するトラブルでもあればやっかいだから、それを調べてから注文しようと思いながらオフィスに戻る。
しかし地下鉄に乗っているうちに一刻でも早くT90を手に入れたいという気持ちがフツフツと。それでオフィスには戻らずビックカメラに直行。あまり買い物に便利なところにオフィスがあるのも考えものである。
ビックカメラに行ってみると売り場にT90はなかった。ガッカリしたような無駄遣いをしなくて安心したような複雑な心境。ところがよく探すと、なぜか50万円以上する高級ヘッドホンが入っている鍵付きショーケースの中にT90が陳列されていた。値札は5万8000円くらいだったかな。最近のビックカメラは「価格コムで安い店はこれくらい」とiPhoneでウエッブ画面を見せると、あっさり交渉に応じるようになっている。もちろん現金値引きではなく10%のポイント付与を含めた価格であるが。
通りかかった店員にショーケースを指さして「このヘッドホンを見たい」と声を掛けると「オーディオ担当を呼んで参ります」とどこかに行ってしまった。指さしたのは50万円の商品じゃないんだけれど(^^ゞ 幸か不幸か在庫はあり価格は4万8720円、10%のポイントを加味すると4万3843円相当ということになった。価格コムの最安値店より5円高いだけ。eイヤホンもこれくらいの値段だとよかったのだが。ちなみにやって来たオーディオ担当はかなり優秀で、私のイヤホンを見て型番まで正確に言い当てたのにはびっくりした。今の90EXと先日断線した60EXは見た目にほとんど差がなくオーナーである私でも見分けられないのに。
何はともあれ、自腹で自分向けクリスマスプレゼントをゲット。
ーーーもう1回くらい続く。
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