2016年01月09日

a は不要らしい

A HAPPY NEW YEARという表現を習ったか知ったのは中学生の頃だったと思う。数えられる名詞が単数の時に a という不定冠詞をつける文法は既に知っていたが、明けましておめでとうという挨拶に a をつけることには強烈な違和感があったのを覚えている。

でもこのA HAPPY NEW YEARのAは「明けましておめでとう」と声に出して挨拶したり年賀状に書く分には不要らしい。というか、そういう場合にAをつけるのは英語を母国語とする人にとっては違和感がある日本風な英語とのこと。


復習しておくと、日本語と違って英語は数えられる名詞か、数えられない名詞かの区分が厳格で、数えられる可算名詞で単数の場合は例えば、

   a book  どの本か特定しない1冊の本
   the book その本と特定した1冊の本

と定冠詞(the)や不定冠詞(a)で、その本の属性を表現する。もちろんmy bookとかthis bookなど冠詞を使わないこともあるが、その説明は省略。

A HAPPY NEW YEARの a はyearにかかっている。yearは1年〜2年と数えられるので a がつく。丸覚えしていて、そんなこと考えたことがない人のほうが多いんじゃないかな。


なぜか英語での仕事が多くなってしまったが、私の英語は相当メチャクチャで「英語ができるのですか?」と尋ねられたら「英語に似たような言葉ができます」と答えるようにしている(^^ゞ 5年くらい前に英文科の女子大生がバイトでいた時、大事なメールを出す前に英語の添削をしてもらっていて、よく a や the が抜けていると指摘された。ある時「そんなものなくても意味は通じるから、もっと大事なところで間違えていないか確認してちょうだい」というと、彼女に「a や the がないと読んでいて気持ちが悪いんです」と言われた。英語ができる人の感覚とはそんなものかと知り、それからは気をつけるようにしている。

しかし冠詞というのはかなり難しいのである。英語教育では俗に「前置詞3年、冠詞8年」といわれるくらい。前置詞より難しいのだからマスターは絶望的。例えば使い方によっては a 50%〜とパーセントの数字にも a をつけるのだから意味ワカラン(/o\)



A HAPPY NEW YEARの a に話を戻すと、Merry Christmasに a をつけないのと同じ理由。これは

  I wish you a merry Christmas  という文章が
  Merry Christmas  に短縮されたもの。

A Merry Christmasという表現は聞いたことがないはず。Merry Christmasという掛け声的な挨拶言葉の場合には a が省略されるというルールに英語はなっているらしい。それと同じように

  I wish you a happy new year
  Happy new year

になるという理屈。日本語で言うなら「新年のお慶びを申し上げます」なら a が必要だが「明けましておめでとう」ならいらないというような感覚。

ついでに書くと wish は願うとか祈るとか、そうなって欲しいという意味。merry は楽しい。最大の疑問は a をつけるクリスマスは「数えられるのか」ということだが、実は数えられない不可算名詞。しかし形容詞を伴う場合は a が必要となる。やっぱり前置詞3年、冠詞8年は本当である。


今年に来た年賀状を調べてみると英文が書いてあったうち、a happy new yearが2割で a のないhappy new yearが8割だった。年賀状に書く場合は挨拶というよりデザインだろうが、それでも昔はhappy new yearとすると、a が必要といわれた気がする。知らないうちに日本の英語レベルも向上していたか。でもある企業の2つの事業部から年賀状をもらったけれど、1つは a happy new year で1つは happy new year だったから、まあ適当なものである。ちなみにその企業は外資系なのが笑える。

もう今年が9日も過ぎてしまった。あ〜あ

wassho at 20:10│Comments(0) ノンジャンル 

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