2016年02月11日

松田 寄のロウバイ園

実はこのツーリングは先週の土曜日に行くつもりだった。しかし当日は午前9時頃で気温6度。昼前には多少暖かくなることはわかっていたものの、何となく気持ちが折れて朝から一杯してしまいーーー。

本日の気温も同じようなものだが、グズグズしているとロウバイのシーズンが終わってしまうので気合いを入れて見に行くことに。暖かくなるのを待って正午過ぎに出発。気温10度。日差しがあるのでバイクウエアの防寒力に助けられてまったく寒さは感じず。でもやっぱり身体は冷えるわけで、冬のツーリングはオシッコ休憩が多くなる。

ロウバイ園があるのは神奈川県・足柄上郡にある松田町。東名の大井松田インターは足柄上郡の大井町と松田町にまたがっているから、そういう名前になっている。ちなみに足柄下郡が箱根や真鶴など。
地図

大井松田インターで降りて国道246号を少し東京方向に戻り「やどりき」と読む「寄」の交差点を左折すると県道710号の一本道。交差点からロウバイ園まで6キロほどで、この道がかなりクネクネしていてビックリした。

ロウバイ園入口まで直接バイクやクルマではいけず、少し離れた「寄みやま運動広場」というところが駐車場になっている。2時頃に到着。

駐車場の前の道路。
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運動広場には駐車場があるが、ロウバイのシーズンは見物客が多いので、運動広場そのものが臨時駐車場になっている。料金は無料。
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駐車場からロウバイ園までは無料の送迎車(客が8人ほど乗れるワゴン車)を利用するか徒歩で向かう。案内では徒歩8分と書いてあった。ただし山を登っていくことになる。送迎車は人数が集まりしだい発車するシステム。ちょうど私が駐車場から出た時に発車してしまったので、運動不足解消をかねて歩くことにした。


こんな集落の間を登っていく。道案内看板はたくさん出ているので迷うことはない。
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畑に白菜が植えられている。
これは普通の白菜だが、
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隣の畑の白菜は真っ白で、葉が開かないようにヒモで結ばれていた。収穫適例時期を超えた白菜を、こうやって畑で保存しているのかな?
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こんなところでお茶を栽培しているとは知らなかった。
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ロウバイ園到着。8分はかかっていない気がする。勾配は多少息が切れた程度。駐車場に戻る送迎車とはすれ違ったが、私がロウバイ園に着くまでに新たに登ってこなかったから、結果的に歩いたほうが早かったことになる。
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10年ほど前に250本を植えたのから始まって、現在1500本を超えているとのこと。
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入口にローカルな感じの売店があって、
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それを抜けるとロウバイ園もまた山の斜面に造られている。駐車場に着いた時、気温は11度くらいだったが日差しもあって暖かかったので、バイクのジャケットは脱いできた。それは正解で、真冬用装備のジャケットを着て園内を歩き回ったら暑くてのぼせたかもしれない。
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ロウバイは黄色い花なので、
見る角度によっては、山肌の土色と同化してしまいパッとしない。
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こんなショボイ光景を見るために寒い中をバイクに乗ってきたのかと思われるかもしれない。ちなみに麓に見える空き地がバイクを駐めた「寄みやま運動広場」。
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お茶畑と対比してもせいぜいこの程度。
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しか〜し!
青空を背景として見上げれば、とてもとても美しいのだ。
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どんな花でも曇り空より青空の下で見たほうがキレイが、ロウバイの場合は青空が必須。それを知っていてロウバイは晴れの多い冬に咲くのかな(^^ゞ



ロウバイの名前は、花びらがロウ細工のようなツヤがあるからという説もある。漢字では蝋梅。梅という名前が付いていて梅園にも植えられることが多いが、梅とはまったく関係ない。品種的にはクスノキの仲間。
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黄色だらけを堪能。
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このミノムシみたいなのはロウバイの実らしい。あまりに枯れた感じなので不思議に思い調べてみると、どうも昨シーズンにできた実が落ちずに木に残っているようだ。
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ロウバイは甘くいい香りがする。バラなんかは少し風が吹いていると花に鼻を突っ込まないと香りを感じられないが、ロウバイは香りが強いので、たいていの場合は漂う香りを楽しめる。



ロウバイ園の一画に桜が。
このあたりは早咲き桜でも有名だが、さすがにまだ早い。
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これも桜かなあ?
迫力ある立ち姿だったので撮影。
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梅も2本ほど植えられていた。
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ロウバイとのツーショットを狙うも、いいアングルを見つけられず。
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これはちょっと幻想的に撮れたと自画自賛。
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みかんもありました。
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青空に映える黄色の花と、甘い香り1500本分を堪能。園内は狭くもなく広すぎもせずちょうどいい感じ。入園料は300円で、これほど価値ある300円はそうそうない。ただし休憩するベンチとかはちょっと少ないかな。入口の少し先にしかベンチがなく、私は園内を1周した後、またそこまでいってポットで持参した珈琲を飲んだ。


タイミングよく送迎車が来たので下りはそれに乗る。駐車場を出たのは午後3時半頃。まだ暖かかったので、近くにある菜の花畑を見に行くことにする。そこは少しややこしいところにあって、県道708号線と平行して走る地道を通らなければならない。一応道順は調べてあり、それらしい道に入ったのだがしばらく進むと708号線に出てしまった(/o\)

ナビやグーグルマップで調べ直すのも面倒になり、今日は黄色い花はたくさん見たから、菜の花を見なくてもいいやという気になって、そのまま708号から246号、そして秦野中井インターから東名に乗って帰ってきた。

午後5時半に帰宅で走行160キロ。ロウバイは梅や桜のように名所は多くないが、小規模なら意外とあちこちに植えられているので、機会があれば訪れることをお勧めする。それで、その甘い香りを一度嗅ぐと、毎年この季節になったらパブロフの犬のように条件反射で見に行きたくなるよ(^^ゞ
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wassho at 23:31│Comments(0)   *ツーリング | お花畑探訪

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