2016年08月01日
日比谷公園〜国立新美術館
大輪と変化朝顔を見終わった後は、
日比谷公園をブラブラ。
2〜3回来たことがあるが、じっくり散歩するのは初めて。
このあたりは江戸城の隣で大名屋敷が多くあったエリアで、明治になって軍隊の練兵場となる。その後、西側に隣接するの霞ヶ関は官庁街として都市開発されたものの、日比谷は地盤がよくなかったので公園になったらしい。(今は日比谷も高層ビルが建ち並んでいるが、明治の頃とは土木・建築の技術レベルが違う)
開園は1903年(明治36年)だから今年で114年目。日本で最初の西洋式公園であり、東京のど真ん中にあって日本の近代化を見守ってきた公園でもある。
百年の貫禄のある木?
真上を見上げると、山の中にいるように錯覚する。
日比谷公園では広場のことを花壇と呼ぶみたい。
第1花壇の芝生広場。昨日エントリーとは逆側の北方向を眺めた写真。
花はところどころに植えられている程度。
第1花壇と第2花壇の途中にある音楽堂。
こちらは小型で、有名な日比谷の野音(野外音楽堂)はこれとは別にある。
第2花壇の手前にある噴水。
奥に見えるレンガ造りが日比谷公会堂。
第2花壇では広場の片側にたくさんの花が咲いていてキレイだった。花が植えられているのは細長く伸びたスペースなので、広い範囲を収めるためにカメラを斜めにして対角線上に撮影。
ちなみに第1・第2花壇とも芝生には入れないのが残念。この花壇(広場のこと)に関東大震災の時には被災者のための仮設住宅が建てられ、戦争中はイモ畑になったらしい。
現在位置は日比谷門。
この地図は右が北(皇居方向)になっている。
日比谷門には有名な日比谷花壇がある。この花壇はお店の名前。
門を出ると帝国ホテル。
また公園内に戻り日比谷公会堂の前までやって来た。レトロでいい味を出しているのに、窓枠のアルミサッシが興醒め(/o\)
日比谷公会堂のオープンは1929年(昭和4年)。当時は東京で唯一のコンサートホールで収容人数は約2000人。今年の4月から大規模改修工事のために休館中。再開時期は未定とのことで、この日に見た限りではまだ何も手つかずの状態。
西の方に歩いて行く。
黄色いテントの見えるところが大きい方の野音。中まで入ることはできなかった。
その先にあるのがツルの噴水で有名な雲形池。
松の眺めよし。
東京はこんなに快晴なのに、本当に群馬北部の山沿いは雨が降っているのかとふと疑問に思う。自宅に帰ってから天気情報を確認すると、かなりの雨量の雨雲がその一帯に居座っていた。ツーリング中止は正解だったようだ。
雲形池のほとりにある藤棚。
鶴を正面に眺めてひと休み。
この鶴、戦争中は金属の接収を避けるために隠されていたらしい。
松本楼(ろう)。
公園と同じく1903年(明治36年)創業の超老舗レストラン。
初代の建物は1923年(大正12年)の関東大震災で焼失。2代目の建物も1971年(昭和46年)の沖縄返還協定反対デモで過激派の火炎瓶が当たって焼失。その2年後の1973年9月25日に3代目の建物で営業再開。2代目建物が焼けた後、全国からいろいろ励ましの便りをいただいたということで、毎年9月25日には「10円カレー」が振る舞われ、それがよく報道される。
たくさんの人が行列に並ぶニュースで見て、滅多に手が出せない超高級カレーに違いない思っていたのだが、実は普段は880円のメニューと知ってビックリしたことがある。松本楼は1階のグリルと3階のフレンチレストランに分かれていて、1階ならそれほど高い店じゃない。
暑いので喉が渇いたのに、日比谷公園にはなぜか自動販売機がない。こんなお店は何軒か見かけたが、まだ時間が早いのか営業していなかった(この時点で9時45分くらい)。夏の朝に日比谷公園に出かけるなら飲料水持参がお勧め。
古ぼけた雰囲気だったので白黒にしてみた(^^ゞ
ヒマワリが植えられた一画を発見。満開にはほど遠いものの、朝顔に続いてヒマワリと夏の2大風物詩の花を見られてラッキー。
入ってきた時と同じく有楽町門へ向かう。この石垣は日比谷見付の跡。見付(みつけ)というのは城の外郭に設けられた門のこと。江戸城には外堀・内堀合わせて36箇所の見付があったとされる。
地下鉄に乗って六本木へ。ちなみに六本木は日比谷から3駅目。
六本木駅から地上に上がると東京ミッドタウン。
国立新美術館ができてから、通りにこんな名前がついた。美術館までは5分くらいでも、六本木駅は巨大なので電車を降りて地上に出るまで10分くらいかかる。
国立新美術館到着。
隣は政策研究大学院大学。
国立大学なんだけれど、どんな大学なのかさっぱり不明。
国立新美術館の裏側の土地は低く、背景に何もないので建物の見栄えがする。私はガラスを多用した建築デザインが嫌いであるが、この美術館だけは例外的に好き。
入口のとんがり帽子の所を下から見上げてみる。
毎度おなじみの館内風景。
館内から外はこんな風に見える。
もう1つの展覧会もおもしろそうだが、本日はルノワール展だけを鑑賞。
感想はいずれまた。
見終わったのは正午前くらい。ご飯を食べた後、自宅に戻って昼風呂に入り、その後はノンビリ過ごす。こういう早朝活動型の休日もいいかも。というか、やっぱり灼熱の真夏は無理にツーリングをしないで、こんな風に過ごすべきかとも思ったり。
おしまい
日比谷公園をブラブラ。
2〜3回来たことがあるが、じっくり散歩するのは初めて。
このあたりは江戸城の隣で大名屋敷が多くあったエリアで、明治になって軍隊の練兵場となる。その後、西側に隣接するの霞ヶ関は官庁街として都市開発されたものの、日比谷は地盤がよくなかったので公園になったらしい。(今は日比谷も高層ビルが建ち並んでいるが、明治の頃とは土木・建築の技術レベルが違う)
開園は1903年(明治36年)だから今年で114年目。日本で最初の西洋式公園であり、東京のど真ん中にあって日本の近代化を見守ってきた公園でもある。
百年の貫禄のある木?
真上を見上げると、山の中にいるように錯覚する。
日比谷公園では広場のことを花壇と呼ぶみたい。
第1花壇の芝生広場。昨日エントリーとは逆側の北方向を眺めた写真。
花はところどころに植えられている程度。
第1花壇と第2花壇の途中にある音楽堂。
こちらは小型で、有名な日比谷の野音(野外音楽堂)はこれとは別にある。
第2花壇の手前にある噴水。
奥に見えるレンガ造りが日比谷公会堂。
第2花壇では広場の片側にたくさんの花が咲いていてキレイだった。花が植えられているのは細長く伸びたスペースなので、広い範囲を収めるためにカメラを斜めにして対角線上に撮影。
ちなみに第1・第2花壇とも芝生には入れないのが残念。この花壇(広場のこと)に関東大震災の時には被災者のための仮設住宅が建てられ、戦争中はイモ畑になったらしい。
現在位置は日比谷門。
この地図は右が北(皇居方向)になっている。
日比谷門には有名な日比谷花壇がある。この花壇はお店の名前。
門を出ると帝国ホテル。
また公園内に戻り日比谷公会堂の前までやって来た。レトロでいい味を出しているのに、窓枠のアルミサッシが興醒め(/o\)
日比谷公会堂のオープンは1929年(昭和4年)。当時は東京で唯一のコンサートホールで収容人数は約2000人。今年の4月から大規模改修工事のために休館中。再開時期は未定とのことで、この日に見た限りではまだ何も手つかずの状態。
西の方に歩いて行く。
黄色いテントの見えるところが大きい方の野音。中まで入ることはできなかった。
その先にあるのがツルの噴水で有名な雲形池。
松の眺めよし。
東京はこんなに快晴なのに、本当に群馬北部の山沿いは雨が降っているのかとふと疑問に思う。自宅に帰ってから天気情報を確認すると、かなりの雨量の雨雲がその一帯に居座っていた。ツーリング中止は正解だったようだ。
雲形池のほとりにある藤棚。
鶴を正面に眺めてひと休み。
この鶴、戦争中は金属の接収を避けるために隠されていたらしい。
松本楼(ろう)。
公園と同じく1903年(明治36年)創業の超老舗レストラン。
初代の建物は1923年(大正12年)の関東大震災で焼失。2代目の建物も1971年(昭和46年)の沖縄返還協定反対デモで過激派の火炎瓶が当たって焼失。その2年後の1973年9月25日に3代目の建物で営業再開。2代目建物が焼けた後、全国からいろいろ励ましの便りをいただいたということで、毎年9月25日には「10円カレー」が振る舞われ、それがよく報道される。
たくさんの人が行列に並ぶニュースで見て、滅多に手が出せない超高級カレーに違いない思っていたのだが、実は普段は880円のメニューと知ってビックリしたことがある。松本楼は1階のグリルと3階のフレンチレストランに分かれていて、1階ならそれほど高い店じゃない。
暑いので喉が渇いたのに、日比谷公園にはなぜか自動販売機がない。こんなお店は何軒か見かけたが、まだ時間が早いのか営業していなかった(この時点で9時45分くらい)。夏の朝に日比谷公園に出かけるなら飲料水持参がお勧め。
古ぼけた雰囲気だったので白黒にしてみた(^^ゞ
ヒマワリが植えられた一画を発見。満開にはほど遠いものの、朝顔に続いてヒマワリと夏の2大風物詩の花を見られてラッキー。
入ってきた時と同じく有楽町門へ向かう。この石垣は日比谷見付の跡。見付(みつけ)というのは城の外郭に設けられた門のこと。江戸城には外堀・内堀合わせて36箇所の見付があったとされる。
地下鉄に乗って六本木へ。ちなみに六本木は日比谷から3駅目。
六本木駅から地上に上がると東京ミッドタウン。
国立新美術館ができてから、通りにこんな名前がついた。美術館までは5分くらいでも、六本木駅は巨大なので電車を降りて地上に出るまで10分くらいかかる。
国立新美術館到着。
隣は政策研究大学院大学。
国立大学なんだけれど、どんな大学なのかさっぱり不明。
国立新美術館の裏側の土地は低く、背景に何もないので建物の見栄えがする。私はガラスを多用した建築デザインが嫌いであるが、この美術館だけは例外的に好き。
入口のとんがり帽子の所を下から見上げてみる。
毎度おなじみの館内風景。
館内から外はこんな風に見える。
もう1つの展覧会もおもしろそうだが、本日はルノワール展だけを鑑賞。
感想はいずれまた。
見終わったのは正午前くらい。ご飯を食べた後、自宅に戻って昼風呂に入り、その後はノンビリ過ごす。こういう早朝活動型の休日もいいかも。というか、やっぱり灼熱の真夏は無理にツーリングをしないで、こんな風に過ごすべきかとも思ったり。
おしまい